第2次岸田内閣の顔ぶれは、派閥均衡なのか岸田好みが出たのかよくわからない。
統一教会問題で脛に傷を持つ面々が続々出てくる。
国会の委員会でそれらの議員がおずおずと出てくるが、果たしてこの国会を乗り切れるだろうか?
まず第一にとんでもないのが杉田水脈総務政務官。
どうしてこのような人物を選んでしまったのか。
性暴力被害を訴えていた伊藤さんを描いた英BBCの中のインタビューで、
「彼女の場合は明らかに女としての落ち度があった。男性の前でそれだけ飲んで記憶をなくした」と発言。
「社会に出て女性として働いていれば嫌な人からも声をかけられる。それを断るのもスキル」
性暴力被害に、「女性はいくらでもウソをつけますから」とも発言。
何ともおそれいるオヤジ発言。
私のような年代でもこんな発言をしたらアウトだと思っている。
このまま放置するのであれば岸田政権は「差別を容認する内閣」ということになる。
第二は大串正樹消費者担当副大臣。
統一教会の友好団体と昨年10月に「政策協定」を結んでいたということを衆院厚生労働委員会の答弁で明らかにした。
自民党が公表した点検調査では大串氏の名前はない。
いったいどんな調査をしていたのか?
手抜き調査もほどほどにすべきだ。国民をなめている。
消費者庁は統一教会問題の霊感商法などに歯止めをどのようにかけるか話し合っている最中だ。
これでは任務を全う出来ないだろう。
第三が寺田稔総務大臣。
関係する政治団体が事務所賃料について虚偽の報告をしたとして、国会で追及されている。
さらには政治資金規正法違反で告発もされている。
所管する大臣がこの体たらくではどこまで持ちこたえられるか?
結局どこに問題があるかと言えば、「おごり」である。
おごれる人も久しからず、唯春の夜の夢の如し。たけき者も遂には滅びぬ、偏に風の前の塵に同じ。