水引の小さな紅の愛らしさ 熊谷 貞子
花の盛りを過ぎた水引を、夕日の中木漏れ日にしみじみと藪の中に咲いている水引草の愛らしさに思わず歩を止めてシャッターを切った。
水引に似ていると言われているだけあって赤いところが美しい。
この日は風が強くマクロでピントを合わせるのに苦労して撮った一葉だけあってなおさら愛らしい。上のサムネイル(縮小画像)は木漏れ日感も一緒の撮りこもうしたが雰囲気を伝えるにはチョッと物足りない。
水引草を口にくはへて牛を引く 石原八束
この句は源氏物語風の一場面を連想しそうな片田舎の場面をイメージ出来る、そんな秋の雰囲気を感じる。
水引
以下花300より引用
・蓼(たで)科。
・学名 Polygonum filiforme
Polygonum : タデ属
filiforme : 糸状の
Polygonum(ポリゴナム)は、ギリシャ語の
「polys(多い)+ gonu(節)」が語源。
茎の節がふくらんで
関節のように見えることに由来する。
・開花時期は、 8/ 5頃~10/10頃。
・上から見ると赤く見え、下から見ると白く
見える花を、紅白の水引に見立てた。
・日陰に生える。
・水引 写真集(写真8枚) もどうぞ。
・葉っぱはときおり変わった斑入り(ふいり)
のものがある。→ 斑入りの葉っぱ
・「水引草(みずひきそう)」ともいう。