写真俳句~~一生感動 一生青春  松風庵

森林公園、動物公園、松風公園より

石蕗の花

2007年11月30日 | Weblog
f3f2b605.JPG咲初めて一ヶ月近くになるが、まだまだと咲き誇っていた石蕗の花も、だいぶ花びらの黄も色を褪せてきた。
飛び交う蜂も少なくなり冬の景色が迫ってきている。
明日は、もう師走で気も落ち着かなくなる。
寒さも一段と増し、ますます日も短くなって、陽も恋しくなる。


       つき出して日当たりもとむ石蕗の花     松風


ツワの花

沈む日の冬紅葉

2007年11月29日 | Weblog
         沈む日に拝みつきへる冬紅葉     松風

沈む夕日を受けて輝いているいる紅葉も、この輝きを失せないようにと、葉が手の平となって、拝んでいる。
無情に失せていく輝きも又明日があるよと・・・。

沈む日の冬紅葉

蹲に山茶花

2007年11月26日 | Weblog
a0c0c726.jpg葉も花も椿に似ているが、花の散り方が違う。椿の花は散るというより落ちるという感じで、そのまま地に花が生えたようになる。
     ありありと別の世があり落椿     青柳志解樹
ボサッと音をたてて首ごと落ちるので、武士の屋敷には忌み嫌われ植えない地方があるとも聞いたことがある。
山茶花の花は落ちるとはいい難い。ヒラヒラと落ちるさまは、椿の花とは別の世界を醸してくれる。


      蹲に山茶花の花かすめ落ち    松風

蹲と山茶花

冬空の三原色

2007年11月24日 | Weblog
交差点の脇の花壇に咲いている菊の黄色の上に、空の青をカンバスにして、信号の赤の三原色をそろえていた。
晴れ渡った空に白い雲が流れ、季節風の強い午後のこと。

      赤信号点滅冴えし冬の空      松風

冬空

姫椿の誘惑

2007年11月22日 | Weblog
86efa180.JPG山茶花を別名姫椿とか小椿といわれている。
以前は山茶花の生垣を多く見受けられたが、近年は余り見かけなくなった。
茶毒蛾の幼虫がつきやすいからともいわれていいる。
この茶毒蛾の毛虫は茶の葉や椿、山茶花の葉について異常に繁殖する。この毛虫の毛を触っただけで全身が痒くなり一週間ほど続く。体の内側の特に脇腹とか背中が痒くなる。
幼虫の発生は、年によって違うが今年も異常に多かった。うっかり手入れをしていて何度か被害にあってしまった。
それでもこの花の愛らしさに惹かれる。周りの生垣では盛んに赤やピンクや白い花を咲かせている。
因みに此の画像に撮り込んだ虫は蟻です。茶毒蛾の幼虫ではありません。
蟻って以外に身奇麗な虫ですね。

       向こうより此地に誘いし姫椿     松風

姫椿

式部の踊子

2007年11月21日 | Weblog
今週の日曜日、初凩の知らせと同時に真冬の寒さがやってきた。
赤城颪の吹きすさぶ中、ポリタンクを車のトランクに放り込んで近所のホームセンターに灯油を買い込み出かけた。
早速、石油ストーブの初焚きとなった。      

       風呼びて踊り子になる式部の実     松風
       木枯らしの踊り子になる式部の実
       木枯らしの踊り子になる木の実かな

式部の踊り子

ブログを肴に 炬燵でPC

2007年11月20日 | Weblog
いよいよ寒くなってきました。
電気コタツを出し、未だ電気は繋がず布団もかけずテーブル代わりにしています。
下に電気カーペットを敷いて今のところは充分。少し寒くなったら布団を掛けいよいよノートPCの働きどこですが、一寸旧型(USB1.1で2GbのCFカードを読み込むはあまりにも遅すぎる)で操作にストレスがたまりそう。
そろそろ買い替えの時期を迎えているのだが、只今思案中。
Vistaも良いしOffice2007も良いが、購入計画の優先順位が未だ上げられない。
そんなこんなでこのPCの先にTVがありテレビを見ながら思いついたらPCにメモる。炬燵の周りには歳時記あり、電子辞書、電卓、携帯、リモコンありの足を使わず固まってしまいそうな環境です。

       
         炬燵出し酒の肴のブログかな 
        
         炬燵だし一口飲んで下の句を

         炬燵だしブログを肴の今宵かな  松風

少し酔ってます・・・・・( ..)φメモメモ
これは「写真俳句」ではなく「写真川柳」かもしれません.。o○(-。-)y-゜゜゜

炬燵

微笑む実万両

2007年11月19日 | Weblog
37ad4043.jpg万両に並んで千両がある。実が葉の下に付け姿がズングリしているほうが万両で、実が葉の上に付き姿もスラリと伸びているのが千両。
正月の生け花にはつき物で有名だが、調べてみると一両から万両まで全部揃っているとか。
未だ見たことは無いのだが一両はツツジ科のアカモノとされている。十両がヤブコウジ科のヤブコウジで百両が同じヤブコウジ科のカラタチバナ、そして千両万両となっているらしい。
又普通は実は赤だがキミノマンリョとシロミノマンリョウがあるとか「花木草歳時記」に載っていた。
庭を見渡してみると、なるほど白だか黄だかどちらともつかない実を付けたものが、二本ばかり見つかった。
歳時記を紐解くと知らなかったいろんなことが分かる。これも又楽しいひと時だ。
庭には植えた覚えが無いのに彼方此方で実生の万両が生えている。この実はヒヨドリの好物なので柘植の実や他にこの実を庭に食べに来たときに糞を落として増えていくのかもしれない。
あまり好きではないこのヒヨドリも子孫の存続の大切な役割を果たしてくれている事にきずかされる。
実を真っ赤に目立たせてヒヨドリの飛んでくるのを待っているのかもしれない。

       日の深し窓辺で微笑む実万両        松風

万両2

虫の笑顔

2007年11月18日 | Weblog
b5fa650f.JPG小春日和の午前中玄関に出てみると小さなミツバチが、せっせと働いて石蕗の花に群れて飛び交っていた。
蜜を後ろ足に沢山つけたものやら、未だこれからのものやら、入り乱れてせっせと蜜を運んでいた。
蜜蜂の表情は、人間から見るとキツイ怒った顔に見えるが、こんなに良い日和に怒っているわけでもあるまいにとレンズを向けてみた。
写真をジッと見ていると、鉄火面そっくりのキツイ顔も笑顔でせっせと働いているようにも見えてくるが....。。o○(^^♪

因みに、チョッと余分ですが、上のサムネールの写真を二段階の一番大きい画像に拡大すると、ミツバチの足の爪先が確り蕊の一本一本に巻きついて立っている様子が分かります。


     群がりし虫の笑顔やつわの花     松風

虫の笑顔

皇帝ダリア

2007年11月18日 | Weblog
53e702c4.jpg木立ダリア又の名を皇帝ダリアといわれる花が寒くなった空に聳え立つようにノッポの花を咲かせている。
裏のお宅の庭には、風にゆらゆらと揺れて、皇帝の名に相応しい威厳のある風景を作っている。
その大きな花びらのピンクの帳を降ろして、ミツバチが盛んに蕊に顔を押し付けは又、飛び交っている。

     桃色の帳をおろす木立花

木立ダリア