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犬さんの子宮蓄膿症(10/27)

2018-10-27 08:44:27 | 動物病院
こんにちは
湘南・茅ヶ崎のまつうら動物病院です



今日は、珍しくはありませんが、先日、動物病院救急24時(?)的な救急ドキュメントで紹介されていた

犬さんの 子宮蓄膿症 です。


犬さんは、約6ヵ月くらい(早い子は4ヵ月、遅い子は8ヵ月など幅はあります)で初回の発情出血があります。


飼い主さん達は「生理」と呼ぶことが多いですが、人の生理とは原理が異なるので、本来、生理とは呼びません。わかりやすい様に説明で「生理」と言うことは多々ありますが(;・∀・)

以降、6~9ヵ月くらいの周期で発情を繰り返します。

人とは異なり、何歳になっても発情出血が起こりますが、ホルモンバランスが崩れてしまうとそれが消えてしまいます。


最初は、食欲が落ちる、少し元気がない気がする、水を飲む量が増えてきた など、一見、気が付かない症状から始まります。

だんだんと、状態が悪化し、緊急手術必要な程に達します。


開腹手術では、ものすごく大きくなった子宮が出てきます。とても脆弱なので、ちょっとした刺激で破裂してしまい、内容物である膿がお腹の中に漏れてしまい腹膜炎で死亡する恐れもあります。





慎重に、早急に摘出します。


摘出した卵巣子宮です。




摘出した子宮の中を開いてみると、、、、




膿が溢れて出てきます・・・
これが恐ろしい子宮蓄膿症です。


若い頃に子宮卵巣摘出術(避妊手術)を行う事が予防となりますが、
必ず全員必須で行っているわけではありません。

しかし、避妊手術を行っていないからといって、必ず子宮蓄膿症になる訳ではありません。


日常生活で異変に気が付いたら、様子を見ずに早く治療できるといいですね!





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