指導者が愚かであると、いかに国民が苦しむかという良い例が北朝鮮という国だ。
いかに軍事大国を犬の遠吠えのように吠えようが、足元の経済状態がガタガタで国民は困窮している。
古今東西軍事大国化を目指した国は、その軍事力のゆえに崩壊する。
北朝鮮の上層部にも疲弊感が漂う。
脱北した元駐クウェート大使代理の言が興味深い。
これが北朝鮮の本音だとしたら、こんな条件を米国が飲むわけがない。
「朝鮮半島の平和」を夢見ることは幻想であると断じざるを得ない。
韓国の文在寅大統領も「目が覚めた」のではなかろうか?
上のような考えが北朝鮮の本音だとしたら、安倍・菅政権が我が国の国民に甘い幻想を抱かせた罪は重い。
真実を語らず、いかにも自分たちが拉致問題を解決できるなどとやってる感。
政権の維持に使おうという姿勢は許せない。
「無条件で話し合おう」などという姿勢は、相手に甘く見られるだけだ。
日本が当面できることはない。
もしできることがあるとすれば、瀬取りの防止、サイバー攻撃の防止などだろうか。
北朝鮮が困窮のあまりに音をあげるまで辛抱強く待つしかなかろう。