衆議院の任期は10月21日だ。本来であればこの日までに解散をして総選挙を行うのが本筋だ。
しかし自民党内で、菅首相のあまりの人気の無さに怖気ついたのか、総裁選を先に行い、新総裁を決めたうえで、解散を10月21日に行うという案が浮上しているという。(この案によれば11月後半まで投開票を先送りできる)
出来なくもないが何とも美しくないやり方である。
野党要求の国会も開かずに権力維持を目的とした先送りは許せない。
自民党もいよいよ追い込まれているのだろう。
一方の野党だが、菅首相というカンバンと戦いたいというのが本音だ。
菅首相のこれだけの不人気ならばそう思うだろう。さらに安倍・菅政権の無能・無策政策の追及に事欠かない。
ならば、ここは仏心を出して下手に妥協せず10月21日までの解散総選挙で追い込むべき。
(自公政権を追いこむことが最大のコロナ対策と覚悟することだ)
誰がカンバンだろうが「野党共闘」を確実にすることが先決。
激水のはやくして石を漂わすに至るは、勢なり。 孫子
(安部・麻生)対(菅・二階)の暗闘が始まっているという。
菅おろしを陰で操るのは麻生太郎で、安倍晋三は菅首相から岸田文雄もしくは河野太郎に乗り換える可能性も出てきた。
一方の二階俊博は河井夫婦案件で安倍首相にピストルを突き付ける。何かネタを握っているのか?
菅義偉が総選挙を先行する体力が残っているかどうか、その重要なポイントが「横浜市長選」になる。
我々国民としては自民党内の権力争いにつきあうつもりはない。
早く解散総選挙をしてこの閉塞感を何とかしたいのだ。