行雲流水の如くに

「気骨」が感じられる男たち

城山三郎の「賢人たちの世」という小説に3人の政治家が登場する。

前尾茂三郎、椎名悦三郎、灘尾弘吉の3人だ。

前尾茂三郎(1905~1981)

「気骨」がある男と言うのは、自分の信念を通そうとする。

カネとかポストでなびかないから、政界では稀有な人物だ。

 

前尾が宏池会の会長になった。次のようなエピソードがある。

政治資金を無心に来た陣笠議員に「金が沸く本」として貴重な蔵書を渡したところ、陣笠議員はその本に札束が入っているだろうと頁をめくるがいっこうに見つからない。前尾はその本の内容を理解すれば人格も磨かれ自然と政治資金が集まってくると説いたのだ。

広島選出の国会議員は「金が沸く本」をもらえば今のようなみじめなありさまはなかっただろう。

 

ハマナスーー石狩海岸にて

 

小選挙区制に代わってからどんどん政治家の人物が小さくなった。

中選挙区であれば5人くらいが当選するので、たとえ政党の公認が得られなくても無所属で立候補できた。

今のような選挙方法では懐の深い政治家は出てこないだろう。

前尾は選挙運動を途中で抜け出して、お寺へ行って本を読んでいたという。(京都2区)

国のために政治をやっていれば、地元はそれをわかってくれている、という相互信頼関係があったのだろう。

 

ゲラニウム(フウロソウ)とインパチエンス

風露草のほうが何となくこの花のイメージに合う。

最近はやたら英語表記(正しいのかもよくわからない)が増えた。

 

この辺はようやく薔薇の本格的シーズンに入った。

グルス アン アーヘン

作出者の住む町(ドイツ)の名を冠し、わが町アーヘンへようこそくらいの意味だろうか。

 


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コメント一覧

megii123
庭仕事に精を出されているとのこと、歓迎いたします。
植物は手をかければかけた分、答えてくれますから。
大都会の中心部で、庭木の実りを味わえるとはすばらしいことです。

こちらもそろそろ収穫時期に入ります。
ハスカップがもうすぐ、ジュンベリーが今月末くらいでしょうか、ほとんどジャムにします。
文科系
 この花も、全部いー。美術など視覚芸術にとんと弱くて、写真のことも分からないと自覚していますが、何か全てホッとします。画面一杯の緑との対比が、そうさせるのでしょうね。

 近年になく僕も庭仕事をしていますが、梅がかってないほどに山ほどなりました。僕が採って、連れ合いが梅酒にしていてくれてる真っ最中。三ヶ月後が楽しみです。また今年は葡萄(巨峰が一株だけ昔からあるのです)がどうも実りそうで、葡萄好きの5歳同居孫男児に青い実を見せています。ここ4~5年実が随分若い内に落ちてしまったのは、肥料などの世話が今まで不十分だったからと分かりました。梅も含めて、果実がいかに肥料食いかと、今年初めて知ったような馬鹿な話です。他に、ユズだとかキンカンも、ほとんど亡くなった母が残してくれたもの。こういうことの幸せがやっとわかり始めた今は、母が亡くなってもう17年です。でも一応これらを僕が連れ合いと守ってきたのですよね。こんな大都会の中心部に住んでいて・・・。いわゆる「中区」のすぐ隣区の境界線近くに住んでいます。この近隣はもう、集合賃貸住宅や切り売り戸建てばかりで、10坪の庭さえ無くなってしまいました。団塊世代以降の子どもらが随分貧しくなったのだなーと、こんなところからも分かります。

 ホッとする写真を、また見せてください。
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