トレーナー的日記。

できる事が増えるより楽しめる事が増えるのがいい人生。。。モタさん

ジム(Box) OFB扇橋大会。

2018-05-29 | 日記
久々に現地観戦。

フェザー級3回戦「鵜沢一也 vs 生田進」。
7月の後楽園ホール大会に繋がる大事な5月興行・・・って事で鵜沢の応援観戦。
相手は元R50王者の生田選手って事で少し心配だったけど、ファーストヒットから鵜沢得意の右クロス。その後も頭を付けたしつこ過ぎるインファイトで削りまくる。アッパーの多用にコンビネーションもかなり打っており、あの減量した身体でよくガスが持ったなーと感心。対する生田選手もペースを取られ苦しみながらも気持ちは折れず、終了ゴングまで両者打ちっぱなしの好ファイト。CompuBoxが欲しかったくらいの手数で、判定ながらも鵜沢の完勝と相成った。

今回も暁さんなど、キック勢も出場していて余計に楽しかった。かつて当方大ファンだった木村鋭景会長もセコンド参戦しており、いつも通りロープに手をかけている状態で笑えた。毎度の事ながら40代50代の会社員、経営者、歯科医師・・・多彩な面子がボクシングを競技として行っている姿に感動。OFBは本当に良い刺激になるなーと。


Box ハイテク VS ゴールデンボーイ。

2018-05-15 | 日記
試練の母の日と親族の葬儀が重なってLive放送観戦ならず・・・。

WBA世界ライト級タイトル戦「ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ) VS ホルヘ・リナレス(ベネズエラ)」。
共にアマ時代からエリート中のエリートで今回も3階級王者と2階級王者の対決・・・ファイトマネーも両者とも順調に1億円の大台を突破してるとの事。
ロマチェンコ選手がリナレス選手のハンドスピードと高速踏み込みを易々と超えてくるのか・・・もし超えてくるようならリナレス選手の勝機は極少だし、超えられずに足止めを喰うようならリナレス選手の勝機は逆に濃厚だと。もっぱらの焦点は多くのファンがココら辺。
しかし試合が始まってみると、1Rからロマチェンコ選手が距離を潰してプレスをかけまくる。リナレス選手のジャブの精度を見れば、どれだけプレスを受けて苦しんでいるかが見て取れる。序盤早々に右のカウンター頼みという状態まで追い込まれた感じ。
だが逆にそのカウンターがある限り望みはアリなのだ・・・カウンターを打てる限りリナレス選手は諦めないはず。多くのファンがそう期待する中、ついに6Rにそのカウンターが直撃してロマチェンコ選手1ダウン。ロマチェンコ選手のジャブをアウトサイドでパーリーして、カウンターの右を真っ直ぐに打ち込んだ。
しかしこの6Rと次の7Rにリナレス選手は勝負をかけない。今回は戦前から内容ではなく勝敗に拘ると強く語っていたが、結果的にココがリナレス選手的に唯一の勝負所となる。この1発以降、右カウンターを完璧に封印させるロマチェンコ選手。時折高速連打でリナレス選手がポイントを取る場面もあったが、消耗度合いは深刻さを増すばかり。
そして決着の10R・・・残りの燃料と時間を逆算したのかリナレス選手が勝負をかける。まさに最後の力を振り絞って勝負所をメイクしようとカウンターショットを連発するが、ロマチェンコ選手は完璧に見切っていて1発も当てられない。ついにリナレス選手が燃料を使い果たしたところに、得意の左ボディアッパーでフィニッシュ。まさにロマチェンコ選手の強さの真骨頂を見たラウンド。そしてリナレス選手も倒される直前までカウンターを打ち続ける様は感動の一言だった。もしこれを6Rか7Rに敢行していたなら・・・ファン的にそう思わずにはいられない。

それにしても残念・・・ロマチェンコ選手に勝てるとは思わないが、何とか判定までいってリベンジの第2戦から決着の第3戦が見たかった。それにしてもつくづく1敗の重みを痛感せずにいられない。リナレス選手ほどの才能&人気でも、ここまで完璧に決着がついてしまうとリベンジの機会があるかどーか・・・キックなら何回でも再戦できるんだけどなぁぁ。


Box GGG vs ナイトメア。

2018-05-07 | 日記
忘れずにLive放送観戦。

WBO・WBC・WBA・IBF世界ウェルター級タイトル戦「セシリア・ブレーカス(ノルウェー) VS カリ・リース(アメリカ)」。
元ミドル級の王者であるリース選手が本格的アメリカ進出の無敗王者ブレーカス選手と統一戦。
ロマゴン選手の試合の代替とは言え、HBOがゴロフキン選手のセミに抜擢するくらいの逸材。そのブレーカス選手は元キック選手。最近はキック選手が“世界”を目指してボクシング挑戦する例が多くて嬉しい。UFCにてあのロンダ・ラウジー選手をKOした元3階級王者のホーリー・ホルム選手との対戦予定があったらしく、これからでもぜひ実現して欲しいスーパーファイト。そのUFCなどでは女子がメインを飾る興行が当たり前になってる昨今・・・この試合を見るとボクシングもいける気がしてくるのは当方だけか。
リース選手は元ミドル級王者らしく、ブレーカス選手の打ち終わりというか相打ち上等くらいの積極姿勢を見せる。それをブレーカス選手はスピード&フットで完全にコントロール。このまま完封でいくかと思いきや、中盤にブレーカス陣営がKOを要求して激を飛ばした事でブレーカス選手のボクシングが崩れ始めてしまう。右を強打しようとする事で打ち出しが遅れ始め、逆にリース選手の右をカウンターでもらうようになる。後半はダウンもあって完全にリース選手が支配するも、中盤までの貯金でブレーカス選手が辛くも無敗をキープした。完全にブレーカス陣営のミスとしか言いようが無い大失態かと。
加えてリース選手のセコンドであるデービス氏がボクシング映画「クリード2」でカットマン役で出演しているとの事を実況されていた。高柳氏がジョー氏の穴を埋めてくれるも・・・やはり解説者のどちらかは元選手ではなく知識人が必要だと改めて強く思う次第。

WBA・WBC世界ミドル級タイトル戦「ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン) VS バーネス・マーティロスヤン(アルメニア)」。
37戦無敗のゴロフキン選手に40戦3敗のマーティロスヤン選手が挑む1戦。
1Rのマーティロスヤン選手の出来が素晴らしく、ワンツースリーを直撃させてゴロフキン選手のヒザが一瞬崩れるという波乱の予感。これはもしかして・・・と思わせてくれたのもつかの間。2Rになると左ジャブの回転を上げて一気に形勢が逆転。最後は左ジャブのトリプル⇒右ストレート⇒左ジャブのトリプル⇒右ストレート⇒右ジャブ⇒左フック⇒右ストレート⇒左フック⇒右ストレートの鬼コンボでフィニッシュ。
この選手は人類最激戦区のミドル級を制しちゃってるのが逆に残念・・・できたら複数階級狙いして頂いて、もっと重い階級の猛者とのファイトが見たい。