今日を生きる

　　　　　　　わたしら遊んでいたのに、なにかようですか？


地震のストレスによる体調不良と思われる高齢者が目立つ。
食欲不振、不眠、体痛などなど。

小さな町医者でできることって何でしょう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　心を込めて優しく応対することしかできない。

昼から休みだったので、お天気もいいし、自転車で出かける。
宝くじショップで当たり券を換金。300円也。へへへ。

85歳の誕生日を迎えたお母上の顔見。
ちょうど昼の連続ドラマを見ていた。
『なんとか心中』とやらで、内容を説明してくれる。
この娘さんが、この同じ役者さんが演じる心中したお父さんの子供で、いま、この娘さんのお母さんが、このヒトとね、なんちゃらかんたら。。。
複雑すぎ。
連ドラには興味ないし、理解する努力の出力"０”。

気を取り直し、世間話にもって行く。

なに？甥に赤ちゃん誕生って？仙台のじゃなく、すぐそこの？！3人目？
えーーーーーッ、3月4日に生まれたって？
全然知らなかったじゃないよーーー。
「ごめん、ごめん。教えるの忘れてた。」
名前はノン（どんな字かわからん。母によると、暖かいって感じの字。）ちゃん、女の子。
ちなみに、甥の長男は先日、小学校卒業。もう？！

なに、仙台から避難していた甥っ子の奥さんと赤ちゃん、もう帰ったって？
えーーーーーッ、ガスはまだ来てないんだって？電気と水が復活したから大丈夫か。
　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　

ゆっくり楽しくお茶のみして、甘栗のお土産をもらう。
帰り、ヤマザワでにより牛乳を買う。
生クリーム、ヨーグルトはない。
大好きな『長瀞納豆』めっけ。
経木に包まれていて豆の粒が大きく、苦味はうすいが豆本来の味が濃い。一個だけ買う。

隣のシマムラにも寄ってみる。
春物ばかりになっている。

冬物大処分コーナーでフリースのＴ長袖シャツ（Ｍ）が100円。
派手な模様とでたらめな英語が書かれている。胸周りぎりぎりって感じ。
伸びる素材なので…買う。

家に帰って、パソコンＯＮ。
Ustreamをみたら、東電の会長と幹部が記者会見。
福島第一原発１～４号機を廃炉する意向らしい。
わたしらは、ばかか…
社長とやらは、体調を崩しどっかの病院に緊急入院したらしい。

春よ、来て。

3月29日、ニョキ！

先月は28日で終わりだったので、久しぶりの29日のニョキ。
このところの『プチ買占め』により強力粉が手に入らず。
今日は週末びっくり市でかったうどん用中力粉を使ってみた。

結果はべリグー。
（ジャガイモのニョキのできたては、どうころんでも美味いのだけど）

ああ、美味しかった、ご馳走様～。

で、まったりしていたら、来たんです。
ぐら～～～～～って。

ツレはすぐストーブを消した。

♪余震は続くーよー、いつまでも～～～♪
このくらいの揺れでは私、パソコンの前から動きもしない。

地震情報によると地元で震度３。
震源地は宮城沖？マグニチュードは６．４。

被災地で耐えている人々のことを思う。

『ほぼ日』の恒例桜前線が始まった。
おお、東北の春もすぐそこまできているではないか。
太陽の暖かかみで復興がどんどん進むといいな。

※福島原発に関する中部大の武田邦彦氏のブログと
　被災地医療支援に関する鎌田實先生の『八ケ岳山麓日記』は
　私の貴重な情報源。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

春分の日

祝日が月曜なので、週末はゆったり感あり。

ツレの車のガソリン残量は、ほぼ五分の一なので近間で買出し。
河島にある『週末びっくり市』（野川肉店）と『マックスバリュウ』に行く。

両方とも甚だしい品不足はないようだ。
が、ジャガイモと食パンはもうなかった。

カップ麺の棚は見事にすっからかん。
ま、うちには必要ないものだしな。

冷蔵庫が埋まったので、気分が落ち着き、その後はインターネットで情報収集。
被災地の状況がひどい。
あんな寒いところで、石油ストーブひとつが大部屋の暖房って。

四国や九州沖縄から大型フェリーかなんかで避難者を迎に来て、暖かいところに連れて行ってほしい。

あと、福島原発。
専門の方々が懸命に危機を回避しようとしているのはわかる。
原発反対と叫び続けていた方々はさぞ無念だろう。
いまは、だまって見守るしかない。

日曜、ツレと自転車のり。
ウォーミングアップを忘れたので、あとで腰が痛くなったが...
ホームセンター・キングで格好のトレッキングシューズがあったが、この際見送り。
東根マックスバリュウにまわったが、ヨーグルト、なし。

ツレは東根中央のほうまで行きたいとのこと。
私、くたびれちゃったので、一人で行ってもらう。

ツレのはロードだし、いっつも鍛えているからねー。
東根『おーばん』に寄る。
尾花沢に本社があるせいか、いつもと変わらない品ぞろい。
おまけに10のつく日で１０％値引きの日だ！
納豆こそないが、牛乳、果物、魚・肉、お彼岸用の花がちゃんとある。

お目当てのジャガイモがあった。
中一個78円。10個袋に詰める。
避難所の事を思いながら複雑。

ガスが充分にあるので、パンやケーキはうちで焼こう。

ストレスがたまらないよう野菜を多めに食べよう。

放射物質がひょんなところで山形に多く飛んできたら、ツレにもとろろ昆布を食べさせよう。

税金をしっかり払えるよう健康を維持しなくっちゃ。

ま、なるようにしかならない。

エクアドルの元同僚のみんなやお世話になった方からお見舞いのメールが届く。
中には泣きながら書いたかって感じのも。
無理もない。
ほんとにありがとう、みなさん。

地震後 3月20日

やれやれ、やっと週末にたどりついた。
天気も真冬に戻った感はあったが、すこしずつ気温は上がっているようだ。
三寒四温、ぬくいうちに用を済ませてしまおう。

地元でもガソリン不足は深刻だが、酒田の製油所に入ってきたとのこと。
もう5日もすれば元の半分くらいには回復するんではないかしら。
これも、憶測で、ちゃんとした数字はわからない。

ちゃんとしたことがわからない事だらけ。
福島原発事故はいまどうなっていて、そしてこの先どうなるのだろう。

アメリカのどこかの大学の物理の教授が福島原発についての講義をしたのとか、
ＮＨＫで原発専門家の先生の見解とか、
もと東芝の原発炉格納容器設計者の後藤政志さんによる現状説明集会とか、
インターネットでいろいろ見ているけど、
なるようにしかならない。

私自身、感覚が鈍くなっているようで、それが怖い。
被災者と避難者への思いやりとかも。
今朝も、お湯を沸かしながら、洗濯機を回して、かつ非常用袋を整理して、と、平行してけっきょくだらだらやっているいて。
10時半ごろグラッときたとき、屋根の雪が落ちたのかしら？とボーっとしていてツレに怒られた。震度３くらいの揺れだったのよね、これが。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

地震の後 3月16日

　　　　　柿の木も我家もご近所も、よく耐えている。


日本地震観察史上最大のマグニチュード9,0が東北と関東を襲ってから5日が過ぎる。

雪が多く冬がながい東北の片田舎がこんなにも恵まれていたとは。

地元では大地震による目立った被害はなく、電気も翌日もどってきた。
水道、ガスともに問題なし。
日常がすぐ戻ると思っていた。

津波、土砂崩れ、火災。
そしてそして、福島原発の危機。

電力不足、物流の滞り、鉄道の見通しのつかない運休、etc．。

ガソリンは1台につき1000円分しかもらえない、それも、あればの話。

枝野官房長官さんがいくら『買いだめしないで分け合いましょう』といっても、
スーパーの食品棚はもうガラガラ、ティッシュペーパーやトイレットペーパーもすっからかん。

時間のあるじいさんばあさんが、息子や嫁のために朝の6時からガソリンスタンドに車で2時間ねばり、7リットルつめてもらってバトンタッチ、会社に送り出す。
そして、孫のためスーパーのドアの前に開店1時間まえに並び、やっと届いた牛乳や食パンを買う。


疲れ果てて、血圧は上がる、めまいはする。

公立の病院では重症者しかうけいれてくれないし、まず空きベッドがない。

かすかすの年金からタクシー代を奮発し、かかりつけの医者に行く。

なんてこった、飲み薬も足んないと！

最長14日分しか処方してもらえない。

それでもましさぁ、非常時だもの...。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（気ままゆ、人生劇場）