コロナも収まって来たので久しぶりに会おうという話が多くなってきた。
5年ぶりの東京、とにかく人が多い。それだけ活力があるということか。
お茶の水に宿をとり、会合時間まで間があるので神田明神と湯島聖堂を訪ねる。
大手町や秋葉原で勤務したのでここはよく知っている場所で懐かしい。
湯島聖堂
近代教育発祥の地という割には閑散としている。
訪れる人は私だけ。
今回は、大学時代に運動部で共に過ごした仲間に会う。5年ぶりだ。
私を含めて6名が集まった。
昨日何を食べたかはすぐ忘れるが60年前の話はよく覚えている。
相あう 歯まばらに頭禿し後 十年の世味甜酸を語る 江戸 市河寛斎
久しぶりの再会は、歯が何本も抜け、頭もはげた後であった。
この十年の世の中の様子を、おもしろいこと、苦しいこと、あれこれ語り合う。
聖橋から神田川と御茶ノ水駅をながめる。赤い列車は丸ノ内線。