イスタンブールのバザール・その2

2013-06-17 23:04:37 | 旅行 ・ 装飾吊り看板

 

 

 

  こんにちは、関東地方は梅雨真っ只中で~す。

  今日は再び、前回(5月20日)の記事、「イスタンブールの二大バザール」の続き

  をご紹介したいと思います。

  前回にも書きましたように、イスタンブールにはグランドバザールとエジプシャン・

  バザールという二つの巨大市場があるのですけど。

  今回は、庶民的なエジプシャン・バザールのほうをさらにご案内します。

 

  ところで最近、イスタンブールや首都のアンカラで、デモ隊と警官隊が衝突し、大

  変な状況になっているようで・・

  とても治安のいい観光都市でしたので、ニュースの映像は信じられない光景です。

 

   

 

  ↑ 上の写真は、ヨーロッパ側の旧市街地区、エジプシャン・バザール前の広場で

  撮りました。 雨模様の日曜日。

  イスタンブールは、ヨーロッパとアジアの両方にまたがっている複雑な地理です。

  正面に見えるのがヨーロッパ側の新市街地区。

  衝突の激しいゲジ公園は、あのガラタ塔のさらに後方の方角です。

  それにしても、この観光地界隈は今どうなっているのでしょう。

 

  さて、エジプシャン・バザールは1660年に造られた歴史のある市場で、国内外の

  観光客のほとんどが立ち寄るという人気の観光スポット。

  トルコのお土産物のほか、食料品のお店もたくさん出ていますので、地元の買い物

  客も大勢来ていました。

  また、ここはエジプトとの交易品(香辛料など)が多いことでも知られています。

  同じ商品のお店が並んでいますので、激戦のようで、呼び込みに余念がありません。

     

  

 

  ↓ 下の写真はオットマンランプのお店。 ランプのお店も多い。

  オットマンは、オスマン、つまりトルコのこと。

  細かいイスラム模様のガラスモザイクのランプが異国情緒を誘います。

  日本のちょうちんにも似ていて、文化が繋がっているのを感じました。

  

  

 

  別のお店。ここも綺麗なペンダントのオットマンランプが店頭を飾っていました。↓

 

  

 

  下は、絹やレースの製品を置いているお店。

  オリエント風の。エジプトのものなのでしょうか。

  それは素晴らしい絹製品でした。 女性の夢です・・・。

     

  

 

  ↓ スカーフは、髪を隠すイスラム圏では女性の必需品ですので、あちこちで売って

  いました。大抵、重ねて山積みになって店頭に置いてあります。 

  スカーフや、前回(5月20日)の記事でご紹介したトルコの魔よけのナザール・ボン

  ジュ―などは、地方のどんなに小さな土産物店でも置いてありました。

  トルコではポピュラーで誰にでも喜ばれるお土産品なのでしょう。

  

  

 

  ↓ トルコ絨毯のお店。 退屈しているみたいですね。(笑)

  商品のディスプレイをもう少し工夫してはいかが・・? 

 

  

 

  蜂蜜はトルコの名産品ですので、土産物店でも見かけました。  

  日本のような瓶詰めではなくて、大小ほとんどがこのような蜂の巣で売っています。

  巣の部分が口の中でちょっとざらつく食感でした。

 

  

 

  香辛料のお店。エジプトからです。 びっくりするほど高いお値段の香辛料でも、

  エジプシャン・バザールでは安く手に入るので有名なのだそうです。

 

  

 

  下は、ナッツ屋さん。トルコはナッツの名産国。右奥には香辛料の山も。

  ヘイゼルナッツ(どんぐりに似ている)は世界の70%のシェアだそうです。

  加工してチョコレートやコーヒーなどに入れると聞きました。

  ところで、コーヒーはトルコが発祥地だって、みなさんご存知でした?

  知っていれば、飲んできたのに・・

 

  

 

  ↓ 食器のお店。 下段の二列には、チャイを入れる瓢箪型のガラスの食器。

    

  

 

  エジプシャン・バザールの建物の外にも、お店がたくさん並んでいました。

  周りはこのように、商店街になっています。

  やはり似たような商品がくり返し置いてありました。 築地の場外市場みたいに。

 

 

 

  ↓ ご存知、ケバブのお店です。正確にはドネル・ケバブというそうです。

  薄い牛肉をきっちりと重ね上げて肉汁が沁みこんだ塊を、回しながら焼いて、表面

  を薄く削って食します。

  パンに挟んだり、お皿にケバブに生野菜を添えて出てきたり、します。

  頂きましたけど、わたしはもともとお肉が好きな人ではないので・・ 

 

  

 

  下は、クレープのようなものですけど、ギョズメレといいます。

  トルコの代表的な家庭料理の一つでもあるそうです。

  ここでは焼いた皮に、玉ねぎや揚げ魚を挟んでいますけど、ホウレン草やチーズ、

  マッシュポテト、炒めたひき肉などを入れるところもあるそうです。

  この小さなお魚は近くのマラルメ海でたくさん釣れるのです。

  ちょうどお腹がいっぱいで、試食できなかったのが、残念。

  たまねぎに揚げ魚、美味しいでしょうね!

 

  

 

  ↓ 金物屋店。 あちこちで焚き火を見ました。 

  円筒型の焚き火用のストーブも売っていました。

 

  

 

  ↓ 最後に、エジプシャン・バザール界隈の広場です。

  左手はすぐに海ですので、カモメがたくさん飛んでいました。

  モスクが見えます。二本の尖塔は、ミナレットといいます。

  以前も書きましたけど、ミナレットのバルコニーの拡声器からアザーン(礼拝の呼び

  かけ)が日に5回流れてきます。

 

  

 

 

                            

 

 

 

  

 

 

    

 


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