行雲流水の如くに

「アベノミクスの失敗」を乗り越えるためには

どのように取りつくろっても「アベノミクス」は失敗であった。

最大の失敗は「国民生活」がいっこうに豊かにならなかったことだ。

確かに大企業や富裕層は恩恵を受けただろう。

しかし大部分の国民の生活は戦時中のような耐乏生活をすることに慣れきって明るい展望が開けないのだ。

 

拙ブログ9月8日「30年間賃金が伸びない国とは」においてこの問題点を指摘したが、立憲民主党の「アベノミクスの検証」報告においても同様の指摘がある。

「格差や貧困問題の解消につながらなかった」

枝野代表は次のように語る。

「アベノミクスはお金持ちを更に大金持ちに、強いものをさらに強くした。明らかに失敗だ」

 

自民党の新総裁を選ぶために茶番のような猿芝居が為されているが、誰がなっても安倍・麻生もしくは菅が裏で操る構造は変わらない。

既得権益を満喫する業界団体がバックに在れば、そして公明党(実態は創価学会だが)が下駄の役割をすれば選挙に勝てると考えている。

なぜかと言えば、国民の半分が投票に行かず、棄権をしている。

だからその半分の50%(結果国民の四分の一)の支持を得れば良いのだ。

 

ではどうすればよいか?

野党が一丸となって自民・公明の連合軍と戦い、与野党拮抗状態かもしくは政権交代まで持っていくことだ。

権不十年という言葉がある。花は10日の紅ならず、権は10年久しからず。10年も権力に在れば腐敗するのだ。


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コメント一覧

giroku0930
ご丁寧なご教示有難うございました。
些か枝野氏のフォr-不足であったと反省しております。
今後とも訪問を続けさせて頂きますので、宜しくお願い致します。
megii123
giroku0930さん
自民党政権下で拡大した所得格差に対し枝野代表が表明した三つの政策はどれも正しいと思います。
安部・菅政権が法人税を引き下げ消費税を上げたことが、将に強い者をさらに強くし、弱い者をさらにイジメた政策であることは明々白々です。

どの程度、枝野発言をフォローしておられるかわかりませんが、法人税増額や配当所得に対する増税はたびたび発言しています。

低所得者への給付はほぼ全額消費に回ります。こんなに消費拡大に寄与する政策はありません。
年間1億円以上の富裕層に増額(主に配当課税になると思いますが)をお願いすることは、必要です。

小泉政権以降の新自由主義は、実質的には株主資本主義ともいわれるもので、すでに日本の大企業の株主は30~40%が外資勢です。
この仕組みが株主に手厚く配当を出し、社員の給料を抑え込んできたわけです。
だから実質賃金が30年間も上がらない国になってしまったのです。

この仕組みを変えることが今の自民党で出来るでしょうか?
結局大企業と富裕層、そして外資勢に奉仕するだけではないでしょうか?
giroku0930
アベノミクスの検証は行いましたが、立民政権の経済政策は明かにされていません。
枝野氏が表明したのは
①消費税減免
➁中間層の所得税を一定期間免除
③定額給付金を永続制度化して消費拡大
だけです。選挙に不利になるために法人税増額や所得税累進強化には口を噤んでいます。果たして税収を減らして給付金を払い続けることができるのでしょうか。低所得者への給付は消費拡大には寄与できないと思うのですが。
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