”ブラキシズム”とは咀嚼筋(咬むための筋肉)の異常な運動のことです。咬むための筋肉が食事中でもないのに無意識に異常な動きをする異常運動のことをいい、歯を失う原因の一つと言えます。国内における患者は、約3000万人と推測されています。
無意識下の異常運動には3つの種類があり、歯をすり合わせる”グラインディング”、食いしばる”クレンチング”、上下の歯をカチカチと小刻みに接触させる”タッピング”があります。これらはすべて睡眠中など無意識のうちにおこなわれ、本人は全く気がつくことなく、歯、顎の骨、筋肉、顎の関節に破壊的に作用します。
朝起きると顎が疲れていたり、歯に違和感があることがあります。これは睡眠中に過度の力が加わっていたためにおこる症状です。人は誰でも歯ぎしり、くいしばりをしますが、長期化する事でこれらの組織に負担がかかり重症化します。
歯が折れる、歯が抜ける事の他、口が開かない、顎が痛いなどの顎関節症はその代表例です。他にも歯周病の悪化、知覚過敏、頭痛、首や肩こり、腰痛、眩暈(めまい)、耳鳴りなど様々な症状の原因となるために注意が必要です。
気になる症状がありましたら、歯科医院を受診されては如何ですか?
グリーンパークグループ
まつざき歯科クリニック 院長 松崎 哲
http://www.green-pk.jp/
当院のゴールデンウィーク中の休診は、5月3日(日曜)~6日(水曜)になります。宜しくお願い致します。