新型コロナウイールスの感染が収まらない。
急遽、北海道、岡山、広島に「緊急事態宣言」が出された。
この辺のドタバタ騒ぎはもううんざりだ。
呆然自失の菅内閣、
自民党や公明党の与党からはお手並み拝見の冷たい目線。
1932年5月15日犬養毅首相が陸海軍の将兵に暗殺された。
「話せばわかる」と犬養は言ったが、「問答無用」と銃殺した。
犬養の後の政権は斎藤実になったが、軍部と妥協した政権であり政党政治は終焉を迎えた。
その後、軍部の暴走を政党が阻止できなかったわけで、日本は無謀な太平洋戦争に突入したのだ。
最近の日本の世情はきわめて険悪で、十分注意していなければとんでもない方向に行きそうだ。
いかに現政権が無能無策でも、民主主義の原点である政党政治を守り抜く覚悟が必要だ。
自民党に自浄能力はあるのか?このところの覇気のなさはどうしたことか?
政権交代可能な野党を育てることもこの国を健全に保つために必要なことであろう。
田中角栄は次のように述べる。
「戦争を知っている世代が政治の中枢にいるうちは心配ない。
平和について議論する必要もない。
だが、戦争を知らない世代が政治の中枢となったときはとても危ない。」
ワクチンが全国民に行き渡るまでは、国民が歯を食いしばって耐えるしかなかろう。