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犬さんの子宮内膜過形成から蓄膿症への移行期の手術(5/12)

2019-05-12 13:15:05 | 動物病院
こんにちは
湘南・茅ヶ崎のまつうら動物病院です


今回は、チワワちゃんの子宮蓄膿症です。

子宮蓄膿症のケースは以前も投稿してますが、一般的に、子宮蓄膿症として診断できる場合は、それなりに病状が進んでおり、全身状態も最悪になっているケースが多いです。

これは、正直、来院するのが遅すぎるケースが大多数です。

次に、早期で来院しても、検査上の異常が無い場合も多いのでその時は「異常なし」「異常があるかもしれないが経過観察」で再診となることもあります。
(違う、そんなことない!という先生もおられるかもしれません。しかし、転院例として、先週、〇〇動物病院で問題ないと言われたけど、全然よくならない、という主訴で来院され、検査すると子宮蓄膿症の真っただ中、これに気が付ないのはオカシイレベルという事も何度もあります。これは気が付かないのではなく、その診察時は検査しても異常として認識しにくい状態と思われます。)

今回のチワワちゃんは、何度か繰り返して子宮の超音波検査を行って、子宮内膜過形成の状態を発見することができ、子宮内膜の細菌感染が起き始めた早期の段階で手術を行う事ができました。


(人手が足りなかったので、術中写真はないです。。。。)


摘出した子宮卵巣です。




子宮内膜の分泌液からは多量の細菌が検出されました。

従来の、甚大な子宮蓄膿症の子宮と比較すると、比較的小さめです。

(注)チワワの正常な子宮卵巣はこの1/4程度なので、異常な大きさではあります。



早期




膿だらけの子宮(子宮内に膿が充満しておりパンパン)





飼い主様の熱意のお陰で早期発見、早期手術を行う事ができました。

回復も早く、状態も安定し、短期間での退院が可能となりました。








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