こんにちは
湘南・茅ヶ崎のまつうら動物病院です
猫ちゃんのしっぽの先端が自傷行為によって壊死してしまいました。。。
体のどこかが一度気になってしまうと、ずっと気にしてしまうんですよね・・・
しっぽの先を気にしてしまい、舐めたり、かじったり、、、
舐めすぎたり、歯を強く当ててしまうと出血してしまいます。
出血するくらいの怪我ですと、治る際に、いわゆる「カサブタ」が作られて、治癒過程でムズムズ・・・
今度は、ムズ痒くなる・・・・
それで、更に気になって、再度舐めて、かじって、、また怪我・・・・痛い。。。
痛くて、何が何だか分からなくなってしまい、イライラ・・・・イライラ・・・・
神経が過敏になって、ストレスが溜まって、体のどこかを舐めすぎたり、かじったり、、、
やっぱり、治りかけの傷がムズムズ・・・痒くなる。。。
また、かじって出血・・・・
かじり過ぎると、痛みよりもストレス発散を優先させ、骨が見えるくらい、組織をかみ切ってしまうことも。。。
この繰り返しが起きる事が、どの子でも予想されます。。。
自然に治るだろうと思いきや、、、、、この様な事が繰り返されると、血行障害も起こり、壊死してしまうことも。。。。
勿論、細菌感染すると、壊疽してしまう事も・・・・
温存して、創傷治癒を期待する段階ならそうする方が良いかもしれませんが、
結局、治癒に時間もかかるし、血行障害の影響で途中で壊死してしまう事もあります。
今回は、すでに壊死してしまい、一部から膿も出ていたという事で、温存するメリットが全くありません。
ですので、しっぽの正常な組織の部分で切断し、尾の先端を再形成する断尾術が適応となりました。
尾の先端の約5cmくらいが血行障害を受けている部分&壊死部分と考えられます。
断尾術は、生まれたばかりの子犬のしっぽを見栄えの良さを目的として行う事が多いです。
子犬の頃は、無麻酔で行え、切断後にちょっと縫合すれば大丈夫な程度ですが、
大人になったらそうはいきません。
しっぽ と言えど、動脈も静脈もあります。
しっぽを動かす筋肉もあり、靭帯も、しっぽの骨も関節もあります。
普通のハサミじゃきれませんし、普通に切断するだけでは大出血してしまいます。
ですので、しっぽの先端が不格好な形にならぬように皮膚を切開し、しっかりと止血処置を施しながら、切断するしっぽの骨の関節を露出して、骨を切除する外科器具で切断します。
その後、生体側の切断した尾の断端が尖っている部分を削ってスムースにします。
新しく形成した尾の先端を丁寧に縫合しておしまいです。
結局、安全のために、約8cm程を断尾しました。
治ってから普段の生活に戻ってくれるといいです。
→→→→→ まつうら動物病院のCM&ホームはコチラ↓↓↓
湘南・茅ヶ崎のまつうら動物病院です
猫ちゃんのしっぽの先端が自傷行為によって壊死してしまいました。。。
体のどこかが一度気になってしまうと、ずっと気にしてしまうんですよね・・・
しっぽの先を気にしてしまい、舐めたり、かじったり、、、
舐めすぎたり、歯を強く当ててしまうと出血してしまいます。
出血するくらいの怪我ですと、治る際に、いわゆる「カサブタ」が作られて、治癒過程でムズムズ・・・
今度は、ムズ痒くなる・・・・
それで、更に気になって、再度舐めて、かじって、、また怪我・・・・痛い。。。
痛くて、何が何だか分からなくなってしまい、イライラ・・・・イライラ・・・・
神経が過敏になって、ストレスが溜まって、体のどこかを舐めすぎたり、かじったり、、、
やっぱり、治りかけの傷がムズムズ・・・痒くなる。。。
また、かじって出血・・・・
かじり過ぎると、痛みよりもストレス発散を優先させ、骨が見えるくらい、組織をかみ切ってしまうことも。。。
この繰り返しが起きる事が、どの子でも予想されます。。。
自然に治るだろうと思いきや、、、、、この様な事が繰り返されると、血行障害も起こり、壊死してしまうことも。。。。
勿論、細菌感染すると、壊疽してしまう事も・・・・
温存して、創傷治癒を期待する段階ならそうする方が良いかもしれませんが、
結局、治癒に時間もかかるし、血行障害の影響で途中で壊死してしまう事もあります。
今回は、すでに壊死してしまい、一部から膿も出ていたという事で、温存するメリットが全くありません。
ですので、しっぽの正常な組織の部分で切断し、尾の先端を再形成する断尾術が適応となりました。
尾の先端の約5cmくらいが血行障害を受けている部分&壊死部分と考えられます。
断尾術は、生まれたばかりの子犬のしっぽを見栄えの良さを目的として行う事が多いです。
子犬の頃は、無麻酔で行え、切断後にちょっと縫合すれば大丈夫な程度ですが、
大人になったらそうはいきません。
しっぽ と言えど、動脈も静脈もあります。
しっぽを動かす筋肉もあり、靭帯も、しっぽの骨も関節もあります。
普通のハサミじゃきれませんし、普通に切断するだけでは大出血してしまいます。
ですので、しっぽの先端が不格好な形にならぬように皮膚を切開し、しっかりと止血処置を施しながら、切断するしっぽの骨の関節を露出して、骨を切除する外科器具で切断します。
その後、生体側の切断した尾の断端が尖っている部分を削ってスムースにします。
新しく形成した尾の先端を丁寧に縫合しておしまいです。
結局、安全のために、約8cm程を断尾しました。
治ってから普段の生活に戻ってくれるといいです。
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断尾後は当然痛みのコントロールを行います。痛みを完全に抑えることで、食欲元気はいつもと変りなく過ごすこともできます。