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 き ち

娘 ゆみの成長記録です

ひとりで歩く

2013-03-14 10:15:10 | 想い

昨日は大雨に突風

横殴りの雨の中、慣れない5cmヒール履いて
履歴書を届けに行きました

『持参』と指示され行くには最低限の格好はいるよなぁと
軽く10年は経ってるジャケットとパンツを引っ張り出し
少しだけお化粧・・これも何年前に買った?ってやつで
ま、いっか。とぬりぬり。

行く時は突風のみ
マスク付けて下向いて

電車降りるとポツポツ降り出し
ラッキー、マスク外そう
届けてからの帰りは大つぶの雨
途中にあった郵便局でもう一つの申込先に履歴書を郵送

たぶんどっちもダメだろなーと思いながら
ピンと来るようで来ないんだもんなぁ
と、言うより『選ばれる』立場だ、ははははは


電車降りると更に激しく
やっぱ、雨女・・しかも降りた途端に大雨な私
家までの舗装されてる道は滝のように水の流れる箇所があり
ピシャッ
ピシャッと避けるように歩くのだけど
ここまでどしゃぶりだと意味無いなぁ
この道はこんなに水が溜るのかなんて思ったら

ああそうか、雨の日のこんな場所なんて知らない

この7年、いつもゆみと一緒だった
歩く靴は運動靴、ブーツなんて履けないから処分した
服もサッサと歩ける、ジャブジャブ洗えてパッと干せ、
アイロン無しのものばかり
お化粧なんてもちろんしない
いつでもゆみが触れる肌でいたかったもん
髪もゆみが引っ張って楽しんでる間は伸ばしてたけど
ヘムが生まれて時間がなくなって
バッサリ切って手間暇なしにした
ちょっと変な風にカットされても
「ま、どっか行くわけ無いし」と落ち込むのも軽かった

ゆみがいなくなって
ひとりで歩くことが多くなり

自由に動く手を取り戻し
時間の制約なく過ごしてる

焦って食べてた毎食のご飯も
余裕でゆっくり食べてる

最初は戸惑ってたこれらの事も
最近は引っかかることなく夕方を迎えるのが多くなった

あー、もうこんな時間って。


依存度が高い私は
就職探しもつい、ゆみが関わった場所を狙ってしまう
資格がないと無理なものばかりなので
やっぱなーとガックリ

ボランティアで行くのもアリかと思いつつも
そこは山がすぐそこの病院、
花粉が治まったらねと呑気な性格がここに出る


ゆみちゃん
お母さんはずいぶん慣れてきたよ
ひとりで歩いて自由にいる
昨日はちょっとキレイな格好してたから
百貨店の洋服売り場歩いてしまった
で、2万ちょっとも服を買い
ゆみ父にメールで報告したら
「おやまぁ!」と返事がきたよ
でも靴売り場で鏡見たら
いつの間にか大きくなってたお尻に驚愕し
頬のシミに愕然とした

うーん、お母さんの社会復帰はまだまだだ
ここでずっと働いたのにねー、
もう遠い場所になってしまったよ


そしてまた思った
ゆみって・・・いたっけ?って

あまりにも違う毎日だから
ごめん、時々そう思うんや

そしてたまらなく会いたくなるん

ゆみちゃん、お母さんは今が夢なのかな
夢だったらいいのに
目覚めたら隣にゆみがいてくれたらいいのに
そこにいてくれたらいいのに

































花が止まらない

2013-03-14 10:00:08 | 想い
木蓮の白に

桜の花

沈丁花の香りが漂うこの季節


花中毒になってます











クリスマスローズ


あと緑にも癒され

芽吹いた 豆苗

産直市に毎週通って
ホウレンソウ
ブロッコリー
水菜
きゅうり
アスパラガスに
しその葉
春キャベツ
レタス
レジかごを野菜で盛り盛りにして満足してる


なんか、買い物依存症っぽい
でもそうもしないと止まらない涙があふれてくる
たぶん緑でバランス取ってる
ゆみ父が何も言わないでくれてるうちは
取りあえずこれで頑張ってみよう























守られてたこと

2013-03-11 17:47:57 | 想い


先日、
ゆみと通った病院で
小児科病棟の看護師さんにばったり!
「最後、会えなかったからぁ!」と涙ぐんで話しかけてくれて
「私ね、」とひと息置いてからこう言ってもらった

「ゆみちゃんが入院って聞くと嬉しかったんですよ。
またお母さんに会えるって。
私、お母さんに会えるのも楽しみだったんです」

わぁっ・・・
こんな風になぐさめてもらう事もあるのかぁって


その後やっぱり泣きながら自転車乗って帰りました


ゆみとの病院での暮らしが走馬灯のように頭を巡り

息が苦しそうに身体を丸める姿に
つまらんと怒った顔
抱っこしろとねだる仕草に
私を呼ぶ甘えた声
はい、いくよーっ!と2人で撮った写真
起きろと催促して私をつつく
もう帰ろうと疲れた顔を向け
私が笑うとにぃーって笑ってくれた

ゆみ

ゆみ、
私達はどれだけ皆から守ってもらってたんだろうね
振り返るとそんな思い出ばかり
しょうもない私の人生を
ゆみはどれほど彩ってくれたんだろう


あー、戻りたい
あの日の朝に 戻りたい

せめて抱っこを焼きつけて
ゆみを行かせてあげたかった
そんなことすら
出来なかったお母さんで ごめん

ごめん






吐露

2012-12-28 16:01:26 | 想い

優望が居なくなった毎日はさみし過ぎてつまらない。
一日6回もあった注入やオムツ替え、
訪問してくれる看護師さん、
ヘルパーさん、
先生、
月一の受診、
空いた時間はずっと優望を抱っこして‥
こんなのが一気に無くなってしまって、あの時から時が止まってます。

今年が終わるのが嫌でね、あの日から遠ざかるのが嫌でね、優望が離れていくようで…


ほんとに、何でも出来る
だけどいつも、足りなくて
合間に入れる電話もいらない
帰りを待ってるゆみはいない

それがふいに襲ってきて歯を食いしばる
悔しくて悲しくて寂しくて

哀しみ

2012-12-27 07:42:56 | 想い


あなたとの日々が夢だったんじゃないかと 思う時がある
6年と2ヶ月
優望は
最期まで生き抜いた

柔らかい髪
産毛で包まれた頬
つかむ指
私を呼ぶ声
抱っこをすると顔を埋めて甘える
何もかも
生きてるからこそ得られたんだ

季節の花で飾る
好きだったものをそばに置いてあげる
同じ食事を添える
でも、でも、
何をしても
どうやったって
優望はもう居ないのだ
優望にはもう触れられない
最期まで抱っこをせがんだその瞳に
ごめんね、ごめんね、と謝るばかり
あの時だけが現実のよう
優望との時間はもう無くて
写真に手を伸ばしても
空振りする私の手

もう二度とこんな風に子どもを愛することはないんだろうな
いつ具合が悪くなるのか
24時間気にかけてて
ゆっくりだけど、成長するのが飛び跳ねるように嬉しく
穏やかな寝息を聞くと本当に安心した
美しい横顔に惚れ惚れしたり
興奮し過ぎて眼が上にいき、変な顔になっても
心底、可愛いと思った

かけがえのない
大切な毎日
過ぎゆく時間は
それすら揺さぶる
優望との記憶をぼやかしていく