まつざき歯科クリニック

埼玉県北本市のまつざき歯科クリニックのブログです。

更なる充実を目指して

2010年03月24日 | Weblog
当院は、厚生労働省指定臨床研修施設に認定されております。
また、日本大学歯学部および新潟大学歯学部の指定施設に認定されています。

私立日本大学歯学部臨床研修指定施設
国立新潟大学歯学部臨床研修指定施設

認定基準としては、2月のブログにも書きましたが、

1、適正な歯科衛生士数(口腔衛生管理の充実)
2、医療に係る安全管理のための指針の成文化など
3、指導歯科医の臨床経験年数および人数
4、日本歯科医学会・専門分科会の認定医・専門医の資格 
5、都道府県(郡市)歯科医師会長の推薦

などの、条件を満たしている医療施設が認定されます。

平成22年4月には、開業5年目になりますので、現状維持を目指すのではなく、
更なる設備の充実、スタッフ教育の充実、医療サービスの充実を目指したいと思いますので、御期待下さい。

グリーンパークグループ 
まつざき歯科クリニック 院長 松崎 哲
http://www.green-pk.jp/

先日の連休に大学院時代の友人達と、新宿のセンタービル53階の月の蔵で食事会を行いました。歯学博士を取得するために、一緒に努力した仲間達です。
最新の歯科治療について、様々な意見交換が出来、大変有意義な時間でした。
53階からの新宿の夜景は最高でした。でも、翌日埼玉に戻ってのんびり過ごした時間は、とても落ち着いていて、安心出来る時間でした。

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”歯科インプラント”について

2010年03月21日 | Weblog
啓蟄の候ともなりましたが、如何御過ごしですか。

最近、インプラントの症例が大変多く、患者さんからも”インプラント”に関する質問が多いので、”歯科インプラント”について書きたいと思います。

辞書でインプラントを調べると以下のような記載があります。
インプラント (implant)
欠損あるいは外傷を受けた部位に埋め込むために、人工的に作製した器官・組織の代替物。または、それを埋め込むこと。人工関節・義歯・腱(けん)・血管など。
「大辞林 第二版」より引用

ここでは歯科領域で行われている、”歯科インプラント”の説明をします。歯科で行われているインプラントとは、歯を虫歯や歯周病、外傷などで失った場合に、骨に直接維持を求めた人工の歯(人工歯根)を埋入することを言います。従来は歯を失った場合にはブリッジといって、失った歯の両隣の歯を削って、失った部分の歯を作ったり、取り外しの義歯(入れ歯)で代用していました。ところが、ブリッジは失った歯を作る為に両隣の歯を削ることにより、削った歯の寿命が短くなったりする欠点があります。また、取り外しの入れ歯は、堅い物を咬むと痛みが出てしまったり、違和感や発音障害、咬む度に入れ歯が動いたりして、必ずしも快適な使用感が得られる訳ではありません。インプラントは、それらの欠点を解消する事が出来ます。

現在のインプラントは生体親和性の良い純チタンか、チタン合金で出来ています。またインプラントの表面はハイドロキシアパタイトのコーティングがされており、骨との結合(オッセオインテグレーション)が大変スピーディーになり、インプラントの完成まで短期間で行うことが出来ます。

インプラントは、大変良い最新の治療だと私は考えていますが、最大の欠点は、保険診療では行えないという事だと思います。
インプラントの利点・欠点を良く理解し、相談し、納得した上での診療をおすすめします。
当院が紹介された本や、インプラント用のパンフレットがありますので、遠慮なく担当医やスタッフに御相談下さい。

グリーンパークグループ
厚生労働省指定 臨床研修施設
まつざき歯科クリニック 院長 松崎 哲
http://www.green-pk.jp/

今日は、これから私の大学院時代の研究室の友人達との食事会があります。最新の歯科医療についてのディスカッションが出来ると思いますので楽しみです。

”ブログをリニューアルしました。”今後は、風景などの奇麗な写真も紹介したいと思います。

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要観察歯(CO)について

2010年03月17日 | Weblog
学校歯科健診で、要観察歯(CO)があるとチェックされた紙をもらってくる場合があります。

この要観察歯(CO)というのは、Caries Observasion の略で、明らかな虫歯とは判定出来ないが、虫歯の初期の症状が疑われるという意味です。このまま放置しておくと虫歯になる可能性があります。要観察歯がある場合は、虫歯への進展を予防するために、歯みがき指導や間食指導、フッ素応用などを積極的に行います。

日常生活において気を付けていただきたいのは、甘い食べ物を与えるときは時間を決めて与え、ダラダラと食べたり飲んだりしない事、食後には必ずブラッシングする事などです。

歯科クリニックでの予防処置としては、フッ素塗布とシーラントがあります。
フッ素塗布は歯面にフッ素を塗る処置で、虫歯になりにくくする作用があります。シーラントは、虫歯になりやすい噛み合わせの溝の部分を事前にふさいでしまう処置です。歯を削らないで治療することが出来、痛みもありません。

要観察歯(CO)があると学校からお知らせが来た時は、まずかかりつけの歯科クリニックに相談に行くことをお勧めします。

グリーンパークグループ
まつざき歯科クリニック 院長 松崎 哲
http://www.green-pk.jp/

当院では、特に予防治療に力を入れており”予防定期管理型歯科クリニック”(痛みや症状がない時に、定期的に歯科医院を来院する)への実現を目指しています。虫歯ゼロを目指して。


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歯界展望 3月号

2010年03月05日 | Weblog
だんだん暖かくなってきましたね。
医歯薬出版社より依頼された原稿が、歯界展望3月号に掲載されました。
”進行性骨化性線維異形成症患者の歯科治療”というテーマで、執筆しました。

あらすじ
進行性骨化性線維異形成症(fibrodysplasia ossificans progressive ; FOP)は、全身の骨格筋における異所性骨化を特徴とする遺伝性疾患で、平成19年3月12日に難病の一つとして認定された。有病率は人口200万人に一人で、日本には約60名の患者がいると推定される。靭帯や腱などにも骨化が及ぶが、舌や横隔膜などでは異所性骨化は認められない。FOPの異所性骨化を防ぐ有効な治療法は確立されていない。病態の進行に伴い顎関節を含む多くの関節が癒合するため可動域が極度に小さくなり、歩いたりすることが困難となる。最近の研究により、骨形成を強力に促すサイトカインの受容体(ALK2)遺伝子に変異が同定され、発症前でも遺伝子診断が可能となった。これらの発見により、FOP治療は確実に次へのステップへと進んでいる。

FOP患者の口腔内および全身状況、歯科治療時の注意点を中心に、医科と歯科の連携などについて書かせて頂きました。

私の報告が、歯科医療の発展に少しでも貢献出来ればと思います。

また、歯界展望3月号に、私が常に感じ実行しようと考えている、歯科臨床現場発の研究-Dental Practice-Based Research Network-について、安彦善裕先生(北海道医療大学個体差医療科学センター)が執筆されていました。
大変興味深い内容であり、参考になりました。

これからも地域歯科医療の貢献の為に、努力していきたいと思います。
グリーンパークグループ
まつざき歯科クリニック 院長 松崎 哲
http://www.green-pk.jp/

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