ときがわ町 開業社会保険労務士(社労士)の日記

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安定と安心の違い

2013年12月03日 | 組織の活性化

組織の活性化シリーズとして、
今日は安定と安心の違いについてお話します。

「人は安心しているとダメになる」
この言葉のいわんとすることは、
安心して自分の地位に胡坐をかいていると、
会社としての発展もなくなるということです。

しかし、正確に言えば、「安心」ではなく、
「安定」していると、ではないかと思います。

【安心】
気にかかることがなく、心が落ち着いて
いること
【安定】
物事が落ち着いていて、激しい変動のないこと

すなわち、安定して変動がない状態では「新しい
こと」に無関心になってしまうおそれがあります。


しかし、安心がなくなってしまってはどうでしょうか?

「いつも心配ごとばかり」ではじっくりと考えることが
できず、新しいアイデアも浮かばなくなってしまいます。

仕事は日々変化をしています。
アンテナを立てるには、周囲に意識が向かないといけま
せん。足元がしっかりとしていないと変化をキャッチする
余裕すらないのです。

安心があってこそ、職場が活性化するのです。

安心を与えるとはお金は重要ですが、それだけではありません。
「働く環境」もそのひとつです。
職場、仕事に必要なハードが整っている環境、
理念、目標、人間関係、信頼関係など。
これらがひとつずつ有機的に結びついて
安心が得られるのです。

特に人間関係、信頼関係は
生きている以上、常に悩むところです。

誰しも思いを正確に言葉として表現する
ことは難しいことです。

そして、思いと言葉にズレが生じている
ことが多いはずです。

そのような状態で、
お互いがこの言葉のやりとりで衝突を
起こします。

相手の人間性を決めつけずに、
自分の思いを伝える、相手の思いを
理解するという気持ちをお互いに持ち合って
言葉をとらえることも大切なのです。




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2 コメント

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Unknown (いだ10)
2013-12-03 11:27:21
わかります。昔、私も管理職なりたてくらいのころ、「安心」と「安定」を履き違えていた事がありました。
穏やかに過ぎれば、何事もなければみんな不満に思わない、と思っていたんですね。
全く逆でした。平和でやる事がない方がなぜか人間関係は悪くなる、ということを実感しました。こうやって言葉にして対比させてみると、改めて考えさせられます。
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いだ10さんへ (正木)
2013-12-03 11:36:25
コメントありがとうございます!
何事もないというのは、表面的な部分で
すでに問題が潜在している状態だった・・・
ということはよくあることですね。
家族、友達と違い、職場で起きた
衝突はリセットされずに積みあがって
いくものだと考えてます。
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