よそ見見聞録

気ままにのんびりと更新していきます。近場で撮影した写真や動画を不定期にご紹介しております。

3/20:リニア鉄道館③

2011年06月03日 00時24分17秒 | JR東海
今回は、381系と111系についてご紹介します。



クハ381

381系は、中央本線(西線)の曲線区間を減速せず車体を傾けて振り子させる機能を営業列車で初めて採用した列車です。

中央線の「しなの」で投入されたのを皮切りに、京都・新大阪から阪和・紀勢線を通って新宮方面へ向かう「くろしお」や、岡山から伯備線を通って出雲方面へと向かう「やくも」に投入されました。


TR224台車

カーブなどに差し掛かると、振り子ばりが振り子コロを伝わり車体が曲線内側へと傾きます。そうすることで、遠心力を小さくしカーブを普通の台車を履いた列車に比べて速く通過することが出来ます。


久しぶりに見ると、381系の車体の低さに驚きます。重心を低く取っているのも振り子車両の特徴です。


上から見ても同様、屋根はクーラー等の機器はほとんどありません。


車内






連結器です。奥に連結面の前後の衝撃を吸収するための緩衝器がついています。通常、連結器と緩衝器は十字継ぎ手と呼ばれるものでつながれており、上下左右方向への自由が利きました。しかし、振り子車両では十字継ぎ手ではなく球継ぎ手が使われています。

球継ぎ手とは、名前の通り継ぎ手部分が球状になっている継ぎ手のことです。振り子車両では上下左右以外にも、振り子した時のねじり方向へ対応しなければなりません。


ヘッドマーク
車両は変わってしまいましたが、ヘッドマークのデザインは変わっていません。




ジャンパ受けも、妻部に直付けする形になっています。

続いて、111系です。


クハ111

113系の祖先に当る形式であり、長野を走る115系もこの形式がなかったら存在していませんでした。多分・・・



運転台を見ると、昔ながらの曇りよけガラスが特徴的です。


TR62台車
ユレマクラからバネを介して台枠・輪軸へと伝う分かりやすい台車です。


運転台付近のサイドビュー
乗務員扉が若干前に来すぎかなと感じてしまいます。


行き先表示器も前面のみにしか存在しなかったため、側面には標差しに行き先を掲げていました。よく「サボ」といわれているヤツです。


一体いつまで使用されていたのでしょうか?

行ってから3ヶ月経つと、結構忘れてしまっているなという感が否めません。こまめな更新をしていきたいと思っても中々更新できない自分がいます。

先月の大型連休にも関西方面に行ったので、忘れないうちにご紹介していきたいと思っております。

それでは、今回はこの辺で失礼します。

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