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聖女の救済

2012-06-15 07:59:22 | 
著者 東野 圭吾


これも図書館で借りました。


ガリレオ先生こと天才物理学者・湯川シリーズです。


夫のライフプラン。
子供が持てないのなら、結婚生活自体に意味がない。

そう言って、離婚を切り出された妻。


私はあなたを心の底から愛しています。それだけに今のあなたの言葉は私の心を殺しました。だからあなたも死んでくださいー。


東京の家で夫が毒物によって殺された。

妻は北海道の実家に帰省中で、完璧なアリバイがあった。

この謎にガリレオ先生が挑むというもの。


ヒントはこの本の題名です。

最後の謎解きで、それが明らかになります。

かなり斬新なトリックですね。

驚くべき執念。おそるべき意思の強さ。そしてやはり切ないですね。

最後にガリレオ先生はこう言っています。


それにしても女性は恐ろしい。あれほど合理性のない、矛盾に満ちたトリックを考えつくんだからな。


読み易いし途中から一気に読んでしまいました。

面白かったです。