朝5時半出発予定にしてコンビニに立ち寄り6時前に出発。現地到着は7時前位です。道中は少し降られましたが、現地ではほとんど降っていません。天気を雨量レーダーで確認したところレース中はなんとか大丈夫そうです。
アランさんともんちさんはすでに現地入りしており、もんちさんは試走をしている模様。気合の入り方が違いますね。
タンデムバイクの準備をして受付を済ませ、久しぶりにDASTYの面々が集まったので記念撮影などしました。
足のほうは術後4か月、シューズの足首周りがまだ太いのでやや窮屈なものの、比較的状態も良く特に問題はありません。あとは体力ですがこればかりはもうね。バイクはタイヤを前後IRCのRoadLiteTubelessに交換し、リムの都合でチューブドでの使用。バルブがディスクブレーキの制動力に耐えられるかどうか。
作戦としては、ゲートまではウォームアップを兼ね抑え目に、その後は様子を見ながらギリギリのところでペースを維持していこうと考えています。特に今回のライバルはシドニーパラリンピック組がいますから、なんとか食らいついていきたいところです。さとりんぎさんのところはマーク不要のはずですが、バイク自体にトラブルが出ないか少し心配です。(私のバイクなので(^^;))
開会式を終え8時を過ぎたので整列しスタート地点に移動します。
われわれは第3グループでのスタートです。年配組/シングルスピード/女子/ジュニアと一緒くたなので、スタート直後の混乱を回避しつつ集団のペースにのっていきます。
ゲートまでは久しぶり(1年ぶり)のタンデムコンビのシンクロを図りつつ、体に少しずつ負荷をかけて呼吸が楽になるように体を温めていきます。kinoさんとペダリングの回転数や負荷はどのあたりがいいか打ち合わせをしながら登りました。タンデムバイクだと会話が近いのでこういったコミュニケーションも円滑に行えます。 私は比較的ギリギリ重いギヤを踏みますが、kinoさんは軽めをくるくる回すスタイル。お互いの妥協点をさぐります。
ゲート手前の短い下りは接触転倒追突がないようにラインを選んで通過し、その先の急勾配に備えます。
このあたりではタンデムクラスでは我々が先頭でした。しかし続く11%勾配の区間でペースが上がらず走っていたところパラリンピックチームに追い抜かれました。 しかしその後は差が開くというわけではなく、付かず離れずというところ。なんとかついていってゴール勝負に持ち込めるでしょうか。(ゴール勝負になると負けそうですが。)
f(t)の若手Kさんもちょうど同じようなペース・位置取りだったので、この3台はゴール付近まで一緒かもと予想しました。お互いいい刺激になってペースが維持できるといいですね。
11%勾配のあたりで一番軽いギヤからもう1枚というギヤを使いました。kinoさんに合わせて軽めのギヤを選択。私の心臓が持つかどうか心配です(^^;)。
タンデムバイクはお互いの好みの回転数が近いほうがいいですが、それよりも回転ムラの同調にも注意しなくてはなりません。二人で乗ると意外と回転ムラがあることに気づきます。そのわずかな抵抗が回転力の妨げになり、体力を消耗します。 私はわりと自由に回せていたので、kinoさんはかなり気を遣ってくれたのではないでしょうか。

写真はアランさんより。
先行するパラチームはストーカのMさんが定期的にダンシングを入れています。こういったペテランの走り方を間近で観察できる好機となりました。ダンシングで加速してペースをキープするわけですね。実際、つづらの途中あたりまでは少しずつ離されました。もう少しで諦めてしまうくらいでした。
だいろのつづら折は番号が振ってありわかりやすいのですが、昨年の辛いハンガーノックの記憶がよみがえります。(6番だったかな。)そこを乗り越えるとなんだか勇気が湧いてくるのです。
このあたりまで来ると苦しいながらもリズムが作れるようになってきました。さて、つづらを抜けたらどうなるでしょうか。
11ターンほどあるつづら折を抜けると、あとは2kmほどです。
序盤と同じく最後に11%勾配区間が待っていますから、それに備えつつ、ゴール付近での位置取り、仕掛けるタイミングを考えます。
どこで仕掛けるか、どこまで気付かず近寄れるか、、、
わりとシリアスな思考を進めているところで、「だいろくんの格好をした人」が応援してくれていました。
「???」、、、本人が楽しそうなのでよしとします。(あとで誰だかわかりました(^^)。しかしよくできていたなぁ。)
11%を乗り越えたところで、かなりパラチームと接近していました。相手はかなり疲れてきている様子(ブラフでなければね)。これはチャンスです。
残り500mというところでペースアップ、前に出ました。ここで置き去りにできればいいのですが。
しかし残り300mあたりでカウンターをくらい、追い抜かれました。うげげ。ちょっとペース落ち気味です。やはり仕掛けるのが早すぎたか!?
しかししかし、パラチームに疲れが見え、ややペースが落ちてきました。これはまたまたチャンス。
「逃さん!。」
kinoさんともども、これはチャンスと覚悟を決め、ほんとに最後の最後のスパート。喉からなんか出てきそうですorz。
辛くも先行してゴールできました。
大会二連覇といえばなんだか素敵。ゴールエリアでは家族らが出迎えてくれました。
疲れた体で駐車場エリアに向かいます。まだ雨は降ってきませんね。ありがたい。
先頭グループのバトルはどうだったのか、気になりますが、みなさんそれぞれベストを尽くしたようでいい顔をしています。
自転車のまち新潟の会の面々もいいお顔です。レーシングな方ばかりではありませんが、それぞれの目標を持って登ってきて、満足げです。
さて自称下山部としては下山はもうひとつのイベントです。遠足は帰るまでが遠足といいますしね。
ディスクブレーキが問題ないのは昨年経験済みですが、今年はチューブレスタイヤを用意しました。タイヤがずれたりしなければバルブトラブルはないはずです。 それでも二人乗りですし、大会中の下山なのでかなり抑え目で下山しました。
いわむろやに到着してホイールをチェック。さすがチューブレスタイヤは回転ずれなど生じず、バルブも直角のままでした。これはいいですね。IRC、グッジョブです。
最終的にはチューブレスリムにチューブレスタイヤで走りたいところですが、二人乗りでも大丈夫そうなチューブレス用の頑丈なホイールとなるとやはり29er用ホイールになるでしょうか。(最近クイックタイプが少ないんですよね。)
表彰式ではチャンピオンジャージを来てご満悦。Lサイズのジャージが小さいです。XLを用意しておいてほしかったです。サイズの合わないジャージは頂いてもなかなか着る機会が無いんですよ。もったいない。来年こそはぜひ。
表彰式の途中からぽつぽつと雨がきて、ジャンケン大会の頃は本降りになりつつありました。撤収撤収。
KOKAJIYAさんのお弁当をいただきました。お肉がとってもやわらかでおいしかったなぁ。
温泉に浸かって帰ります。地元だと復路の時間もあまり気にしなくていいですね。
今年は峠道の下からスタートということで、実行委員会ではかなり苦労されたことと思います。しかしおかげで素晴らしい大会になったと思います。
大会関係者の皆様に心から感謝いたします。また来年も、そして今後ずっと続いていけるといいですね。
同窓会のようなどこか和やかな雰囲気のこの大会。毎年出られるように走り続けたいと思います。