吉松真幸のボランティア報告書

鹿児島在住、吉松真幸(仮)の東日本大震災ボランティアレポート ボランティアから帰っても、他の形の被災地支援を模索中。

4月3日の朝

2011-04-03 06:40:57 | 日記
昨日は夕方になってから風が強まり、再びテントが飛ばされそうになった。

見知らぬ、名前も知らない親切な方が、テントを固定し直してくださった。

僕のテントはそれで救われたが、周りには、飛ばされたり、破壊されたりしたテントがいくつかあった。

お礼をしたいけど、名前も知らないから、どうしようもない。

困った。

ベテランのボランティアの方によると、それがボランティアの心だという。

ボランティア同士でも、困った時は、互いに助け合う。
食料のない者がいたら、周りの者で出し合う。
ボランティア活動が終わって去るときは、残る者たちのために、余った食料や水、燃料、その他を置いていく。

中には、テントや寝袋まで置いていく人もいるという。
ひょっとしたら、テントも寝袋も持たずにやって来る人が、いるかもしれないから。

ネットでは、石巻のボランティアのテント村は無法状態になっている、みたいな情報が流れているらしい。

たぶん現地に行ったことのない者が、暖かい部屋でPCカタカタしながら流した、根拠のないデマだろう。

話は戻って、人の親切に心が熱くなった。

昨日は心が折れそうになったけど、また今日から頑張る元気が出てきた。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 (山元)
2011-04-03 10:40:45
我が社も水の配送でてんやわんやだ。朝から晩まで電話が鳴りっぱなし。全員で「拝金主義は止めたっ」と叫びながら水のパック詰めに追われている。
さあ、ここで人間性が問われているな。自分のために頑張れ。気を抜くことなく。
返信する
Unknown (吉松(黒木))
2011-04-03 17:44:31
まだ活動は途中ですが、これまでの価値観、人生観が根底から覆される経験をさせていただいています。
明日からも、困っている方々のために、復興と生活再建のお手伝いをさせていただきます。
返信する

コメントを投稿