こんにちは
すっかり遅くなってしまいまして、早速ですけど、前回に引き続いて馬が登場する
吊り看板ばかりを集めてご紹介したいと思います。
前回は、ドイツに掛かっていた馬の看板で終わりましたので、続けてドイツの街か
ら始めましょう。
今回もあちこちを駆け巡ります。
実を言いますと、吊り看板の掛かっている街というのは何故か限られていますので、
同じ街をかぶって何度もご紹介することになるのが、わたしの悩みの種です。
街の写真は、なるべくかぶらないように気をつけてはいますけど、前にも見たこと
のある写真が入っていたら、お許しくださいね。
下の写真は、リューデスハイムという街に掛かっていた看板です。
吊り看板と言うにはやや無理がありますけど、装飾風の看板ということで範疇に入
れてご紹介しています。
この街は葡萄の名産地ですので、先のほうに小さな葡萄が下がっています。
↓このリューデスハイムはドイツ南部のライン川の中流あたりにあり、陽当たりの良
い広大な丘陵地には、ワインになる葡萄畑が広がっていました。
ワインの醸造業とライン川の水運業で栄えてきた港街です。
昔、この街は税金をワインで納めていたそうです。
このリューデスハイムから1時間半ほどラインを下ったところに、歌で有名な「ロー
レライ」があります。ローレライというのは川に突き出た、ただの岩山のこと。
どんな美女がいるのかと思ったら。世界三大がっかりの一つなのだそうです。(笑)
次は、リューデスハイムからそんなに遠くないハイデルベルクへ。
中世の十字軍ですけどホテルの吊り看板でした。素敵な看板ですよね。
さすが本場のドイツです。
このように、装飾の吊り看板は、商業の内容とはまったく無関係の図柄を掛けてい
ることが多いようです。
下の看板もハイデルベルクです。確か、レストランの看板だったような。
馬の看板というのは、大方は人間が乗っているのですけど、上の看板は馬一頭で
主役を張っています。
馬が主役の看板はみな、このように後ろ足で立っている図柄ばかりでした。
ハイデルベルクは、ハイデルベルク城址とドイツ最古の大学(ハイデルベルク大学)
のある学生街で知られている、中世の面影を残した古い街です。
下は、街を流れるネッカー川に架かっているカール・テオドール橋の上。
双塔を持つ橋門は18世紀に、フランス軍から街を防御するために造られました。
敵が来ると門戸が下りて街への侵入を防ぎます。今では人気観光スポット。
↓下は、ネッカー川沿岸のハイデルベルク郊外。
次はドイツからオーストリアへ行きます。
ここはアルプスの中です。ハルシュタット湖。
↓近くにある湖畔の街ザンクト・ヴォルフガングに掛かっていた馬の吊り看板です。
上のハイデルベルクと同じく、立ち上がった馬。
立ち上がるのは、そのほうが躍動的で絵になるからでしょうね。
この吊り看板のすぐ傍にある、赤い「ホテル・イム・ヴァイセン・レッスル」は強烈な
建物でした。こんな所に来ますと一瞬にして現実を忘れて異次元世界に。
このホテルはオペレッタ「白馬亭にて」の舞台として知られています。
オペレッタといいますのはオペラの軽い娯楽版のようなもので、のちにミュージカル
に発展してゆきます。
この周囲にはメルヘンな可愛い建物が多かったので、もう一つご紹介します。
↓下は壁にフレスコ画が描かれています。
両端のあたかもレンガに見えるように描かれているのは、だまし絵。
これは簡単なだまし絵ですけど、本格的なものは建物全体にレンガが描かれ、窓
まで描かれています。だまし絵もいつかご紹介できるといいのですけど。
最後に同じオーストリアのザルツブルクへ。
アルプスの裾野、ドイツとの国境にある街。
やはり、馬一頭の、これもまた後ろ足で立ち上がっている姿でした。
この馬はちょっと綺麗ですね。バーの看板のようです。
下もまた、ザルツブルクのエルメスの吊り看板。
ザルツブルクはこの3月にご紹介したばかりですけど。一度も使っていない薄暮の
ザルツブルクの写真です。クリスマス・シーズン。
丘の上に見えるのはホーエン・ザルツブルク城塞。
緑色のドーム屋根の建物はザルツブルク大聖堂。
モーツァルトはこの街で生まれ、この大聖堂でパイプオルガンを弾いていました。
映画「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台になった街でもあります。
馬の吊り看板の全部はご紹介しきれませんでした。
残りはあと少しなのですけど、次回に回します。
次回はスペインのコルドバなどのご紹介をしたいと思っています。
またお出かけ下さいね~
いつも更新が遅れて、すみません。