「乙一」は"オツイチ"と読む。日本の小説家である。
弱冠17歳で小説家デビューし、一発屋で終わらずに今日まで活動を続ける稀有な作家である。
(最近は本を出していないが・・。)
彼の作品は、まず変わった"シチュエーション"が前提となり、その上で物語が展開される
パターンが多い。
たとえば、デビュー作【夏と花火と私の死体】。
夏と花火と私の死体 (集英社文庫)乙一集英社このアイテムの詳細を見る
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僕は猫が好きだ。
愛らしい仕草。
のんびりとした生活スタイル。
人間に媚びないが、餌なりはきっちり要求する自分勝手さ。
どれをとっても魅力的。
今日は猫が主人公となっている文学作品をとりあげてみる。
◆【吾輩は猫である】 夏目漱石(amazon)
文豪・夏目漱石の文壇デビュー作。
「吾輩は猫である。名前はまだない。」の書き出しはあまりにも有名。
全編、自らを"吾輩"と称する猫が語り手 . . . 本文を読む