腎臓癌⇒広範囲肝浸潤だってょ!

ICU勤務の現役看護師 突然の癌発症 "する"から"される"側へ…これからいろいろありそうです。

手術後2週目(J-VAG抜去)

2007-12-14 23:44:09 | Weblog
11月25日
手術後2週目(J-VAG抜去)

点滴もなくなり唯一身体に入っていたJ-VAGドレーンを抜去。皮膚刺入部は24Frと太い!抜去時は特に痛みもなく"スーッ"と抜けた。中にはブルーのJ-VAGドレーンが約40㎝入っていた。長い!最後のドレーンが抜けると気分もいい日曜日でもあり静かな院内散歩に出掛ける。

手術後9日目(全抜鈎)

2007-12-14 23:19:28 | Weblog
11月23日
手術後9日目(全抜鈎)

行動範囲も広がりエレベーターを当然使って「X-P(レントゲン)検査」へ行きはスタッフが付き添ってくれたが帰りは自分ひとりで部屋に戻る。
食事は毎食⑤(全量摂取)
面会の人が多く来てくれるので気がまぎれて調子がいい。
あれほど術前/術後痛かった左肩痛(関連痛とのこと)は劇的に良くなる。
1番気になるところがなくなると2番目に気になるところが強くなり…J-VAGの刺入部付近が苦痛になる。

○全抜鈎⇒数箇所は少し離開あるかな…。
○J-VAG⇒24Frと俺も見たことないBigサイズ!苦痛は当然か…。

手術後8日目(半抜鈎)

2007-12-13 22:23:56 | Weblog
11月22日
手術後8日目(半抜鈎)

創部痛と腹筋のこむらがえり感は酷いものの自制内(?)ロキソニン6錠 3×1でごまかしていた…。夜間はさすがに不眠(眠たくない)で看護師さんから勧められてグットミン1錠内服して4時間程睡眠を取る。食事は胆嚢摘出術後の食事で開始されているため普通食になる。

○意識クリアー
○便秘傾向が怖くて家人に頼んでコンビニの野菜サラダを毎食分買ってきて貰い食べる。おかげで快便(腹部術後は本当に大事)

手術後7日目(Fr抜去-CV抜去)

2007-12-12 13:54:31 | Weblog
11月21日
手術後7日目(Fr抜去-CV抜去)

スペシャル鎮静「ドルミカム」も終了し意識の方もだいぶハッキリしてきました。

○CV抜去は簡単に終了。圧迫固定もなくハンザポア(絆創膏の大きいやつ)貼布
○Fr抜去はスタッフに頼んで「ゆっくりと…」抜いてもらうことにしました。"アンギョウ"の時、抜去後排尿時痛が暫く続いて嫌だったから…。ゆっくりと引き抜いてもらうと"前立腺"と"尿道口"を通過するときだけ苦痛を少し感じましたが抜去後の排尿時通もなく順調でした。
やはり医療者の都合(?)で抜くのでなく、"優しく"が大事と思いました。今までこちらの都合で急いで引き抜いていた患者様ごめんなさいネ。

手術後5日目(外科個室入室)

2007-12-11 16:39:32 | Weblog
11月19日
手術後5日目(外科個室入室)

これまた「ペチロルファン+ドルミカム」スペシャル鎮痛DIVの効果でまったく覚えておりません(マジに)

付き添ってくれた奥様によりますと…集中力は5分と持たない状態だったそうです。


手術後(ICU入室5日目)

2007-12-11 16:17:39 | Weblog
11月19日
手術後(ICU入室5日目)
ICUの5日間は「ペチロルファン+ドルミカム」持続DIVの効果で程よく(まったく覚えてないの意)経過して一般病棟(外科個室)へ退室になりました。

○バイタルサンは安定。ドレーンよりの出血増強なし、ガーレ(胆汁)色なし。
○胸部レントゲン⇒右肺下葉無気肺及び胸水貯留増強も様子観察(かなり心配なレベル?)
○Data⇒血液Gas分析(それなり) 血算(それなり) 生化学(CRP/CRE/GPT/GOT-↓) 水分バランス(±)
○創部痛が増強⇒Epi(硬膜外チューブ)より塩酸モルヒネ入り持続注入(2ml/h)継続注入 創部痛時Epi側管より「0.25%マーカイン」6ml注入OR「カルボカイン」6ml交互に注入指示あり。

手術後(ICU入室2日目)

2007-12-10 10:18:51 | Weblog
11月16日
手術後(ICU入室2日目)

○バイタルサンは安定。ドレーンよりの出血増強なし、ガーレ(胆汁)色なし。
○胸部レントゲン⇒右肺下葉無気肺及び胸水貯留軽度。
○Data⇒血液Gas分析(それなり) 血算(それなり) 生化学(CRP/CRE/GPT/GOT-↑も想定内) 水分バランス(結構+)
○創部痛が増強⇒Epi(硬膜外チューブ)より塩酸モルヒネ入り持続注入(2ml/h)継続も効果なし2mlフラッシュ対応-効果なし。Epi側管より「0.25%マーカイン」6ml注入も効果浅く「0.5%マーカイン」6ml注入にて効果あり 創部痛軽減とともに入眠する。2時間の間隔で注入

聞いた話では…。
○スタッフを見ると誰にでも「○○さん今日も綺麗ですね…」とお愛想を振舞うことは忘れず言っていた。
○術中より「ペチロルファン」に「ドルミカム」が追加で投与。

…覚えていない…記憶にない…。

覚えていること
○「0.5%マーカイン」6ml注入は本当に効きました。注入してもらうと同時に背中のチューブから冷たい感覚が判って「あー入って行く…」って感じです。2~3分ほどで「腹部が溶けてベットに沈んで行く感じ…」で凄い効きでした。

手術当日(ICU入室)

2007-12-07 09:50:46 | Weblog
11月15日
手術当日(ICU入室)
いよいよ自分の職場(ICU-集中治療室)に入室。

装着(ドレーンも含めて)
○生体監視モニター(ジレカスト)装着⇒ECG/ABP/Spo2/BT/RR他
○右内頸中心静脈カテ(W-CV) 右正中末梢Line(16G)-輸血ライン
○Fr(BTセンサー付)-精密尿量計測バック(ユーリンメイト)
○創部⇒肝切除面=J-VAGドレーン(24Fr)
○創部⇒テガダムクローズド(閉創)

聞いた話では…。
○入室時より多弁。スタッフを見ると誰にでも「○○さん今日も綺麗ですね…」とお愛想を振舞う。
○術中より「ペチロルファン」術後⇒UP(当然…)

…覚えていない…記憶にない…。

覚えているのは「3時15分の時計」「ガリガリ君(大好きで食べた)」
よく見てた夢…「ミッキーマウスのクレーンゲーム」

手術当日(術中~退室)

2007-12-07 09:48:27 | Weblog
11月15日
手術当日(術中~退室)
○手術時間 10時間
○術式 「右腎臓摘出-肝右葉部分切除-リンパ郭清」
○出血量 約3000g
○輸血 照射血濃赤10単位(約1600g)
○摘出腫瘍 1200g 腫瘍内はのう胞形成していて内部は透明水様物貯留

22時 手術室退室

当然この間は記憶なし。

手術当日(術前~入室)

2007-12-07 09:26:13 | Weblog
11月15日
手術当日(術前~入室)…入室予定は10時です。
○朝4時から 前日の「リチネ」効果でトイレへ…スッキリ出ましたょ。
○朝6時 VS(バイタルサイン)測定ご「GE120ml(グリセリン浣腸)」自分で人肌の温度と思いましたが直腸内では結構熱く感じるもので"お~"と思いました。
○朝7時DIV(点滴による血管確保) ジェルコ留置針22Gがマニュアルですが血管確保が困難で(メタボで見難いけどちゃんと触れるのに…スタッフが緊張している様子)24GでKeep。
○朝9時30分 排尿後 手術前投薬「グットミン」2錠水少量で内服
○朝9時55分 移送 外科スタッフがBedを押してくれますが結構Speedが早く感じました天井ばかり見てるので目が早さに着いていけないだけかも…エレベーターの中は広く感じました。
○朝10時 手術室入室 BedごとOpe室へ…いつも見ている風景。ティッシュ(手術台)が見えたところで自分の記憶がありません…。

◎手術室スタッフに頼んだこと⇒ありがとネ
・Fr挿入は多目のキシロカインゼリーの塗布。
・手術中にかける音楽は「R35 LOVE」指定。

手術前日

2007-12-07 08:59:38 | Weblog
11月14日
手術前日
予定術式は「右腎臓摘出-肝右葉部分切除術」で、予定術式には消化管操作はないものの肝浸潤が背側にあるため大腸への癒着の可能性もあるとのことでした。よって入院してすぐ「低残渣食」で前日昼に「リチネ(ひまし油)」を内服しました。「低残渣食」は仕方ないですが「リチネ」には内服直後、久しぶりに"ぷるぷる"身震いがしました。これはまずい!

Fr抜去

2007-12-06 16:07:36 | Weblog
11月14日
Fr(オシッコを外に出す膀胱留置カテーテル)抜去

Fr挿入⇒抜去で自分なりに判ったこと…。男性の場合
○挿入時はキシロカインゼリー約5mlを5mlの注射器に入れ尿道口より注入。暫く待ってカテーテル挿入。挿入後はカテーテルの固定をしっかりと行う。
○抜去時は多少苦痛があってもゆっくりと(特に前立腺部、尿道口)引き抜くことで内部の損傷が少ないと思う。このことは排尿時痛を抑えられるのでは…自分はひどかったです。

肝血管造影(アンギョウ)

2007-12-06 15:59:35 | Weblog
11月13日
肝血管造影(アンギョウ)

11月15日手術に向け右腎臓は○○大学病院のT教授で肝臓部分は○○医科大学の肝移植チーム(?)の先生が担当することになりまして周囲の方々には感謝でございます。

腎臓部分はアンギョウ必要なしでしたが肝臓は血管の走行が事前に知りたいとのことでアンギョウを実施することに…。

朝9時DIV(点滴)開始。Fr(オシッコを外に出す膀胱留置カテーテル)挿入⇒これがしんどかったぁ!!ICUでは緊急時簡単に挿入していましたが、やさしく入れないと痛いんだなぁと実感しました。特にキシロカインゼリー(表面潤滑麻酔ゼリー)はたっぷりと使用しないとダメみたいです。

血管造影室に入室。
【局所麻酔(ロカール)】最初の2穿刺は痛かったけどその後は押される感じだけ。
【シース挿入】イントロデューサー(?)挿入。自分がメタボ体系だから穿刺角度が大きくなり血管内にシース先端があたり結構苦痛でした。
途中で表情を見て看護師さんが何回も声を掛けてくれました。ありがとう!
さすがに自制できなくて一度ロカールを追加してもらいましたが無効でした。結局120分我慢してました。処置前のマイナートランキライザー内服も効果無しですね。
【造影剤注入】血管造影時当然造影剤が注入される。自分も患者さんに「身体が熱くなりますょ」と簡単に説明していたが、その熱さは相当なものでした。これも苦痛でした。
【圧迫止血】
枕子を利用して圧迫止血。
【安静臥床】
血腫・出血予防のため4時間のBed上絶対安静(穿刺した右足は膝立ても禁)。これもなかなかでした。Frの違和感もあいまって高齢者なら「不穏」に陥る気持ちが判ります。4時間のBed上絶対安静が解除になっても24時間歩行制限でFrは挿入のまま…。まいりました。

RI(ラジオ・アイソトープ)検査4 ガリウムシンチ撮影

2007-12-06 15:17:08 | Weblog
11月12日
RI(ラジオ・アイソトープ)検査4 ガリウムシンチ撮影

11月9日に注射した「ガリウムシンチ」の撮影です。固い台の上に約60分仰臥位のまま…結構疲れました。技師さんの話ではガリウム自体が微量でゆっくりした撮影が必要とのことでした。ちなみに撮影前に排便を済ませるのは「ガリウム」の排泄が尿中でなく便中になるため十分排便していないと腸管部分が黒くなって良く分らないとのことでした。

結果⇒自分も排便が十分でなく良く判らなかったみたいです。

入院だょ!入院!!

2007-12-06 15:08:32 | Weblog
11月11日
入院だょ!入院!!

当院に入院(個室)を予約していよいよ個室部屋が空いたとの連絡が入り入院に…。自分の病院に入院はもちろん初めて!部屋は○19号個室で改装したばかりの綺麗な部屋でした。液晶テレビ(地デジ)に大きめ冷蔵庫が付いた床頭台…など気に入りました。ちなみに差額Bed代は4,000円/日 この内容なら4,000円でもアリでしょう。

でも同じ病院のスタッフが入院…勤務し難いでしょうねぇ。自分なら正直担当は嫌ですね。