シャーロック・ホームズ博物館・その3

2013-10-19 22:50:45 | 旅行 ・ 装飾吊り看板

 

 

  こんにちは

 

 

  今日は、シャーロック・ホームズ博物館の最終回です。

  下の写真は、博物館の入口のフェンスに掛かっていた可愛い看板。

  名探偵ホームズはいつもパイプをくわえていて、伊達パイプではなく、へビー・ス

  モーカーだったそうです。

 

       

 

  余談ですけど、ベーカー・ストリートのこの博物館の並びにビートルズの有名な

  グッズ専門店「ロンドン ビートルズ ストア」があり、ついでに両方立ち寄る人も

  多いそうです。ここはロンドンの中でも、中心街の一角です。

 

  さて、この博物館の4階は、ホームズの事件に出てくる人物たちの蝋人形室に

  なっていまして。

  わたしにとっては、勘弁してね、もう・・目を背けたくなるような怪奇的なフロア。

  等身大の蝋人形が、事件現場らしく立ったり座ったり・・ミイラもありましたし!

 

  たとえば、下の写真の右側に立っているのが蝋人形のモリアーティ教授。

  天才的な犯罪者で、ホームズの宿敵です。左の人は生きている見学客。   

       

 

  逃げ腰で撮ったせいか、わたしの写真は写りがあまり良くありませんので、Yahoo

  画像から2枚の鮮明な画像をお借りしてアップすることにします。

 

  下の写真は、「フランシス・カーファックス姫の失踪」のシャーロック・ホームズとワト

  ソン医師。 短編小説第42話だそうです。短編は56話まであります。

  失踪したフランシス姫(正面)は、なんと瀕死の状態で特注の棺桶の中に老婆の死体

  の上に重ねて寝かされていたのを二人が発見。火葬場に運び出される寸前でした。

             
                                   Yahoo画像

 

  さらに、下の写真は右が第8話「まだらの紐」の犯人ロイロット博士。

  左は第12話「ぶな屋敷」の家庭教師ハンター嬢。2編とも短編です。

  博士の頭上にはまだらの紐の細い毒蛇が乗り、飼い主の博士をかみ殺すシーン。  

       
                                        Yahoo画像

 

  「まだらの紐」は高校時代、英語の塾のテキストでしたので辞書を引きながら読解

  の予習をしたほろ苦い思い出の作品ですけど、面白い短編でした。

  ちなみに作者のコナン・ドイルはシリーズの中でも、この作品を1位に挙げていた

  そうですし、読者の人気投票でも1位に選ばれているそうです。

 

  この物語は、アッと驚く仕掛けでしたので、憶えているかたも多いことでしょう。

  天井の通風孔から垂らした紐を伝って訓練されたまだらの毒蛇が真下に寝ている

  ジュリア嬢をかみ殺し、またするするっと伝って通風孔に戻ってゆく、密室殺人事件

  でした。

 

  蝋人形はこのへんで切り上げて、グッズ売り場へ移りたいと思います。

 

  下の写真は、1階グッズ売り場の入口。

  到着しますとまず、この受付の人に6ポンド(今は8ポンド)を支払って、博物館の

  入場券を買いました。

  写っている女性は、同行の・・・??

 

       

 

  すべてシャーロック・ホームズのオリジナル・グッズばかり。

  キーホルダーやしおり、221B Baker Street のアドレス・プレート、マグカップ、

  ポストカード、衣類や帽子、本、雑誌、ゲーム、オルゴールなどなど・・ 

 

       

 

  入口で入場料を払ったので、最初、ここが博物館かと早合点して・・

  ホームズ愛用のインバネスコートや鹿撃ち帽も展示してありますし、解説の書籍も。

       

 

  アンティークな家具や電話もあり、博物館らしい雰囲気が、なきにしもあらず。

       

 

  愛用のパイプは商品でした。でも、グッズ売り場にしては風格のある室内・・

        

 

  隣りにもお部屋があります。置いてあるのは商品ですけど。

        

 

  キャ~かわゆい!やっぱり、博物館にしては、ちょっと変・・

  右は、ホームズのレリーフの金紙で包んだチョコレート。よく売れていました。

        

 

  ワトソン医師が新聞を巻いて握っているのがいいですね。

         

 

  プレート、キャンディ、お人形、絵、ペン、写真、タイピン、ブローチ、指貫き・・etc

      

 

  虫眼鏡を持って事件現場の手がかりを探すホームズ。

       

 

  受付の人に訊いてみました。 あのう・・博物館って、ここだけ?

  ノー、ノー、ノー、博物館はここを出て、隣りのドアから入る。上のほうまで全部

  博物館ッ!と実に情けないという顔をされてしまいました。(笑)

    

  外に出て本物の博物館に入り直し、「シャーロック・ホームズ博物館・その1」が始ま

  ったというわけです。

  お隣のお店のショーウィンドウにもホームズ人形が。

   

        

 

  この博物館は、熱烈なシャーロキアンたちの歴史的な要請に後押しされて

  1990年についに実現に至ったということです。

  世界中にファンクラブもあるそうですよ。もちろん日本にも。

 

  ここは、実際はベーカー街221番地ではなくて239番地。

  聖地の221番地にはマンションとビルが建っているらしいのですけど、未だに

  221B Baker Street London のシャーロック・ホームズ宛てに探偵依頼の

  ファン・レターを出す人が後を絶たないので、そのビルで受け取ってくれることに

  なっているようです。

  そしてなんとホームズから、「探偵業は引退しました」というお断りの返信が来る

  んですって。

  なんて素敵な人たちでしょうか。

 

  さてさて、シャーロック・ホームズは探偵業を廃業して、いまは田舎に移り住んで

  養蜂業を楽しみながらのんびり暮らしているということです~☆

  「シャーロック・ホームズ博物館」を終わります。

 

 

                              

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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