写真俳句~~一生感動 一生青春  松風庵

森林公園、動物公園、松風公園より

花鳥風月 一葉一句  秋の雲

2006年10月15日 | Weblog
藪越しに動く白帆や雲の峰  永井荷風

秋の雲悠々己が小ささよ   那須亀洞

白帆が峰のようになって動く夏の雲と違って、秋の雲は天が抜けるように高くなった分その大きさも真上に現れてくる。見ているとまことに自分が小さくみえてくること屡ある。雲をいろいろ想像しながらジッと見ているとその想像の物体に見えてくるから不思議だ。
日曜日午前中のこの雲もこれから始まる北京マラソンのゴールに両手を上げて入ってくる日本人選手の影に見えてくる。北京からこの雲目がけて投影している様にさえ見える。このマラソンのTV中継も、PC教室の当番で最後まで見られないのが残念だった。
体育の秋は今が盛りで中学校の新人大会地区予選会も終わり県大会もこれから開催されいよいよ本番を迎える。

秋の雲

花鳥風月 一葉一句   杜鵑草

2006年10月15日 | Weblog
b804d654.JPG49a9bb0c.JPG昨日は森林公園でコリウスの見学ツアーと無料配布会に行ってコリウスを沢山頂いてきた。コリウスの実はやはり紫蘇科に属するだけあって形は紫蘇実そのものだが紫蘇の香りはまったく無い。早速帰って食卓に飾って見たが色の鮮やかさは盛りはすぎたとはいえ鮮やかその物だ。4d9039a0.JPGコリウスの隣の植物館の前で見学ツアーの受付を済ませた横にホトトギスの花がフェンスに絡みつくように咲いていた。 この花は不如帰の胸の斑点が似ている事でこの名が付いたといわれている。杜鵑と書いて花の名はホトトギスといわれているが、俳句では杜鵑草と書いてトケンソウとも時鳥草と書いてホトトギスとも慣用しているとか。写真の花は森林公園の先生に伺ったら「ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑)」と教えてくださったが「台湾杜鵑」にも似ているように思われる。 漢名で油天草ともいわれてる。何故か漢字については良く分からない(勉強不足かもしれないが)花名だ。因みに電子広辞苑を引いてみると鳥の方は「不如帰、公鳥、時鳥、子規、沓手鳥、杜宇」等と書いてホトトギスと読むようになっているが、花の方では「杜鵑草」と書いてホトトギスと読むようになっている。

濃むらさき咲いて連なるホトトギス(杜鵑草)   松風

杜鵑草



















at 森林公園
by 松風


杜鵑草

以下「花300」
http://www.hana300.com/hototo.htmlより引用

・百合(ゆり)科。
・学名 Tricyrtis hirta
Tricyrtis : ホトトギス属
hirta : 短い剛毛のある
Tricyrtis(トリキルティス)は、ギリシャ語の
「treis(三)+ kyrtos(曲)」が語源。
三枚の「外花被」というところの基部が
曲がっていることから。
・開花時期は、 8/25頃~11/15頃。
・秋に日陰に多く生える。
・若葉や花にある斑点模様が、鳥のホトトギスの
胸にある模様と似ていることからこの名に。
葉にある斑点は花が咲く頃には消えるらしい。
・一般に有名なのは写真のものだが、
他にも
「玉川(たまがわ)杜鵑草」、
「黄花(きばな)の杜鵑草」、
「黄花(きばな)の突抜(つきぬき)杜鵑草」、
「高隈(たかくま)上臈杜鵑草」、
「相模(さがみ)上臈杜鵑草」、
「紀伊(きい)上臈杜鵑草」、
「土佐(とさ)上臈杜鵑草」など種類が多い。
(日本原産のものは約10種類ある)
・9月12日の誕生花(杜鵑草)
・花言葉は「秘めた意志」(杜鵑草)

・「杜鵑草」シリーズ
高隈杜鵑草 紀伊上臈杜鵑草