北海道小旅行(札幌・美瑛)

2013-11-24 20:59:15 | 旅行 ・ 装飾吊り看板

 

 

  こんにちは

 

  11月初旬に2泊3日の北海道一人旅を楽しんできました。

  ところが、帰ってくるなり超多忙になってしまいまして。

  なかなか落ち着いてブログを書くことができませんでした。

  

  旅行一日目は札幌で行われたコンサート「秋川雅史&N響メンバーによる弦楽五重

  奏名曲コンサート」を聴いて、翌日は北海道のちょうど真ん中あたりにある美瑛(び

  えい)という街まで足を延ばしました。

  何を今ごろ物好きにシーズンオフの寒い美瑛まで?

  吊り看板の写真を撮りに行ったのです。(笑)

  好きですね、わたしも。

    

  下の写真は、そのコンサート会場のキタラホールです。

 

       

 

  キタラホールは、札幌駅から地下鉄で7分ほどで着く中島公園の中にありました。

  紅葉した美しい林に広い池のある、都会の中に自然をそのまま残したような素敵な

  公園を通り抜けてホールへ。  

 

  下の写真はキタラホールの前にあった、もったりとしたいい感じの石のオブジェ。

  凝っと見ていますと、凄い求心力を感じて。これはパワーストーンかも

        

       

 

  さて、コンサートでは皆さんご存知のNHK交響楽団のヴァイオリン奏者(2名)に

  ヴィオラ(ヴァイオリンより少し大きな)、チェロ(大きな)、コントラバス(一番大きな。

  ベース)の奏者計5人による五重奏で、お馴染みのクラシックの名曲「アイネ・クラ

  イネ・ナハト・ムジーク」やヴィヴァルディの「四季」より「春」などを聴きました。

  「春」では、ふたつのヴァイオリンが高い音色を駆使し、空を舞いあがって春の訪れ

  を喜んでいるかのようなひばりの囀りを奏で、生命力に溢れた豪華な春の祭典を

  聴かせてくれました。

  

  お一人お一人の音色がとても良くて。

  長年しっかり正統に弾き込まれて洗練された音の品格、といったようなものを素人

  のわたしにも感じることができました。

  こういう人たちで楽団が構成されているのがN響なんですね。

 

  そしてこの五重奏の伴奏でテノール歌手の秋川雅史さんの歌を聴きました。

  曲目はイタリアの名曲「カーロ・ミオ・ベン」や「禁じられた音楽」、カンツォーネの

  「フニクリ・フニクラ」、そしてひばりさんの「津軽のふるさと」、「千の風になって」。

 

  わたしは結構長く秋川さんのステージを拝見してきているのですけど、今日は

  肩の力が抜けていて、声が軽く柔らかく、とてもいい感じだと思いました。

  どの歌にもそれぞれの情感がこもっており、共感でき、完成度の高い歌を愉しむ

  ことができてラッキーなステージでした。来て良かったと思いました。

  ほんとうに歌ってその時々の生きもの。

 

  それにしても秋川雅史さんは、今回のような歌がいちばん自然体でよく似合って

  いらっしゃるように思いますし、聴いているほうも肩が張らずに楽に聴けます。

  歌手と歌が合っているということは大切な要素なんでしょうね。

  そして、歌手に合っている歌というのは、必ずしもご本人が歌いたい歌ではなかっ

  たり、またその逆のこともあり、「自分を知る」という難問を歌手のかたはこういう

  ところでレッスンするのかな、といつも思います。

 

  アンコール曲は札幌の小学生たちの透明感のある綺麗な響きの合唱が加わり、秋

  川雅史さんを中心にもう一度「千の風になって」。

  清涼な風が二度吹き渡りました。

  千の風二回というのは贅沢感があってとても良かったと思いました。

  カタルシスを感じる美しい全員合奏に、隣席の市民らしき老婦人や客席のあちこち

  でも涙を拭っている人がいらして、会場の空気がさわさわっと波打ってゆくのが感じ

  られました。

 

  さて、コンサートのお話はこのへんにしまして。

  札幌に一泊して、次の日は札幌駅から美瑛へと出発。

  実はわたし、あちこち旅行をしている割には北海道は初めてなのデス。 

  今やニュースなJR北海道函館線の、もっとニュースな特急スーパーカムイに乗っ

  て旭川でローカルな富良野線に乗り換え、計2時間20分で美瑛に到着しました。

 

  なんと美瑛は雨だった ついてない。 雨だし寒くて・・

  アラスカにだって立ち向かっていけるようなぶ厚いダウンコートを着てきて正解。

 

  北海道在住のミクシイの友人がわたしのブログにコメントを下さったとき、美瑛の

  駅前通りにも吊り看板がたくさんあることを教えて下さったのでした。

  ほんとうに沢山ありました。3、40個。

  日が暮れる前に撮ってしまわなくっちゃ。

  スラックスの裾が雨脚でずぶ濡れになってゆくのもお構いなしに写真を撮りまくり。

  

  ようやく撮り終わった4時頃には雨は止んだものの、美瑛はもう日没。

  一つの吊り看板をいろんな角度から気が済むまで撮りたいのでどうしても時間が掛

  かってしまいます。案外しつこい性格。

 

  撮った写真はいずれブログにアップしますので、その時には見てやってくださいネ。

  一枚だけ、これは試食品ですけど・・(笑) 美瑛の街も写っていますし・・

       

        

 

  大きな声では言えませんけど、どれもこれも横浜の馬車道の吊り看板より軽井沢

  のよりセンスがいい。

  一つだけ、本場のドイツにも負けないくらいハイライトな吊り看板もありました。

  乞うご期待!

 

  わたし一人しかお客のいない美瑛のホテルに一泊し翌朝目醒めたら、じぇじぇじぇ、

  美瑛は雪 昨日の景色が真っ白に変色。

 

      

 

  大雪にならないうちに早く札幌まで戻らなくては。電車が止まったりしたら大変。

  予定より朝早い電車で、駅前で写真を撮っただけの美瑛にさようなら。

  今度必ず、パッチワークの丘を見に来ますからね。マイルドセブンの丘もね。

 

  下の写真は札幌駅南口。

  白樺の木に時計の文字盤は星☆というのも新鮮。 

 

        

  

  札幌では、今回絶対に見たいと思っていた札幌時計台へ向かいました。

  徒歩10分くらいで行けるそうなんです。

  その途中に北海道庁旧本庁舎の有名な赤レンガの建物があり。

  明治21年築のネオ・バロック様式の建築物だそうです。国の重要文化財。

  

        

 

  札幌は11月初旬にしてすでに秋の紅葉全盛期。 

  目ざす時計台に到着しました。  

 

        

 

  小学生のときに雑誌か何かの写真を見て憧れて。

  どうしてもっと早く来なかったのか。いつの間にか来たいことすら忘れていました。

  唱歌の、「時計台の鐘が鳴る 大空遠くほのぼのと~♪ 」というのはこの時計台を

  歌った「時計台の鐘」です。

  

  明治11年に創建された時のままの建物だそうで、国の重要文化財。

  建物の中にも入り見学しましたので、いずれ写真をブログでご紹介しますね。

  清楚な建物につましい入場料200円。  

 

  外に出ますと折しも、さくらの花びらが散るように雪片が舞い降りてきて、めったに

  見ることのできない秋繚乱のさなかの風花にうっとりとしばし青空を見上げてしま

  いました。

  旅に出る喜びはこんなときにこそ感じます。

 

         

 

  新千歳空港から羽田へ。とても楽しい一人旅でした。

  いや~わたし、北海道にハマりそう。

 

                           

  

  

 

  

 

        

 

 


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