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matsuodaの下山部(goo版)

teacupからの避難場所。更新はたまーに。ほぼ過去ログ倉庫です。

湯田上散策

2016-12-11 22:33:00 | 登山
 初冬の新津丘陵、雪が少し入って冷えたところに出かけてきました。

 湯田上では鉱泉が湧いていました。こういうところを巡るのも楽しいですね。


 雪の入り始めたトレイルにも、足跡はたくさんあります。


 ごまどうの山頂を経由して高立山まで。山小屋はにぎやかでした。



登山靴を購入

2013-09-15 16:08:00 | 登山
 昨日は台風18号が近寄ってきていて天気も悪いので、午前中はMTBの整備をしました。
 調子の悪かったHayesのSuperEliteリアハブを分解。清掃してフリーに給脂して再組み立て。滑らかに空転するようになりました。ベアリングは、10年ばかり使っているのですが不調は感じませんでした。

 午後からアランさんとこで談笑。おいしいアンチョビ入りのトーストなどを頂きました。
 その後ちょうどいい機会なので、ICIにでかけ、登山靴を購入してきました。
 AKUのJasper GTXというモデルです。30分以上店内で試着した上で購入。旧モデルということで格安で購入できました。


 翌16日。今日は台風18号が上陸して県内も大荒れ。
 戸外に出るに出られない天候なので、登山靴の手入れをしました。


 一緒に購入してきたTOKOのワックス。こちらを塗り込んでおくと防水性がさらに高まるということです。反面、ゴアテックスの透湿性能は二の次になります。この靴は3シーズンの中登山用を想定しているので、防水と着雪防止を優先することにしてワックスを塗ることにしました。


 ワックスはクリーム状。原料はパラフィンとナフサと蜜蝋と書いてあります。


 薄く塗り付けて伸ばし、30分ほど乾かします。


 乾かしてからブラシで磨くと、つるつると光沢が出てきました。2度塗りして完成としました。


 トレランの整備のときにでも慣らし履きをしてみようかな。

権現岳登山

2013-08-16 21:02:00 | 登山
 今日は何しようかな、と考えていましたが、やはり登山に出かけることにしました。
 昨年は権現岳~鉾ヶ岳を登ったのですが、今年は暑いので権現岳のピストンとしました。そのかわりロードバイクで自走してみることにしました。



 ザックとシューズを担ぎ、柵口(ませぐち)までロードバイクでとことこ走ります。県道の入口から登山口までは、写真のようにけっこうな急坂が出迎えてくれます。シャルマンまでのロード練もいいですが、近くで急坂を走りたい方はこちらへどうぞ。だいたい10%くらいの坂が続きます。

 川沿いの工事現場あたりまでくるとコンクリート舗装になり、その後砂利道となりました。ここにバイクを置き、トレランシューズに履き替えます。今回のシューズはサロモンです。


 すでに暑くて汗びっしょり。こんなんで登山なんてできるのか心配です。登山口付近に水場があるので、冷たい水を頭からかぶりました。生き返ります。


 登山口ですでに2合めですからね。少し休憩したいところですが相変わらずアブとオロロの熱烈な歓迎は嬉しくないので、登り始めます。


 登山は心拍トレーニングではありませんから、頑張っちゃいけません。しかしなんだか心拍が全然落ちないんです。まあここは険しい権現岳、急坂が続くから当たり前なのです。
 鎖場やロープなどもあちこちにあります。ここは「わらじ脱ぎ場」といって、昔はここからいわばの急登なのでわらじを脱いだそうです。


 だんだん標高も上がってきました。道中、草刈りの方と会いました。昨年も草刈りの人がいましたね。仕事で登るのは大変ですね。


 無事山頂に到着。暑さにやられてすっかりくたびれました。給食をして下山します。



 下山は心拍が上がらなくて順調に降りられるかと思いましたが、やはり権現岳は甘くはありませんでした。
 階段状やら鎖場やらで、けっこう脚の踏ん張りを必要とします。これがじわじわと脚の負担になります。暑さに疲れた体に、筋肉の緊張は堪えました。


 軽い熱中症な気分を味わいつつ、軽い(?)ハンガーノック気味な気分を味わいつつの下山となりましたorz。下山部なのに、ちょっとカッコのつかない下山でしたね。
 最後はくたくたになりました。
 アブがまたまた歓迎する中、下山記録を残しておきました。

 水場で体を冷やし、のどを潤しました。すぐ近くに親水広場があるようなので、寄ってみることにしました。

 堰堤に階段を付けただけですが、川に入って遊べるようになっています。
 下山中はここに浸かって体を冷やそうと考えながら降りてきましたが、いざ足を浸けてみると冷たいのなんの。水温は13-15度くらいでしょうか。うだった体を浸けると心臓マヒでも起こしそうなので、膝下までにとどめましたが、十分体を冷やすことができました。やはり夏は水冷ですね。


Bioliteでラーメン

2013-06-29 21:56:00 | 登山
 天気もよいのでアランさんと高立山へ。
 久しぶりのMTBでのダートライド、、、、ダートは走ってないですねorz。

 麓の公園からはトレランシューズに履き替えて、徒歩で山小屋まで登りました。
この1か月、ほとんどフラットなところばかり走っていたので、すっかり登坂力がなまっていましたorz。

 山小屋に到着したのは昼どきを外れた14時頃で、誰もいなくなっていました。ひさしぶりにBioliteを使って、味噌ラーメンとしゃれこみました。




 着火には持参した新聞紙を使いますが、あとは杉の葉、落ち枝をかき集めて薪とします。急いだり命に関わるような行程ではないので、のんびり火起こしを楽しみながらお湯を沸かします。なんてぜいたくなひととき。

 ラーメンはマルちゃん正麺の味噌味。最近のインスタント麺は四角いのが多く、コッヘルに入れてくるには割らなくちゃなりませんが、こちらならバッチリ。2つ入れてきました(^^)。



 Bioliteの着火方法はようやく慣れてきましたので簡単に紹介します。

1)持参した新聞紙でこよりを作ります。
2)落ち枝を拾ってきて、長さを揃えつつポキポキと折り、{極細/細/中/ちょい太}くらいの種類に分けます。折るときに枝の乾き具合も分かるので、湿っている枝は除きます。
3)新聞紙に着火してBioliteに投下。続けて極細の枝から入れていき、内蔵ファンを回して炎が上がるようにします。杉の葉を使ってもいいです。最初はとにかく炉内の温度を熱くする必要があります。炎が消えたらリトライします。
4)炉内が熱くなってきたら枝を少しずつ太いものにしてきます。炉内に何本か炭ができればファンからの送風で十分に炎が上がります。
5)炎が安定してきたらコッヘルを載せてもOK。たまに枝を足してやります。



 炎が安定してくると電力供給もずっとできるようになりました。(緑ランプが点灯)
 冬とか春先はなかなか電力供給までたどり着かなかったのですが、もしかするとリチウムイオンバッテリの環境温度が影響しているのかもしれませんね。
今日は気温26度くらいで、バッテリにはちょうどよい気温だったと思います。

 まあ、電力供給できるようになっても、今回は充電する道具をもっていかなかったのですけどね(^^;)。

 6月も末になり、山道はかなり薮になってきました。半袖で歩きたいところですが、かぶれたり草木で切ったり虫に刺されないよう、注意が必要ですね。

下山の難しさ

2013-05-30 22:53:00 | 登山
先日、三浦雄一郎さんが80歳という高齢で、エベレスト登頂を果たしました。

私は登頂したことを嬉しく思いつつも、無事下山して帰ってこられることを楽しみにしていました。

三浦さんはベースキャンプまではなんとか下山したものの、下界(といってもあちらの下界は標高4000mくらいありますが)までヘリコプターで降りてきました。

「ああ、ちょっと残念だったな。」
自力で下山してくるのを楽しみにしていた私の、率直な感想です。


自力で下山できなかったことについて、外野がどうこういう筋合いではありません。登頂が目標だったのなら、それでいいのかもしれません。

娘さんが擁護しておられましたが、それもなんか違うと思います。
自力で下山できなかったのは、間違いない事実です。弁解の余地はありません。
しかし一方、弁解する必要なんて無いのです。

生きて帰り着く。

冒険とは、そういうものであってほしいです。
冒険譚は、帰り着いた本人から直接聞きたいのです。

何か目標に向かって進む人で、片道切符でもいいと思っている人は、ほとんどいないはずです。「旅に出る」ということは、帰ってくるという意味です。


しかしあれだけ鍛錬した三浦さんでも、登頂後には少し安堵の気持ちがあったのでしょうか。緊張の糸が解けてしまったのでしょうか。
下山する体力がすっかりなくなってしまったとのことでした。

厳しい目で見れば、下山の見通しが甘かったのかもしれません。
下山する体力、集中力をそこに残しておく。これはとても難しいことなのかもしれません。80歳という高齢者が、8848mから下山するということはどういうことなのか。これは周りのスタッフも含めて初めての経験で、すべてを見通すことはできなかったでしょう。

デスゾーンと呼ばれる世界を歩くと、「登頂できたから、もういいや。」そう思ってしまうのか。達成感があればこそ、諦めてしまうのも早いのか。
その状況のままでは帰って来れなかったかもしれません。

チームのバックアップと的確な判断によって、ヘリコプターでの下山を決意されたのでしょう。そして、それは自力下山という結果を得られませんでしたが、彼は生還したわけです。

一番大事なのは、生きて帰ってくることです。それができてよかった。

的確に判断し、諦める勇気。下山家に必要なことだろうと思います。
それは自分の能力の天井を作ってしまうことではなく、次の機会をうかがうチャレンジ精神だと思います。

次はぜひエベレストからの自力下山を目標に、チャレンジしていたただきたいです。