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晴れ時々曇り 希に雨

日々の事、気ままに綴っています

きみに読む物語

2012-06-01 11:53:33 | 映画
これはビデオで観ました。

原作は「メッセージ・イン・ア・ボトム」で有名なニコラス・パークスのベストセラー小説です。


記憶を無くし、療養所に暮らす老女の元に足繁く通う老人の男性。

彼は老女にひとうの物語を繰り返し語り続けます。





家族とひと夏の休暇を楽しむため訪れた街で良家の令嬢のアリーは地元の青年ノアと恋に落ちます。



このアリーの衣装は可愛いですね。


2人の想いは真剣でしたが、身分違いの恋の為にアリーの両親によって引き裂かれます。

そして歳月は流れアリーは違う男性と婚約しますが、ある新聞記事に偶然ノアを見つけて再びノアに会いに行きます。

ノアがアリーをボートに乗せて、白鳥の沢山いるところに連れて行くのですが、この場面は本当に幻想的です。



そして白鳥は渡り鳥だというシーンは何かの暗示なのでしょうか?


ノアはアリーが去ってから1年間365日、アリーからの返事がないにも関わらず手紙を出し続けます。

そして約束の家を建てまたアリーを待ち続けます。


さらに老女となり自分たちの愛の記憶もなくなったアリーが、物語を語ることで記憶が戻ってくる奇跡を待ち続けるのです。



アリー役のレイチェル・マクアダムズは本当にキュートで愛らしいですね。

夢のようなこのお話に真実味を加えてるのは彼女のおかげでしょう。



最後まで愛を貫くことが出来た彼らは、本当に幸せな一生だったのですね。

ひねくれ者の私でも最後の方はウルウルきてしまいました。






シャーロック・ホームズ

2012-05-28 11:33:07 | 映画
これもハワイ行きの飛行機の中で観ました。

シャドウゲームを先に映画館で観たのですが、私はこの作品の方が良かったです。


悪役のブラックウッドも科学技術を黒魔術と称して人々を騙し陰謀を企てるとか、中々強敵でしたね。

シャドウゲームでは結構うざく感じたスローモーションも、この映画では効果的に使われていました。



工場の場面は本当にハラハラして見てました。


そして、造船所、建設中のタワーブリッジなどもよく出来てましたね。

アクションシーンも迫力がありました。

大きな画面で見たかったです。

ホームズらしい謎解きの場面もあり面白かったです。





もしこちらを先に見て、後からシャドウゲームを観たらがっかりしてたでしょうね。


笑いを取るような場面はなかったのですが、その方がホームズらしいと思いました。


ナルニア国物語「カスピアン王子の角笛」「アスラン王と魔法の島」

2012-05-26 13:30:45 | 映画
連休にハワイに行った時、飛行機の中でナルニア国物語の第三章の「アスラン王と魔法の島」を見ました。

第一章の「ライオンと魔女」はずいぶん昔に見たことがあったのですが、第二章は見てなかったので、ビデオに取っていたものを先日やっと見ることが出来ました。


この第二章と第三章の主役はなんといってもカスピアン王子でしょう。



べぺンシー兄妹はごく普通の子供たちでしたが、なかなかのイケメンです。

「カスピアン王子の角笛」の冒頭場面。

テルマールの宮殿から、亡き王の弟ミラースから暗殺を企てられ森に向けて馬に乗り逃げ出すシーンは圧巻でした。

ただ、確かに話は前作に比べて面白くなってはいますが、腑に落ちない所もいくつか見られました。

べぺンシー兄妹が去ってから1300年歳月が経ち、ナルニア国は戦闘民族テルマール人によって征服されもはや存在していない。
生き残ったナルニアの民は森に逃れ、この暗黒の時代を救ってくれる者を待ち続けているのです。

カスピアン王子が角笛を吹いたことで、べペンシー兄妹は再びナルニア国にやってくるのですが、何故ナルニアにとって敵であるカスピアン王子が角笛を持っていたのでしょうか?

そして、カスピアン王子は自身が王に着くため、ナルニア国とともにおじのミラース率いるテルマール軍と戦うことにします。



ところで、長男のピーターは格好良くなってましたよ。

戦いによってテルマール人もナルニアの民もたくさん亡くなるのですが、最後にアスランが出てきてあっさり解決します。

余計な血を流さなくとも、アスランだけで解決したのはないかと思ってしまいます。

べペンシー兄妹をわざわざ呼び寄せないとアスランは出てこれないのでしょうかね。

この章でピーターとスーザンは卒業です。大人になるとナルニア国には来れないのです。



そして飛行機の中で観た「アスラン王と魔法の島」

エドモンドとルーシーはいとこのユースチスとともに再びナルニア国にやって来ます。



このいとこのスースチス。最初は理屈っぽいし可愛げがないのですが、竜にされてしまったりと散々な目にあったりしながら、ナルニアに居る間に利己的な性格が改善され、次第に人のために動けるようになります。

最後は可愛く見えるから不思議ですね。


それとルーシーの成長にも驚きます。



あんな子供だったのに、もうりっぱな女性になってました。

カスピアンの帆船はすごかったです。



小さい画面で見ていたのですが、よく出来てるなと感心してしまいました。


王となったカスピアンと共に、行方不明になっている7人の貴族を探す旅に同行する物語です。


そしてこの章でエドモンドとルーシーも卒業です。



原作はイギリス人でキリスト教伝道師のC・S・ルイスの児童文学書です。

そのせいか教訓めいたお話が随所にあり、死の世界への旅立ちを感じさせる場面があったりして少し気になりました。


素直に物語を見れないのは私が大人だからでしょうか?



シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム

2012-04-19 14:05:37 | 映画
豊島園の映画館で観ました。

この時期にしては、観客は多かったかもしれません。
それでも30人はいなかったと思います。


前作は未見ですが、ホームズなので大体のことはわかります。

推理ものではなくて、アクション映画ですね。
森の中の銃撃戦は迫力がありました。



しかし、スローモーションがやたら出てくるのは何故なのか分かりませんでした。

敵役のモリアーティ教授も普通でしたね。



いかにも悪党面している人の方が良かったように思います。
ちょっと迫力不足ですね。

ヒロインのジプシーの占い師もせっかく長々と出てるんだったら、もうちょっと活躍して欲しかったね。



杉本彩に似てるなって思ったのは私だけでしょうか?

大英帝国時代のセピア色の雰囲気はすごく好きなんですが、画面を見ていると何故か眠くなってしまいます。

ストーリーもわかりにくかったですね。

あと、ホームズとワトスンの間柄ってあんなに親密(ホモ疑惑があるくらい)でしたっけ?



ホームズは神経質で変人だけど、あそこまでいくと変態だと思いました。
ちょっとやりすぎですね。

原作のイメージでいくと裏切られるかもしれません。

私もあれって感じでした。

映像は綺麗だし、それなりに楽しめましたけどね。








マリリン 7日間の恋

2012-04-02 12:41:01 | 映画
豊島園の映画館で観たのですが、映画館は春休みのせいか異常なくらい混んでました。

ここには何度か足を運んでいますが、こんなことは初めてです。

しかし、このマリリンの映画は空いてました。

客層も年配の人が多くて、、、確かに若い人はマリリン・モンローなんて知らないですよね。
死後50年も経っていますしね。

私もマリリンの映画は観たことがなくて、あまり詳しくはないです


この映画はマリリンが「王子と踊り子」に出演するためにロンドンに赴いた時のエピソードを、同作のスタッフだったコリン・クラークの原作を元に映画化されたものです。



このコリンはサード助監督で、言わば雑用係です。
しかし、裕福な家の息子で、仕事熱心、おまけに若くてハンサムという設定。



イギリスには当時新婚だった夫のアーサー・ミラーとともにやって来ますが、精神不安定なモンローに愛想をつかして、撮影の途中で1人帰国してしまいます。



そんなマリリンのお目付け役としてコリンが選ばれたわけですが、すっかり気に入られて、2人で撮影中に小旅行したりと、そんなお話です。

熱烈な恋というよりも、マリリンの気まぐれに若いお兄さんが振り回されて終わりという感じです。

周りに味方がいなくて心細くなっている彼女をサポートしてあげて喜ばれたでしょう。

素顔のマリリンはとても繊細で、自信がなくて、それでいて納得できなくては仕事が出来ないという、かなりの扱い難い人だったですね。



「王子と踊り子」の映画が出来た時、試写を観ながら監督で主演でもあったローレンス・オリヴィエはマリリンを絶賛します。

やはり華があったんですね。

そして、ローレンスの奥さんはヴィヴィアン・リーです。



マリリンは当時30歳、ヴィヴィアンは43歳ということなのですが、それにしても老け方がすごいなと思いました。


結構面白かったですよ。マリリン役のミシェル・ウィリアムズも良かったです。



でも、やはり本物のマリリン・モンローにはかないませんよね。