マイナカードの不備が続々出てくる。
今回は公金受取口座に家族名義の口座を紐付けしたケースが13万件あるという。
河野大臣に言わせれば、「制度やシステムの問題ではなく、登録者本人の人為的ミス」と切って捨てた。
しかし上記のようなケースは当然あるだろうと読んで制度設計やシステムを構築すべきだろう。
さらに次のようにも述べる。
「日本だけがデジタル化に背を向けることはできない」
その通りだが、実情は何ともお寒い限りだ。
マイナカードを健康保険証に強制的に紐づけする法案も通ったからもはや有無を言わせずだ。
「悪法でも法は法」だから、やむを得ない。
しかしマイナカードを使うのは必要最小限にするつもりだ。
日本のIT産業は世界の先進国に比べてそんなに遅れているとは思えない。
日本のIT人材はおよそ122万人で、アメリカ、インド、中国に次いで第4位だ。
しかしどうしてこんなみっともない状況になったのだろう。
真実に向き合わない忖度社会の行きつく先がこれか?
ITに対するリテラシー(その時代を生きるために最低限必要とされる素養)が必要になった。
昔は読み・書き・算盤、いまはスマホ・パソコン・タブレット。