行雲流水の如くに

言論の自由を誰が守るのかーーー雑誌「選択」の挑戦

巷にはただ売らんがための雑誌が満ち溢れている。
そんな中にあってジャーナリズムの精神「本当のことを伝える」に思いを定めて頑張っている雑誌がある。
三万人のための情報誌と銘打って購読者からの収入のみに頼って発行している「選択」だ。

「選択」は国民が知るべき客観的な情報を用意周到な取材により伝えてくれる。
しかしいまこの「選択」に安倍官邸が極めて陰湿な攻撃を仕掛けている。
編集人兼発行人と思われる湯浅次郎氏の発言が次だ、
「ここ数か月で弊社を名誉棄損で訴えてきたのは、先ず首相の実兄である安倍寛信氏。最初の抗議書が安倍晋三事務所名義で来ていますから、兄弟一体と見てよいでしょう。もう一件は北村滋内閣情報官。話題の小説(官邸ポリス)を想起させる諜報のボスで、首相の(目と耳)を担う人物です。同氏の代理人は芝・田中経営法律事務所の芝昭彦弁護士で、この人も北村氏と同じく警察庁の元官僚。同弁護士は、河井克行・自民党総裁外交特別補佐に関する記事にも、(訴えるぞ)と息巻いています。
要するに(歯向かうなら、訴訟ラッシュで潰してやる)という安倍首相周辺の態度が鮮明になったということ。自由な社会と国民の知る権利への重大な挑戦です。最強の権力を有する連中にしては、余裕も慎みもありません。当方は、何度踏まれようが粛々と抗戦するのみですが、それには(兵糧)が必要です。読者の皆様一人一人が納めてくださる購読料だけが我らの頼みの綱。荒野となったメディア界の片隅の立つ一本杉の背中を支えていただけるとありがたいです」

私も今までいろいろな雑誌に巡り合ってきたが、「選択」誌は極めてレベルが高い。
内容もさることながら評価したいのは「ジャーナリズムとしての志の高さ」だ。
世の中を疑い、権力を疑う姿勢を持って調査報道に力を入れている。

言論の自由を守るのは「本当のことを伝えようとするジャーナリズム」と「本当のことを知ろうとする我々一人一人」である。
権力者の走狗になっているジャーナリズムに明日はない。

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