トレーナー的日記。

できる事が増えるより楽しめる事が増えるのがいい人生。。。モタさん

進化。

2011-11-24 | 日記
TVで過去の名勝負のダイジェストが放送されていた。ただしこれはテニスであるが、現代テニスとの違いを交えて解説されているという競技に携わる者なら超競技で興味の沸く番組であろう。
自分は学生時代に瞬間的にテニスのイントラをしていた事があり、その頃とのあまりの技術体系の違いに愕然とした。用具の進化もあるのだが、フィジカルを始め概念のあまりの変化(進化?)に大ショック。

そこでボクシングやキックの技術体系はどうなのだろう…と、当然に興味が沸いてくるのが人情だ。私が尊敬して止まないジョー小泉氏曰く、以下の進化を挙げられていた。

・タイソンコンビ(右フック―右アッパー-左フック)は昨今世界中の選手が打つ。
・かつては一部の選手しか使用しなかったWジャブが、今では世界中で一般的に。
 (右クロスカウンター封じ効果)
・サウスポーに対しての右ダブルも90年代以降は一般化。
・スピードアップ、コンビネーションブローの回転高速化。
・インファイト技術の一部において、効果的では無いと判断するジムが増加。
 (それは技術の進化が他の技術の退化を犠牲として促進される例)

メントレ。

2011-11-16 | 日記
メントレを少しでも齧れば、ゾーンという概念を知る事になる。
コンディションが良い事を実感できて身体も良く動き、まるで負けるイメージが沸かないといった競技者なら誰でも一度は味わった事があるあの感覚…。
結果はどうであれ、その時は確実にピークパフォーマンスを出しやすいメンタル状態にあったという事。大事な場面で常にゾーンに近い状態で望めれば…と誰もが思う事だろう。
宇宙ロケットから始まり、オリンピックやプロスポーツ界、今では学校の部活動レベルまで導入されている概念。今の選手は勉強しなければいけない事が多くてホントに大変だと思う。
まぁ全ての競技が進化しまくりの時代なので諦めてもらう他は無い・・・合掌。



パッキャオvsマルケス完全決着。

2011-11-14 | 日記
待ちに待った第三戦。
初戦はマルケスのドロー防衛、第2戦はパッキャオ判定勝利(一人がマルケスを支持するSD判定)、今回は文字通りに決着戦。
ファイトマネーはパッキャオ17~18億円程度、マルケスは4~5億円程度。

パッキャオの凄まじいプレッシャーに対してマルケス意地のカウンターのぶつかり合い。パッキャオの左ストレートは健在だったがマルケスは完璧に外しきり、作戦通りにカウンター狙いを徹底。お互いの必殺ショットを完全に封じ合う形となり、かみ合わなかったと感じる人もいたかもしれない。

結果は、ジャッジ一人がドローで二人がパッキャオを支持するMD判定となった。
パッキャオのポイントは、攻撃的姿勢の部分を評価されたのみだと思う。とにかくこのライバル関係の決着は見たかったような見たくなかったような…と今更勝手に感傷に浸ったりする。



反省な事。

2011-11-13 | 日記
私的には…ボクシングやキックにある様々な技術体系の中で、首相撲(クリンチワーク含)が最も面白く無い技術に分類される。その最たる理由は自分が観客だとした場合にこれを多用する選手に感情移入する事はほぼ不可能に近いと言い切れる点だ。そして殆どのファンはこれに同意すると考えているのだ。

もちろん選手時代においては多くの練習もしたし、特に苦手意識がある訳でも無い。ただ上記の理由から競技者でなくなった以降は特にこの練習や勉強を疎かにしており、ゆえにこの技術においてだけ自分は選手時代から殆ど進化していない事に気がついた。

引退した選手が選手時代にやった事をそのまんま次世代の選手に教育してしまうという最悪な指導方法を実践してしまっているような…。前の世代の技術体系がそのまま通用してしまうなんて、あってはならない事くらい分かりきっているのに。