goo blog サービス終了のお知らせ 

トレーナー的日記。

できる事が増えるより楽しめる事が増えるのがいい人生。。。モタさん

Box Sakana 1976 チャンネル

2021-09-18 | 日記
YoutubeのSakana1976チャンネルにて昔動画をどんどんUPしてくれている・・・そして劇団東洋も要チェックだった。

第67回国体少年の部ライト級決勝戦「田中洸太郎(京都莵道高) vs 李健太(大阪朝鮮高校)」
https://www.youtube.com/watch?v=mO-qo-_DNmw
アマ6冠の後現在は帝拳ジム売出し中のプロ選手である李選手と後に大阪商大ボクシング部に進んだ田中選手。
スピーディで強烈なアタックを繰り返す両者・・・まさにアマらしい戦いで見ていて気持ちいい。体格で圧倒的に上回る李選手がポイントでやや優位な展開だが、田中選手の豪快なフック系のパンチもアピール度は高そう。ただ田中選手にとって、背の高い李選手を揉み合いで押し切れない展開が厳しい。後半は明確に利選手がコントロールしての完勝。

第64回 全国高校選抜ライトフライ級「井上尚弥(相模原清陵高校) vs 田中亮明(中京高校)」
https://www.youtube.com/watch?v=ROQjAU3PtM4&t=30s
後のモンスター井上選手と後のオリンピア田中選手の高校時代のファイト。
この両者は過去4回戦って井上選手の全勝と聞いていただけに完全な大接戦に驚き。やはりメダリストになる選手は高校生の頃からこんな感じなのかと。ただお父様の慎吾トレーナーの声援っぷりが酷すぎて、どうしてもそっちに目がいってしまうのだが・・・井上選手よりもトレーナーの上達っぷりの方を特筆すべき動画かもしれない。

Sakana1976チャンネルは完全一般人のせき氏とSakana氏が放映権を買い取って動画を載せてくれているチャンネルらしい。ボクマの興行ページにも載るようになってるみたいだし、いよいよそういう時代になってきたんだなと。
基本的にアマ戦が殆どだけど、ボクシングのアマ戦こそが立技競技のアマ最高峰だと当方は考えてるので有難い限り。特にキックのアマ戦に出る選手は、基本的にアマボクシングの戦い方で殆ど勝てると当方は言い切りたい。新空手団体が短い時間の戦いをフリーでやらせたらパンチのみになって空手の向上に繋がらないとして、蹴りの数に規定数を設けて無理やり蹴らせる考え方はとても自然な事。よく分かってらっしゃる。
加えて大学リーグ戦を観戦した事のある人にとっては最高のおまけ的に、劇団東洋の応援っぷりがUPされているのも嬉しいというか笑える。


Etc プレイヤーズセンタード

2021-09-07 | 日記
入院していて読めてなかったJSPOのNo.56をようやく読書。

今回の特集の中で面白かったのが「プレーヤーズファースト・アスリートファースト」の誤解。
実は国際的な場では殆ど使われないワードであるらしく、本来は「プレーヤーズファースト、ウィニングセカンド」らしい。「選手の成長が第一で勝利は二の次」という言葉の後半が欠落して伝わってしまったみたい。選手がファーストであるという事はコーチやアントラージュ、またはその家族はセカンドになるという事・・・教師と生徒の関係の議論と同じ構図になってしまう。この白黒単純なYoutube的思考ではなく、選手を真ん中に置いてバランスを取るプレイヤーズセンタードという概念。選手を人間的に成長させる事を根底にし、全員が個を大事にする主役。逆に言えば選手もスタッフも主体的に動かなければいけないという事になる。
確かに日本のコーチの歴史は完全に自己犠牲で成り立ってきたし、それを美徳とする風潮まであった。特に部活の先生は年間の休みの殆どを犠牲にするほど。そして選手は常に見てもらっていないと動けない指示待ちへ移行し、最悪は見ていない所でサボる的な。これが逆に「コーチファースト」を生む原因になってしまう。そして今度はその反発から、またコーチを犠牲にする「プレーヤーズファースト」へという白黒単純思考の繰り返し。これはゲーム脳や氾濫する低俗コンテンツの影響なのか・・・もしくは勉強と学びの違いが分からないお勉強の出来る困ったさん思考からなのか・・・。
ICCE(国際コーチングエクセレンス評議会)を始めとする国際社会では、このプレーヤーズセンタードがコーチングの基本となっており、もはや議論の余地すら無いと。そしてコーチや家族が肝に銘じる事として、我が子すら別人格という事。コーチや家族がコントロールするなどという錯覚に陥らず、成長のために刺激や影響を与える事が出来るのみ。選手に委ねるからこそワクワクするという思考・・・そのために選手に応じたコーチングである「Tell・Sell・Ask・Delegate」を駆使し、EQ・CQの両インテリジェンスのスキルを磨く。
コーチングに絶対は無い事は皆が分かってはいるものの、伝える能力と感情をコントロールする能力が低いためにイライラを出してしまう時もあり・・・コーチと同じだけ選手にも言いたい事があるという当たり前を再確認しようと。


Box パックマン vs 54ミラグロ

2021-08-22 | 日記
最近ビッグマッチ続きでLive放送が多くて嬉しい。

WBA世界ウェルター級タイトル戦「マニー・パッキャオ(フィリピン) vs ヨリデニス・ウガス(キューバ)」
パック選手の対戦相手が直前で変わってしまったのが微妙だけど、自分的には元オリンピアのウガス選手は変わらず興味大。加えてパック選手にローチ氏、ウガス選手にサラス氏のトレーナー対決としても面白い。

試合の第一印象はウガス選手がパック選手対策を徹底してきたのがよく分かるなという点。まずは手数を殺してでもガードを徹底させ、パック選手得意の逆ワンツーからの左ストレートをダッキングで避けられるのも凄い・・・練習してこなければ絶対に出来ないはず。対するパック選手の方はさすがに年齢に合わせた戦い方を強いられてるなという感じ。
ウガス選手が自分のスタイルを崩してガードを徹底させている間にもう少しポイントを取りたいパック選手という感じなのだが、この状態でヒット数はウガス選手が上回ってしまっている。もう多くのパックファンが序盤で嫌な予感が漂いまくっていたはず。
ただトータル19㎏の階級を上げてきたパック選手の凄さはこのペースのまま終盤までいけてしまう事・・・ウガス選手にとってはこのスタイルを後半まで継続させられるのは想定外だったかもしれない。いつもの半分の手数も出していないウガス選手が疲労を隠しきれていなかった感。
パック選手の軽い連打から勝負の左が全く当たらないところに、時折ウガス選手のパンチが的確にヒット。ヒット数が変わらない上にダメージングショットがウガス選手となると、有効打の比較は明確にウガス選手になるざる負えない。これが初回から最終回まで継続され、やはり判定はUDにてウガス選手に・・・そしてオリンピアは総じて強いという当たり前の事を再確認。
実況によると今回のファイトマネーも25億円超えとの事。やはりボクシングは夢があるなーと。


Box 東京五輪

2021-08-19 | 日記
今ごろの録画観戦を全て終了。

ライト級「アンディ・クルス(キューバ) vs キーショーン・デービス(アメリカ)」
まぁこの試合が最大の注目であった事は間違い無い訳で、確かにレベル高過ぎて全ての動きがお勉強になると認めざる負えない。
ここまでくるとプロとかアマとかの垣根は無く、全ての選手がチェックして練習に取り入れないといけないファイト。勝利したクルス選手足速すぎ・・・そしてレベルが高くなればなるほどフェイントとリードパンチの重要性を再確認。

そしてメダル獲得の入江選手・並木選手や田中選手に加え、Legend出場勢の岡澤選手・森脇選手・成松選手は残念。
とにかく全員凄いスピード・・・特にこの女子達のスピードで3R戦える男子が世のジムにどれだけいるかって話し。加えてとにかくアタックの殆どをコンビネーションでいく凄さ。もうこのオリンピア達のコンビネーションをコピーして戦うのが一番・・・アマ選手はこれで立ち技競技で負ける事は有り得ないかと。こういうのが映像で繰り返し見れるとなると、もはや選手育てるのにトレーナー要らないじゃんみたいな話しも現実的。


Etc Abema News

2021-08-15 | 日記
あのAbema Newsで格闘技ネタ「本当の強さ、生激論」なる配信が。
しかもゲストに青木真也選手が登場・・・チェック出来てよかったが、これ自分の入院中に出してくれたら良かったのにとも。いつものゲストが格闘技について論じていく中で、青木選手が格闘家の強さについて持論を展開。
・人間としてのタフさを持つ者
 どんな環境でも生き抜ける強さを持つなど。
・格闘の強さの無意味を知る者
 外の世界で格闘の強さを使う場など無い事を知っている事など。
・自分が強くないという事を知っている者
 弱いからこそ強さに憧れるコンプレックス集団だという事など。
さすが青木選手・・・言葉が刺さります。
特に後半の「本当に強い人間は格闘技などやらない」という意見はすこぶる賛成出来ると思う。根っから強い人間はそもそもこれ系に憧れない訳だし、加えて現実のストリートでは1対1とか素手ゴロとか有り得ないので結局は人数か身体の大きさや持ってる武器で決まっちゃう。あえてルール無用の1対1で素手ゴロ設定なら、獣の世界と同じで身体の大きさを凌駕するのは至難の業なのが現実。よく軽中量級の不良系ファイターがストリート自慢する映像などを見るが、本当に強い連中と対峙した事が無いと言っているようなモノ。いかに戦いを避けるかを考えて生きてる世界の人達は、公平性や安全性を担保してから行う格闘技なんて意味の無いモノはやらない・・・そんな人達を多く見てきた記憶。
加えて「格闘技をやる事でメンタルが強くなるとは思えない」という主張も激しく同意出来ると思う。青木選手は格闘技をやるくらいでメンタルが強くなる・・・そんな便利なモノでは無いし、それは他のスポーツも勉強も仕事も同じだと。メンタル系をお勉強すると分かる事なのだけど、この「そんな便利なモノは存在しない」という事を知ってるかどうかは大きいと思う。子供に格闘技を習わせる礼儀作法や集中力などの理由についても「格闘技である必要は無い」と断言。格闘技をやったから何か特別に身に付く事は無いし、逆に暴力性が助長される事も無いという当たり前の事をはっきり言ってくれる有難さ。最後に子供に護身術として格闘技をさせるという意見に対し、「護身術というものは成立しないフェイクだ」と言い切るのも激しく同意見。先のストリートと同じで、術とか技とかいうものは現実にはルールがあって初めて成立するものである事を青木選手は知っているなーと。特に女性に護身術として格闘技をさせるなんて考えは当方は絶対に反対派だ。現実のストリートで非力な女性が妙な抵抗を試みるリスクは想像するだけで恐怖しか無い。青木選手の「護身するなら、戦わない事」という意見に大賛成・・・こんな一流選手のくせにストリート感覚有り過ぎ。


Box ドキュメンタリー

2021-08-08 | 日記
入院している間に自動録画されていた良質番組が多数・・・。

「Sporting Greats Muhammad Ali」
モハメド・アリ選手のドキュメンタリー番組。
アリ選手はもはや競技者のレベルでは無く、政治・宗教・戦争・・・とテーマが多岐。それでも見た事が無いアマ時代の映像やトレーニング映像なんかも多数。ライバルだったジョー・フレイジャー選手やラリー・ホームズ選手も出演する完全保存マストな映像。

「Sporting Greats Sugar Ray Leonard」
シュガー・レイ・レナード選手のドキュメンタリー番組。
アマ時代の映像から中量級黄金時代まで。。。トレーナーのアンジェロ・ダンディ氏繋がりか。メイ選手やパック選手のようなスターですら、中量級以下の選手が稼げるのはこのレナード選手が土壌を築いたからだという評価も。

「42to1~タイソンに勝った男~」
マイク・タイソン選手とジェームス・ダグラス選手のドキュメンタリー番組。
あの東京ドームで行われたオッズ42対1の試合を追った番組。いくら37戦無敗のタイソン選手と言えど、35戦4敗のレコードを誇るダグラス選手を相手に「次の犠牲者はダグラス」と新聞に試合の決定を報じらていたのが凄い。やはりファンも含めて冷静ではいられなくさせるのがタイソン選手だったんだなーと。

「チェイシング・タイソン~二人の王者、3367日の軌跡」
マイク・タイソン選手とホリ・フィールド選手のドキュメンタリー番組。
タイソン選手を中心に動くヘビー級の中で、中々評価されなかったホリ・フィールド選手の苦悩っぷりが多く描かれていた感じ。再戦は耳噛み事件にまで発展した大惨事になってしまった訳だけど、「次勝てなければ、もう勝てない」と試合前に語っていたタイソン選手のギリギリ感も鳥肌。

海外の番組をそのまま流してる訳なんだがホント有難い。
ボクシング以外にもテニスやサッカーなどの選手の番組もあったみたい。競技として成り立ち、歴史を刻む事の大切さを痛感・・・他の格闘技とボクシングが決定的に違う点なんだよなーと。どんな競技でもフツーに存在するはずのオールドファンというサポーターが育たない格闘技業界。今後もブームの浮き沈みと共に歩んでいくのみなのか・・・。


Etc スポ医研

2021-07-14 | 日記
JSPOのコーチングアシスタントに続いて「スポーツ医学検定」を受験。
今回は2級アドバンスを受けて一応の合格。今回の東京受験会場は有明医療大学で、受けた際にはテキストに載っていない問題が多くて絶対ムリだと完全に諦め。確か一番最初に会場を退出した記憶・・・でも想定より難しかったのは周りも同じだったみたいで今更安心できた。資格はたいがい実務レベルでは2級以上を必要としないため、この勉強はこれでお終いの方向。今後も最新学歴を更新し続けるのみ。


Box 五輪 Nguyễn Thị Tâm選手 出場

2021-07-08 | 日記
辞退を決定した北朝鮮団の代わりに、アジア女子金メダリストのNguyễn Thị Tâm選手(ベトナム)が出場との事で興味大。
アジア女子51㎏で屈指の強さを誇るタム選手が来日するかと思うと楽しみしか無い感じ・・・ある意味、北朝鮮ありがとうと。闘色兼備なタム選手はゴールドメダルコレクターとは思えないビジュアルも貴重。実は近年ベトナムは隠れ猛者が多いという噂は聞いてはいたものの、観戦する機会は皆無状態。お約束となったボディでダウンするタイ人選手連れてくるくらいなら、ベトナム選手の方が見たいファンは少なくないんじゃないかとプロモーターさんに欲求。
日本では70歳以上の疾患者ですら死亡リスクが殆ど無いエビデンスも出てしまっている以上、オリンピックは堂々と開催してもらいたいと切に願うところ。タム選手観に行きたい・・・。


Box 中谷正義 vs ハイテク

2021-06-28 | 日記
嬉しいLive放送観戦。

ライト級12回戦「中谷正義(日本 帝拳) vs ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)」
中谷選手においては実力以上に期待値が独り歩きしている感はありつつも、万に一つ・・・は拭えないのは確か。ただ試合が始まってすぐに想像以上にジャブが機能しない事に不安感急上昇。加えてロマ選手お得意の右踏み込みの左ストレートに全く対応出来ず・・・ロペス選手は左への方向転換で対応していたが、中谷選手は最後まで明確な対応策が見いだせなかった様に見えてしまった。打つパンチの殆どが当たるロマ選手はフィニッシュへの選択肢を選ぶ展開、逆にパンチが全く当たらない中谷選手はその場その場の対応で必死の状態。中盤の5Rに入るとガス切れとダメージから中谷選手の動きが一段落ちる。5R終盤にロマ選手にまとめられて1ダウンを先取され、以降は中谷選手の機動力が更に落ちて実質的に勝負がついたラウンドとなる。その後はもう明確な戦術も見えずに打たれ続けるジリ貧状態で、9Rまさにメッタ打ちとなりTKOフィニッシュ。
中谷選手はジャブとクリンチで182㎝の身体を存分に活かそうという戦略は見える・・・だけどロマ選手だって百も承知な訳で、中谷選手にこれが出来なかった際の備えがどこまで有ったのかなーと。1Rのアクシデンタルなカットに加え、結構グレーだったクリンチワークやバックブロー&ローブローの数々・・・かなり中谷選手に有利に推移したはずだったが、それでもファイト内容は完全なワンサイドゲームという実力差。恵まれた身体と世界レベルの耐久力でトップレベルとも良い試合を出来る所にはきてる・・・とにかく5Rのダウンの後、備えのプランが全く見れなかった事だけ残念。

アンダーカードは村田選手とも2度戦ったロブ・ブラント選手(アメリカ)のミドル級地域タイトル戦。復帰ロード2戦目の相手となるアリムハヌリ選手(カザフスタン)は元オリンピアで、スピード&テクニックは当然として現代アマらしくパンチもある怖い選手。序盤から終始プレスをかけ続け、9R終了時点でブラント陣営からの棄権によりTKOフィニッシュ。


Etc 格闘技IOC公認団体へ

2021-06-24 | 日記
すでに正式種目であるボクシング・レスリング・空手・テコンドーに続き、キックボクシング・ムエタイ・サンボの三種目の国際競技連盟を正式に認定するという衝撃発表。アマが発展せずしてプロ競技の発展があろうはずが無い訳で、先ずは大きい第一歩と思いたい。
キックとしてはWAKO(世界キックボクシング協会)が対象となるが、このキック業界は世界というステージが存在していないために競技者ですら認知していない状態なのではという心配・・・。さらに正式種目への採用ハードルとして、50か国を超える参加加盟国が必要となる事やWADAへの競技証明がマストとなる事など、憲章に準ずるというコンプラ意識をどこまで高められるのか・・・。
現状殆どの団体が引退した選手達を中心とした仲間内で回す村社会状態のキック界。ビジネスの世界で組織論を学んでいない人達だけの理論がまかり通っているので、現実はほぼ貧困ビジネスとなってしまっている。世間のイメージとは違ってリスクの大半を選手が引き受けてたり・・・もはや学生が打つパーティの方が興行側がリスクを負担しているとすら思えるくらい。競技とは別の事でファイナンスに余裕が持てる人を除き、完全に生活を犠牲にする人達だけで持ちこたえている現状。いよいよ競技者では無く企業人として活躍している人達に手伝ってもらう時期に来ているのかなと。そして先の井上尚弥選手のように81万件を超えるESPNを獲得するような大スターをキック界からも出したいという壮大な希望というか夢。


ジム(Kick) 6月興行

2021-06-21 | 日記
ジムから2名が参戦。

59㎏契約3回戦「山本太一 vs ガイヤーン・MFC(ムエタイファイタークラブ)」
開始から山本ペースで順調に主導権支配。相手の攻撃にはほぼリアクションを取れていたしリターンも積極的。きちんと技術で戦えるようになってきている事で安定感が出てるのが明らか。判定が僅差の理由がよく分からなかったが、内容があれだけワンサイドだったので当方的には文句皆無。
ネクストレベルとしては相手のガードの上から打っていき、手数をキープして自分から試合をメイク出来る事。そしてゆくゆくはダウンまで持っていく決定力になるのだろうけど、当方的にはこれは諸刃なのでマストだとは考えていなかったり・・・。とにかく今回は特段ケガも無く、セコンド的には楽な試合をして頂き感謝。

フェザー級3回戦「鎌田政興 vs 半澤信也(トイカツ道場)」
ここ数戦の課題であった手数を克服すべく、今回の鎌田はいつもより積極性があったと思う。ただその分ディフェンス面の向上が追い付いていない点と、やはりスピードが出ないという最大のリスクが改善されていないのが大きい。スピードと脚が無い選手が打ち合えば当然に序盤から被弾が多くなる。そこに1Rで右目をカットするというアクシデント・・・しかも眼球すれすれの奥二重をカットしていて止血箇所が見当たらずに四苦八苦状態。出血は極々少量なのだがほぼ全てが目に入るという不運が重なり、2Rにヒザを顔面に受けてのTKOフィニッシュ。
多少記憶の障害もあっただけに、休養するのも務めとしばらくは諦めて欲しいところ。今後を決めるのは選手自身だけど、このまま終わってほしくないなーという思いは正直あったりなかったり・・・。


ジム(Box) 第603回ダイナミックグローブ

2021-06-08 | 日記
ジムから1名が参戦。

バンタム級4回戦「山本勇貴 vs 熊谷祐哉(MT)」
第一試合だったので遅れまいと30分前に会場入りしてしまう。
試合は2戦目同士のファイトでお互いに好戦的・・・良い意味で4回戦らしく観ていて楽しい。山本はリードも出るし、熊谷選手のパンチに対してのリターンも積極的。パンチでは山本に分があるかなという感じだが、ディフェンス面では熊谷選手が一枚上。山本は頭の位置が動かないので、贔屓目に見ても被弾数は確実に多い。それでも持前のパンチで2Rに1ダウンを先取した山本・・・なまじパンチがあるので1発当たればという期待感は壮大。だが被弾率の高い選手が時間の経過と共に不利になるのはある意味当然で、続く3Rにダウンを奪い返されて2ダウン目にTKOにてフィニッシュ。
無念の2敗目は残念だが、相手の熊谷選手は正直強かったと思う。山本もプロのファイトとしては間違いなく恥ずかしいものではなかったし、格闘技を続けると❝自分でも倒れるんだな・・・❞という衝撃は誰もが通る道だと思うので、ぜひ山本には再チャレンジを期待。


Box フィリピーノフラッシユ vs N/A

2021-06-01 | 日記
またまたスーパーファイト・・・ようやくコロナが明けてボクシング界はスーパーファイトの連続。

WBCバンタム級タイトル戦「ノニト・ドネア(フィリピン) vs ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)」
17戦無敗の王者ウバーリ選手に5階級王者のドネア選手が挑戦してくるという大一番。
試合の第一印象としてドネア選手がスピード負けしていないという点・・・積極的に打っていくウバーリ選手のパンチが殆ど当たらない。スピードとヒットでリズムに乗りたいウバーリ選手としては不気味な立ち上がりに感じたのではと。そうしている間に時間が過ぎていき、徐々にドネア選手のタイミングが合い始める緊張感も観ていて楽しい。17戦無敗の王者だけあるウバーリ選手もヒット&ランで上手くポイントは抑えつつもとにかくパンチが当たらず、逆に照準が定まりつつあるドネア選手のカウンターにプレスを受け始める。3Rの終盤に自らコーナーを背負ってドネア選手にカウンターを合わせるギャンブルを仕掛けるウバーリ選手だが、これが完全に裏目に出る。狙いに狙って打った左アッパーのカウンターショットだった分だけ右のガードが落ち、そこに左フックをカウンターで合わされて痛恨の1ダウン。ドネア選手相手に最もやってはいけない失敗を犯してしまったウバーリ選手。立て直しを図るも肝心の脚が動かずドネア選手のプレスを止める手段が無い。ラウンド終了間際にカウンターで打った左アッパーに左フックを合わされるデジャブを演じてしまい2ダウン。ゴングに救われたウバーリ選手はその後も本当に上手く立て直そうとしていると感心させられる上手さを見せる訳だが、こうなった後のドネア選手はもうカウンターの嵐状態・・・パンチの半分以上がカウンターなんじゃないかというくらい合わせてくる恐怖。それでも打ち合える所まで回復させてきたウバーリ選手がまた迎え撃ちに行ったところに3度目のダウンを取ってのフィニッシュ・・・これもウバーリ選手のミスだったと当方は考えてる。1Rと2Rは確実に取っていたウバーリ選手は、何があってもあの戦い方に徹するしかなかったはずなのに・・・。
速い打ち出しとハンドスピード、ディフェンシブに身体を動かせる柔らかさ。リード無しでもカウンターの照準を合わせられる高い身体能力。ドネア選手がココに特化したスタイルを突き詰めてきた事で年齢の壁を跳ね除のけつつある感じ。本当にドネアスタイルであり、トレーナー的には全く教科書に向いてないボクシングだと思うが魅力的である点は認めざる負えないと。ただ3Rに仕掛けたウバーリ選手の選択が無かったらどうなっていたのだろうという好奇心は残る・・・これは2ndが見たい。


Box ジャガー vs タータントルネード

2021-05-25 | 日記
待ちに待ったスーパーファイトを無事に録画観戦。

世界Sライト級統一戦「ホセ・ラミレス(アメリカ) vs ジョシュ・テイラー(イギリス)
26戦無敗でWBC・WBO王者のラミレス選手と17戦無敗でWBA・IBF王者のテイラー選手の統一戦。
少し硬いながらも開始からお互いの持ち味全開・・・サウスポー苦手説のあったラミレス選手だが、テイラー選手相手に序盤からパンチを当てる。対するテイラー選手も現代サウスポーらしく、インファイトを全く苦手としない万能なファイトで応戦。
ただラウンドを消化するにつれ、テイラー選手の小さく速い打ち出しにラミレス選手がついていけなくなっていく雰囲気。お互いにパンチは当たっているのだが、反応しきれていない分だけラミレス選手のダメージが明らかに深刻な状態。それでもラミレス選手のギリギリの踏ん張りのおかげで、ペースグリップが明確じゃないまま中盤までは互角をキープ。そして6Rの開始早々、ラミレス選手のボビングからの右ストレートを完全に読み切っていたテイラー選手がスリップからの左ショートクロスをカウンターで直撃させて1ダウン先取。この一撃で均衡が崩れ、続く7Rにはテイラー選手がクリンチからの離れ際に左アッパーを直撃させて2ダウン目・・・ラミレス選手は完全にお株を奪われる失態を演じてしまう。ラミレス選手は回復するにつれて必死の挽回を図るも、その後もテイラー選手にプレスがかかる事は無くテイラー劇場状態のまま判定へ。UDにてテイラー選手が6人目の4団体統一王者となった。
正直ここまで差が出る試合になるとは思わなかった・・・全員が2ポイント差という点差以上にスキルの差があったと思う。ラミレス選手のファンとしてはぜひ2ndが見たい。


Etc Rizinで逢いましょう

2021-05-22 | 日記
「Dreamで逢えたら」に比べて中々観る気がおきなかった「Rizinで逢いましょう」をようやくチェック。
実況が鈴木芳彦氏、ゲストに映像の佐藤大輔氏、CEOの榊原信行氏、そして青木真也選手・・・青木選手出てるなら早く見ればよかったと少し後悔。
Pride消滅からUFCとの競業禁止契約の話しで始まり、CXとの再契約や現在でも海外ではPrideを模倣した演出が行われているお話し。オープニングでPrideやDreamのテーマ曲を使う事ですら弁護士を通して興行されている事や、定評のあるライティングで知られる林Officeさんなどの舞台チームのお話し。そしてUFCのロンダ・ラウジーのブレイクを受けて女子にも力を入れたお話し、ケージではなくリングに拘る理由なども面白かった。
強烈だったのが、2日間に分けた第1回興行で5億円を超える赤字を出したお話し・・・現在では考えられないような金額を突っ込んでたみたい。やはり日本の格闘技は週末でも100万円そこそこで興行が打ててしまう後楽園ホールがいいなーと。
加えて青木選手は、PrideやDream時代と違って現在の日本人ファイターが世界レベルの選手と対戦の機会が無い状況を不憫がっていた。青木選手は自分がそういう機会をたくさんもらって戦績を構築し成長できたと。確かにこれが現在の格闘技界で新しいスターが生まれず、ボクシングへの転向を増長させてしまう要因なのは間違い無いところ。
加えて青木選手は若い選手が育っているRizinに、今更老兵の自分がレギュラー的に出張っていくような事はしたくないと。そして指導者への道などにも殆ど興味が無い話しをしていて実に勿体ない・・・彼なら凄い選手育てられそうなのにと思うのは当方だけではないはず。