gooブログはじめました!散歩写真の達人 石ちゃんのフォトエッセイ ーーー30年の私写真散歩 少しずつお見せしましょう。

「東京原色図鑑」散歩とスナップ写真1万点。
80年代の東京も。大好きな写真家に、濱谷浩、石元泰博、森山大道氏等。

カメまんだらだら石ちゃん散歩 濃い水色の空が大好きさ・・・

2016年05月16日 | 呆け防止

 数回先のブログで、
濃い水色が好き、ということから

『恋はみずいろ』という流行歌曲がかってありまして、・・・( そこまではよいのだが )
その表現に、ポール・モリアだけの曲だとすっかり思い込んでいたぼくはミスをしたんです。
実はいろんな歌手が歌っていたことを知ったのですね。
で、いろいろ聴いてみました。

 シルビー・バルタン

 ううん、此の人は、アイドルを探せ ですっかり好きになり、
こんな音楽もあるのかと大いに感心した記憶があったのです。

その後の日本の歌謡世界で、(アイドル)などと言うことばが流行ったのは、ここから来ているのかどうかは、ぼくは詳しくわかりません、わかりませんけど まるで自立した一人の女性の声を聴いた気がいたしました。それに比べて・・・と言っても虚しくなるからやめときます。


 でも、シルビー・バルタンの 『恋はみずいろ』は、ううん、ぼくには合わなかったですね。


 ヴィッキー

 うむ、此の人の歌を聴いていた。思い出にはまった、此の人だ、ぼくの記憶に残っていたのは。うまい、ソフトな歌い方ながら独自に自分の世界を作っているなあ、感心しました。( ポール・モリアだって此の人の歌ほどの豊かな情感の世界はたぶんつくれまい。) 

 他にもいろんな歌手が歌っていたのだろう、日本でも森山良子が歌っていた。

 でも、音楽っていきなり当時の昔に連れてってくれるねえ。

 それが不思議だ。

自分のフィールド、写真でそういうことがあるだろうか?

 残念ながら、・・・そんなことはないと断言せざるをえない。

 森山大道の、野良犬の写真、あれよかったねえと好事家の青年や芸術大好き淑女に静かに熱く語られることはあっても、多くの写真表現は、ましてCMの写真なんか、まず当時の自分の世界に連れて行ってはくれまい。そう思うのですねえ。

 音楽だけが、いとも簡単に時空を超えて聴くものを当時の世界に連れて行ってくれる。

 これって何なのでしょうねえ。


音楽、 ぼくは青年時代、実は音楽を聴いていなかった。
でも、そんなぼくの耳にも音楽は入ってくる。街を歩いていても、電車に乗っても、テレビを見ていても、音楽は無理やり?耳に入ってくる。そして意識せずとも記憶になり、やがて数十年後、懐かしい、ということになるのではなかろうか?

音楽って空気のように流れるのだ。

ぼくの写真って、空気のように流れた写真はたとえひとつでも、ありはしない。

これが、悲しいことに厳然たる事実である。

最高で、百数十万部売れていた雑誌の口絵を飾ったことはないわけではない。
でもさあ、空気のように街に流れ出す音楽は、数千万の人々の耳に入って行くのだ。


 濃い水色の写真を、悔しいから、何点かお見せすることにしてこの項、おしまい。










     フォト・文 石郷岡まさを

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