小渕恵三、森喜朗、野田佳彦と3人の首相経験者を並べると、なんとなく同じ雰囲気を感じる。
泥臭くてバンカラで大衆的だ。(3人とも早稲田出身)
岸田文雄は東大に入りたくて3浪までしたが、最後は早稲田に入ったという。
広島県の出身だが大部分東京暮らしで開成高校カラーが原点であろう。
学生というのは学ぶことが本分だが、必ずしも本だけ読んでいれば良いかというとそうでもない。
全国各地から集まった様々な人間と会えるということが、いかに人間性を豊かにしてくれるかということを今にして実感する。
その意味でここ数年のコロナ過で学ぶ学生たちは気の毒だ。
岸田文雄と総裁選を争った河野太郎は慶応だ。
中退してアメリカのジョージタウン大学で学んだという。
しかし祖父の河野一郎も父の河野洋平も早稲田で、その血脈のせいか太郎も時々早稲田流が顔を出す。
それは「反骨と度胸」だ。それは「正義感」でもある。
ただそれだけで人はついてこない。
「懐の深さと義理、人情、涙」が必要だ。
河野太郎に望まれるのはその辺だろう。
今の時期を「乱世」と位置付けるべきなのだが、自民党内の派閥の力学で「安心」と「安定」で岸田文雄が選ばれた。
しかし最初の発言から舌の根も乾かないうちにブレブレである。
今はコロナウイールスも落ち着いているがまた暴れ出したらどうするのだろう?
何とも落ち着かない年の瀬になりそうだ。
薔薇(キャラメルアンティーク)
バラを眺めていると何となく「孤高」のイメージがある。
宿根アスター
アスターはギリシア語で星を意味する。
こちらのイメージは団結だろうか。