こんにちは
湘南・茅ヶ崎のまつうら動物病院です
犬さんの 玉玉 が片方しかない!!
と、いう子がたまに居ると思います。
たまに と言っても、犬さんを一家にお一人迎え入れる場合は、そうそう遭遇する事でもありませんが^^;
たいていの動物病院では、犬さんの玉玉が片方しかない場合に「たまに」遭遇します
いちお、統計的には、潜在精巣の発生率は2~7%程度なので、「たまに」です
いやいや、通っている動物病院はしょっちゅうあるよ!って言ってたよ! と言うのでしたら、それは統計的な偏りか、
恐らく腕がよい先生なので、健康な子の去勢手術よりも、潜在精巣の手術の方が多く依頼されている病院さんなのでしょうね~ カッコいい~
通常であれば、3~4ヵ月齢にもなれば精巣は正常な陰嚢の位置に移動して、ごくごく普通にみかける 玉玉 の位置になります。
しばしば、5、6ヵ月齢になっても精巣が正常な位置に降りてこず、、、困った、、、困った。。。
でも、もう少し様子をみると、、、、、7、8ヵ月でやっと正常な位置に降りてきた!!という子もいます。
しかし、1歳になっても正常な位置に無ければ、もう、潜在精巣(陰睾)と、ほぼ確定してもよいでしょう。。。
なぜ、このような事が起きるのか????
それは、遺伝によるもので、発生学的、解剖学的に、精巣は・・・・・・
と、いう説明は また今度^^;
この犬さんも、片側の潜在精巣です。しかも、腹腔内(お腹の中)に片方の精巣があります!
潜在精巣の位置は、例外はあるとして、多くの場合、鼠径部皮下か腹腔内にあります。
では、腹腔内潜在精巣となっているものを開腹手術で摘出してあげましょう!
*写真を加工する方法を一つ覚えたので(笑)反転しておきます。
予定通り、腹腔内の精巣の位置の真上の腹部を切開でき、難なく摘出手術完了です。
取り出した腹腔内の精巣と、正常な位置にある精巣の比較です。
色を反転したせいで、よく分からなくなってしまいましたが(笑)
腹腔内の精巣の方が、正常な位置にある精巣に比べて、発育が悪く(小さく)、血液の供給も良くないようです。
大抵の場合、正常な位置にない精巣には最低限、大きさの異常があります。
今回は、片側の腹腔内潜在精巣でしたが、
酷い時は、両側性の腹腔内潜在精巣 となっている時もあります。。。。(何回かありました)
今や、犬さんのストレス軽減、病気の予防などを考えて、去勢手術を実施することがスタンダードとなっておりますが、
未だに、可愛そう・・・・ 男としてのシンボルが・・・・ という 理由で手術を行わない方もおられるのも事実です。
気持ちはよく分かりますが、
潜在精巣の場合は、そうはいきません。
正常な位置に無い精巣が腫瘍化する確率は10倍以上(計算上複数の回答があるのであれて10倍以上としておきます)
麻酔が恐いから敬遠するレベルを超えていますので、手術の必要性と重要性をよく理解したうえで、ご納得して頂き、前向きに考えましょう
→→→→→ まつうら動物病院のCM&ホームはコチラ↓↓↓
湘南・茅ヶ崎のまつうら動物病院です
犬さんの 玉玉 が片方しかない!!
と、いう子がたまに居ると思います。
たまに と言っても、犬さんを一家にお一人迎え入れる場合は、そうそう遭遇する事でもありませんが^^;
たいていの動物病院では、犬さんの玉玉が片方しかない場合に「たまに」遭遇します
いちお、統計的には、潜在精巣の発生率は2~7%程度なので、「たまに」です
いやいや、通っている動物病院はしょっちゅうあるよ!って言ってたよ! と言うのでしたら、それは統計的な偏りか、
恐らく腕がよい先生なので、健康な子の去勢手術よりも、潜在精巣の手術の方が多く依頼されている病院さんなのでしょうね~ カッコいい~
通常であれば、3~4ヵ月齢にもなれば精巣は正常な陰嚢の位置に移動して、ごくごく普通にみかける 玉玉 の位置になります。
しばしば、5、6ヵ月齢になっても精巣が正常な位置に降りてこず、、、困った、、、困った。。。
でも、もう少し様子をみると、、、、、7、8ヵ月でやっと正常な位置に降りてきた!!という子もいます。
しかし、1歳になっても正常な位置に無ければ、もう、潜在精巣(陰睾)と、ほぼ確定してもよいでしょう。。。
なぜ、このような事が起きるのか????
それは、遺伝によるもので、発生学的、解剖学的に、精巣は・・・・・・
と、いう説明は また今度^^;
この犬さんも、片側の潜在精巣です。しかも、腹腔内(お腹の中)に片方の精巣があります!
潜在精巣の位置は、例外はあるとして、多くの場合、鼠径部皮下か腹腔内にあります。
では、腹腔内潜在精巣となっているものを開腹手術で摘出してあげましょう!
*写真を加工する方法を一つ覚えたので(笑)反転しておきます。
予定通り、腹腔内の精巣の位置の真上の腹部を切開でき、難なく摘出手術完了です。
取り出した腹腔内の精巣と、正常な位置にある精巣の比較です。
色を反転したせいで、よく分からなくなってしまいましたが(笑)
腹腔内の精巣の方が、正常な位置にある精巣に比べて、発育が悪く(小さく)、血液の供給も良くないようです。
大抵の場合、正常な位置にない精巣には最低限、大きさの異常があります。
今回は、片側の腹腔内潜在精巣でしたが、
酷い時は、両側性の腹腔内潜在精巣 となっている時もあります。。。。(何回かありました)
今や、犬さんのストレス軽減、病気の予防などを考えて、去勢手術を実施することがスタンダードとなっておりますが、
未だに、可愛そう・・・・ 男としてのシンボルが・・・・ という 理由で手術を行わない方もおられるのも事実です。
気持ちはよく分かりますが、
潜在精巣の場合は、そうはいきません。
正常な位置に無い精巣が腫瘍化する確率は10倍以上(計算上複数の回答があるのであれて10倍以上としておきます)
麻酔が恐いから敬遠するレベルを超えていますので、手術の必要性と重要性をよく理解したうえで、ご納得して頂き、前向きに考えましょう
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