九州の長崎県のいとこから蜜柑が届いた。
オレンジ色に少し黄色を掛け合わせたような、温州蜜柑の輝きが
目に飛び込んでくる。
関東のスーパーで売っているような小ぶりの蜜柑ではなく、
片手いっぱいに収まる大ぶりな蜜柑。
故郷である福岡市近郊の立花山の蜜柑も、やっぱり大ぶりなものだった。
この蜜柑が美味しい。(長崎のも福岡のも美味しい!)
中身のひと房も、もちろん大きいのだけど、
味は大ぶりではありません。
甘くてジューシー!!
ひと房を口に含むと、蜜柑ジュースを一口飲んだように
ミカンのフレッシュな果汁がドバッっとばかりにのどをうるおしてくれる。
いとこがこの時期に送ってくれる、この蜜柑ばかりは狂喜する。
輝く蜜柑は、故郷の甘い懐かしい味がする。
<おまけ>
蜜柑については、こんな詩がある。
知り合いの詩人・赤井宏之さんの
卒業生の教え子にあてた、心温まる蜜柑色に輝く詩。
★みかん
「安心してください。何も変わってませんよう」
との年賀状に安心していいものやら
どこか開き直った感じに、やきもきしていた矢先
「無事に貰い手おりましたわ」
おどけた調子の報告と周防大島の輝くミカン畑の写真が届いた
旦那さんの実家の蜜柑を一つまた一つ、もぎる君の耳に
「待たせやがって」が聴こえるかい
「おめでとう」が届くかい
陽の光あふれる島に君の笑顔
ありふれた笑顔でない特別の笑顔
「君を囲んでお祝いを!」クラスメートが動き出した
楽しい話が聞けそうだ
うれしい声が聞けそうだ
未完の未来に甘酸っぱい蜜柑
山口県の周防大島の蜜柑も、きっと同じくらい美味しいのだろうな…。