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毎度、写真と文でちょいとおしゃれなフォトエッセイが書ければと、そう願って書いております。
ある夏の日に、ぼくは、思い切って島に旅に出ました。サーフィンで有名なところで、東京都に属するのですが、船で何時間も揺られていくしかないのです。そう、分かった方もいるのでは。
新島に、カメラマンになりたての夏に出かけたのでした。今から、30年近くも前のことです。
民宿の宿に落ち着いて、若いぼくは早速、カメラを持ってぶらりと海の方へ散歩。
当時は、新島は多くの若い人々がサーフィンだかアバンチュールだかを求めて、ワーッとにぎわう島として有名でした。
なるほど、海岸には多くのサーファーが見えます。きれいな海の色です。
そこへ、一人の少女がまるで絵に描いたような風景の中へ現れました。シルエットが波打ち際に・・・・すかさず、ショット というわけです。
あの頃は、写真が好きで好きで、多分どこかの雑誌の特写の契約をいただき、写真を撮りに出かけたのでしたか。島では、アバンチュールも何もなく、島の夜は一人静かに民宿の食事をいただき、眠りについたのです。新鮮な魚は美味かったなあ。翌日はからりと晴れた島のあちこちを歩いて、写真を撮って帰路に。
結局とりたててなにも撮れなくって、それでも美味しい空気をいっぱい喫って帰ったのでした。あの頃、何とか生活できたんだろうか?今から思うと不思議に思えるのです。
写真・文 石郷岡まさを
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