ごごのつぶやき

囲碁入門者のちょびの今のお気に入り。
たいていは山田規三生九段のコト。

山田規三生八段:結果と予定

2005-06-24 20:59:48 | 山田九段対局結果
○結果
 6月23日:本因坊戦・最終予選
 △山田規三生八段 中押 溝上知親八段


●予定
 公式手合予定なし




本因坊戦は、リーグ入りまであと2つ。
次は河野臨七段。もし勝ったら決勝で小林覚九段と結城聡九段の勝者と。
ま、簡単じゃないけどね。久々の本因坊リーグ入り目指してがんばって


本因坊戦大阪解説会記憶の限り書いてます

2005-06-24 02:07:54 | 山田規三生九段
昨日はいろいろ本当にいろいろでした。
その後のことは、昨日のコメントに書きましたので、今日は忘れないうちに本因坊戦の解説会のことを書きたいと思います。

開場は1時半だったけど、新梅田シティまでの距離を甘くみて、1時40分くらいに着きました。
もうそこそこお客さんは入っていましたが、座りたかった左寄りの席は会場の奥側だったので、まあまあ空いていて、1列目も空いてたんだけど、途中で抜けるし恥ずかしいので3列目に着席。

この席はラッキーな席で、右側の舞台ソデが見えて、そこが出演者の方々のスタンバイする場所らしく、ちょっと覗き見気分で楽しめました。

開会式ではスポンサーの部長とか支店長とかの挨拶から始まりました。小学校の卒業式の来賓の話を聞いてる気分。まあ、寝とこ 疲れてるので、体力温存で。

結構長いスポンサーのおっちゃんの話の後、やっとやっと登場しました。覚先生を先頭に規三生くん、指導碁を打つ関西総本部の先生方、秋乃タン、禄子さんがズラリと並び、覚先生があいさつ。
「関西にもいい解説をする棋士がいるのに、わざわざ東京から来たわけですからいい解説をしたいと思います」
覚先生、来たくなかったの?

ところで、その他の先生方の印象なんですが。
矢中八段…メガネ? 北野七段…背がたかーい。一人だけクールビズ。似合ってた。おしゃれ。岩丸四段…髪型が鬼太郎にしか見えません。古家二段…一番年上ですか(覚先生よりも)? 阪本初段…かわいい
一人くらい忘れてるような気がするけど。どうかな。

それから、延々と指導碁の抽選会。その後休憩。で、やっと前半戦の解説が始まりました。

今回はテレビが入ってるわけでも(まあ取材はしてたので、何かでは流れるかもしれないけど)ないので、二人とものんびりした感じ。
覚先生、「皆さんはどっちを応援してるのかな?じゃあ張栩さんの方?」
なんと3~4人だけ。っていうか会場があったまってないから、手挙げにくいよ。いくら大阪だっていってもさ。
そんな空気を感じた覚先生。「じゃあ、小林覚?」
はーい。8割くらいの人が手挙げてました。私も。
実際、おばさまのお客さんのほとんどは、覚先生目当てだったんじゃないのかな?

覚先生は、黒27のケイマの変化図をさんざんやって、「高尾君は負けたら、これが敗着になるかも」と言ってました。
大盤の並べ役の男の子に、自分は指示しないで、「この子達、立命館なんだよ。ね、だからこれぐらいできるよね。立命館って、優勝かなんかしてるでしょ?皆さん、この子達、強いんだよ。」なんて意地悪言ってたら、会場のじーちゃんから「がんばれ!立命!」と声がかかってました。

覚先生はこの場面では、まず左から白をカカエることを考えなくちゃいけないと説明して、その後の変化をたくさんやったんだけど、それがうまくいったかどうかは…忘れました。きわどかったのは分かったけど。
「私だったら、下からカカエたい」と禄子さんが言うと(これは聞き手らしくわざと言ったのか、本気だったのかはよく分かんなかった)、「それは筋悪すぎですねー」だそうです。実を言うと、私も禄子さんが言った手を打ちたいかな?って思ってたので。うん。勉強になりました。

後は、禄子さんが第2局、鳥取に自分も行ってたんだけど、対局翌日、栩くんとタカオと毎日新聞の担当者2人の4人で、鳥取砂丘に観光に行ったらしい、と話してました。
「砂丘の丘になってるところで、張栩さんと高尾さんがかけっこをして、張栩さんが負けまいと必死に走ってたらしいですよ」
「碁に負けたから、せめてそこで勝とうとして?そんなことしてるから第3局負けちゃったんじゃない。」
覚先生って、案外ぴりっとキツイこともいうタイプなんですよね。

「はは。でもホントに二人は仲いいんですね。でも二人で何話てるんだろ?」
禄子さんもこのあたり本音っぽい感じでした。

で、右上の攻防に移りかけたとき、「この先は山田規三生くんが解説することになってるんで…。皆さんも疲れたでしょうから」って、20分も早く解説終了。

またまたヒマな休憩時間って思ったら、「小林覚九段と山田規三生八段のサイン色紙をご希望の方は整理券をお取りください」とアナウンス。え、覚先生のサイン会は開会式で言ってたけど、規三生くんのは急遽なの?

よく分からんが、とりあえず整理券をいただきに行くと、「小林九段のサイン会は4時から、山田八段のサイン会は5時半から。どちらのサインが当たるかは、抽選です」
…5時半って。無理です。当たったらどうしよう。5時には出なくちゃいけないのに。当たったらどうしよう。当たったら…子供たちごめんよ。お母さんは、こっちを選んじゃうかも。当たったら、いやダメだ、子供たちが待ってるのに!どーしよー。
あ。もしかして覚先生の方が当たったらどうしよう。4時から規三生くんの解説なのに、それ聞かずにサイン会に並んでたら、何の為に来たのか分からないじゃないのさ!覚先生のサイン辞退したら、まずいよなあ。どーしよー。
頭ががんがんするくらい考えてどきどきしたのに、外れました。2/3の人が当たる確率で、自分の番号の前の人が当たり、私の後の番号は5人くらい連続で当たってるのに、うまい具合に外れました。
早く帰れということですね。神様。あ、お釈迦様かな。うちの園は仏教なので。


やっと。ホントにやっと、規三生くんの解説が始まりました。私が帰るタイムリミットまで40分くらいしか無いです。

聞き手は井澤秋乃三段。可愛いです。トイレでもすれ違ったけど、可愛かったです。
秋乃さんは、聞き手らしくあえて悪い手を言ってみたりとかは無くて、本気で「高尾さんの手はまだ分かるんですけど、張栩さんのは全く分かりません。」と宣言してました。
白L6の意味を秋乃さんが規三生くんに聞くと「ぼくも分かりません」とこちらもまた宣言しちゃいました。

「じゃあ山田八段だったらどこに打ちますか?」おお、秋乃タン、この場面、やっぱ普通そう聞くよね。私も聞きたい!
さて規三生くんの答えは?「ここ(L6)です。」
理由は「(張栩さんが)打ったのを見たから」オイ

秋乃タン、返し技無し。あー、これがアッコさんならしっかりツッコミを入れるトコなのに。でも、秋乃タンの修行不足というよりは、体質の問題。アッコさんはツッコミ、規三生くんはボケ。秋乃タンもボケ。ボケとボケじゃうまくいきません。誰もが笑い飯になれるわけじゃないのよ。

えっと。右上は「白がうまくやった」ということだそうです。詳しくは私の実力じゃ無理。
で、左辺に移って、これはノーエさんのとこにおじゃました時、ちょっと書かしてもらったんですが、規三生くんの解説(解説になってたかどうかは別)では、白の生きる筋が無くて、「やばい」を繰り返してました。取られたら白負けだし、「得意のコウ」はコウダテが「相変わらず一つもない」から無理ということで、白やばいらしいんですが、毎日新聞のサイトでは、「17:10 白160からコウだが、白のコウ材が多いので黒が苦しい。」とあります。
?????????????????
どっちにしても、白生きたんですよね。

規三生くんによると、高尾さんは厚い碁なので、相手からのコウダテが少ないと、プロの間でも言われているらしいです。

そのほかには、5年くらい前、東京で栩くんと同じ研究会に出てたんだけど、その頃は規三生くんが栩くんに「この方がいいんじゃない」と教えてあげてたけど、今は「こーゆー時はどー打つの?」って聞いてます、と言ってました。(だからボケ相手にボケても笑えないんだってば
栩くん(だけじゃないみたいだけど)と詰碁を写メで送りっこするのは、その研究会つながりなのね。


えっと、その後、母は必死に駅まで走り、また駅降りて走って迎えに行きました。

「お母さん。遅すぎるよお」そーだね。ごめんね。ホントにサイン外れて良かったよ

あの会場に、最初から最後まで居れるのは、やっぱりおじーちゃんとおばーちゃんだけなんだよな。

こういうのも、これから当分行けそうにないのでホントはもっと楽しみたかったけどな。実力不足なのは自分の問題だけどね。