JSPOの会報誌Sport Japan Vol.55から、国士舘大学の須藤教授による「世代で変わる効果的運動」なるレポートが面白かった。
先ずはジュニア期の運動の重要性。
この時期に運動が不足する事で、肩幅が狭くなり顔が大きくなるという体形への悪影響。この時期に骨や関節への刺激が少ないと骨も大きく成長出来ないし、体幹も大きくならないと。心臓や肺機能を強化しないと骨格は大きくならないため、自体重トレーニングとエンデュランス系トレーニングで最大酸素摂取量を大きくしていく事。加えてこの時期の運動はIQにも大きく影響している他、昨今問題視される事の多い「ゲーム脳」の回避も望めると。成人後の踊れない人や歌えない人にならないためにも、この時期に運動しておく効果は大きいみたい。ただ刺激の与え過ぎは逆に成長を止める原因にもなる事から、身長成長速度曲線などから個人差への配慮も重要だと注意。
このコロナの時代、MBL式のトレーニングを勧められていたのも興味大。トレーニングは各自が自主的にやっておき、グラウンドに集まった際には実戦練習のみ行ってアピールしていくスタイル。日本式の全部見てもらうスタイルではなく、「やらされる」から「自らやる」にシフトしていく時代・・・この感覚を高校進学までに植え付けろと。たしかにこの感覚って、もはや❝全ての回答だな❞とすら思うかも。
そして運動単位に変化が始まるミドル期。
運動不足による睡眠不足・・・日中に体温をしっかり上げてないので夜に下がらない。ミルキングアクションが少なく代謝産物が足に溜まりやすくなる事でむくみが発生し、血中コレステロール・動脈硬化・脳梗塞・ガン化・・・といったリスクの増加。汗をかかない事で高血圧の心配も始まる時期で、更年期の影響が強い女性は特に要注意。
運動して交感神経からホルモンを出す・・・汗をかいて脂肪を付けずに筋肉をキープして血管から強く若返らせる。肩甲骨周りのタイトネスから血流が悪くなり、視力や認知機能への影響が始まる。モモ周りのタイトネスから腰痛が始まり、足裏の衰えからジャンプ系の運動が困難になっていくと・・・もはや心配しかない感じ。
ついにシニア期。
アメリカではエイジングという専門学があるようで、イメージと違って喜怒哀楽が激しくなる時期だと。自己中心的になる事から孤立しがちになるリスクも。身体的には脊柱管狭窄症が進行する事でしびれや歩行障害が始まる他、東洋人は股関節が悪くなる事も多いと。右利きは左膝痛から始まって左股関節痛へ・・・そして右膝痛から右股関節痛へ進行していく傾向との事で留意したい。代謝の衰えから体重管理の重要性は増すが、ジュニア期よりも個人差が大きくなるとの事で、指導者の配慮を要するところとの事。選手と指導者の能力っていよいよ別物になってきたなと。

先ずはジュニア期の運動の重要性。
この時期に運動が不足する事で、肩幅が狭くなり顔が大きくなるという体形への悪影響。この時期に骨や関節への刺激が少ないと骨も大きく成長出来ないし、体幹も大きくならないと。心臓や肺機能を強化しないと骨格は大きくならないため、自体重トレーニングとエンデュランス系トレーニングで最大酸素摂取量を大きくしていく事。加えてこの時期の運動はIQにも大きく影響している他、昨今問題視される事の多い「ゲーム脳」の回避も望めると。成人後の踊れない人や歌えない人にならないためにも、この時期に運動しておく効果は大きいみたい。ただ刺激の与え過ぎは逆に成長を止める原因にもなる事から、身長成長速度曲線などから個人差への配慮も重要だと注意。
このコロナの時代、MBL式のトレーニングを勧められていたのも興味大。トレーニングは各自が自主的にやっておき、グラウンドに集まった際には実戦練習のみ行ってアピールしていくスタイル。日本式の全部見てもらうスタイルではなく、「やらされる」から「自らやる」にシフトしていく時代・・・この感覚を高校進学までに植え付けろと。たしかにこの感覚って、もはや❝全ての回答だな❞とすら思うかも。
そして運動単位に変化が始まるミドル期。
運動不足による睡眠不足・・・日中に体温をしっかり上げてないので夜に下がらない。ミルキングアクションが少なく代謝産物が足に溜まりやすくなる事でむくみが発生し、血中コレステロール・動脈硬化・脳梗塞・ガン化・・・といったリスクの増加。汗をかかない事で高血圧の心配も始まる時期で、更年期の影響が強い女性は特に要注意。
運動して交感神経からホルモンを出す・・・汗をかいて脂肪を付けずに筋肉をキープして血管から強く若返らせる。肩甲骨周りのタイトネスから血流が悪くなり、視力や認知機能への影響が始まる。モモ周りのタイトネスから腰痛が始まり、足裏の衰えからジャンプ系の運動が困難になっていくと・・・もはや心配しかない感じ。
ついにシニア期。
アメリカではエイジングという専門学があるようで、イメージと違って喜怒哀楽が激しくなる時期だと。自己中心的になる事から孤立しがちになるリスクも。身体的には脊柱管狭窄症が進行する事でしびれや歩行障害が始まる他、東洋人は股関節が悪くなる事も多いと。右利きは左膝痛から始まって左股関節痛へ・・・そして右膝痛から右股関節痛へ進行していく傾向との事で留意したい。代謝の衰えから体重管理の重要性は増すが、ジュニア期よりも個人差が大きくなるとの事で、指導者の配慮を要するところとの事。選手と指導者の能力っていよいよ別物になってきたなと。
