まつざき歯科クリニック

埼玉県北本市のまつざき歯科クリニックのブログです。

”歯科インプラント”について

2010年03月21日 | Weblog
啓蟄の候ともなりましたが、如何御過ごしですか。

最近、インプラントの症例が大変多く、患者さんからも”インプラント”に関する質問が多いので、”歯科インプラント”について書きたいと思います。

辞書でインプラントを調べると以下のような記載があります。
インプラント (implant)
欠損あるいは外傷を受けた部位に埋め込むために、人工的に作製した器官・組織の代替物。または、それを埋め込むこと。人工関節・義歯・腱(けん)・血管など。
「大辞林 第二版」より引用

ここでは歯科領域で行われている、”歯科インプラント”の説明をします。歯科で行われているインプラントとは、歯を虫歯や歯周病、外傷などで失った場合に、骨に直接維持を求めた人工の歯(人工歯根)を埋入することを言います。従来は歯を失った場合にはブリッジといって、失った歯の両隣の歯を削って、失った部分の歯を作ったり、取り外しの義歯(入れ歯)で代用していました。ところが、ブリッジは失った歯を作る為に両隣の歯を削ることにより、削った歯の寿命が短くなったりする欠点があります。また、取り外しの入れ歯は、堅い物を咬むと痛みが出てしまったり、違和感や発音障害、咬む度に入れ歯が動いたりして、必ずしも快適な使用感が得られる訳ではありません。インプラントは、それらの欠点を解消する事が出来ます。

現在のインプラントは生体親和性の良い純チタンか、チタン合金で出来ています。またインプラントの表面はハイドロキシアパタイトのコーティングがされており、骨との結合(オッセオインテグレーション)が大変スピーディーになり、インプラントの完成まで短期間で行うことが出来ます。

インプラントは、大変良い最新の治療だと私は考えていますが、最大の欠点は、保険診療では行えないという事だと思います。
インプラントの利点・欠点を良く理解し、相談し、納得した上での診療をおすすめします。
当院が紹介された本や、インプラント用のパンフレットがありますので、遠慮なく担当医やスタッフに御相談下さい。

グリーンパークグループ
厚生労働省指定 臨床研修施設
まつざき歯科クリニック 院長 松崎 哲
http://www.green-pk.jp/

今日は、これから私の大学院時代の研究室の友人達との食事会があります。最新の歯科医療についてのディスカッションが出来ると思いますので楽しみです。

”ブログをリニューアルしました。”今後は、風景などの奇麗な写真も紹介したいと思います。

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