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テレビを見ていたらスナメリの特集をやっていた。突然60年近い前の疑問が氷解した。そうだスナメリだ。
詫間電波高校の寮にいたころ夏になると広島からきている水泳自慢の先輩が海に出て近くの粟島まで泳ぐものもいた。おそらく漁師町の子供として生まれたのだろう、海で伴走の船なしで4キロ先の島まで泳ぐことを何とも思っていない。
「クジラが泳いでいるのに出会う。すぐ近くを泳ぐんだ」と彼らは言い伝えた。小型のクジラでxxxxというんだとも。そのxxxxが長い間思い出せなくていた。
瀬戸内海にクジラがいること自体、ほら話だろうとも考えていた。それはスナメリだったのだと聴覚と共に思い出した。ナメリといっていた記憶がかすかにかすかにある。
記憶って実に不思議なものだなとも。