人様の動画をどんどん見ている、
めっちゃあ面白い。
何故なんだろう。街歩きの動画が思ったようにめちゃくちゃ面白い。
たぶん、作品にしたいという作者の視点はない、ナイっと言い切るのは無茶かも知れないが、静止画ほどには、つまり写真ほどには撮ったものの意図がビンビン感じられないように思う。そこが新しいのかも。
そもそも写真に、撮ったものの意図などを読み取るほどにそんな人々がごちゃまんといるような時代でもなかろう。森山大道だって言っているではないか、ただの複写であると。ただの記録であると。
昔、こんな言葉を聞いたことがある、優れた芸術写真とは、撮ったものがそこにいない写真である、と。
動画がたくさんアップされている、ウェブ上にごっちゃりとある。そんな中のほんの一部をさーっと見たに過ぎない。
いっぱい見てきたなかで、気になる視点の動画が数本あった。
面白いなア、人が都会をただ歩いている、それをちっちゃなカメラで撮る人がいる。
印象深い動画が数本あった。
気になる、好短編もいくらでも見ることができる。
京都の街はただカメラを回して記録するだけで、たぶん面白い。人が生活が移っているものはどれも面白い、それがただ単に行きずりの観光者の散歩であったり、地元に暮らす生活者であったりしても、ぼくは今現在の京都の一瞬のドキュメントにも見えるし、過去に旅した京都の街の思い出を引きずり出したりして、より愉しむすべを、ぼくは持っていると思う。つまり京都って、わが国最大の魅力ある都会なのだとおもう。今も昔も最も魅力ある都なのだと思う。何しろ千年もの間都だったのだ。
ただし、2020年の春、わが国最大の観光都市、京都もコロナウィルスで、閑古鳥が鳴いているそうな・・・
東京の都市を撮った動画も面白い。動画がめちゃくちゃ面白い。
何故なんだろう、そのことをしばらく考えてみたい。
フォト・文 石郷岡まさを