こんばんは
今夜は、屋根と屋根の間に打ち上げ花火が次々に上がってゆくのを見ました。
8月の終わりの花火は夏にさよならをしているようで、ほっとするやらさみしいやら。
今回は、お花を描いたビル・・お花だけではないのですけど、外壁にデコレーション
をほどこしたビルディングと吊り看板を、2、3ご紹介したいと思います。
六階建てのビル全面に、ずいぶん思いきった装飾でした。
才能のある人って素晴らしい。
こういうのは一歩間違えば“ゲテモノ”になり、あちこちからクレームのくる “見る人
を不愉快にする建物” になりかねません。
なので、よほど能力のある人でないと成功しない仕事ではないでしょうか。
このお花のビルは街並にも素敵に調和していて、いかにも音楽の都ウィ―ンらしい
ムードを演出していました。(後記:このビルは世界的に有名な建築家オットー・
ヴァーグナーの設計によるもので、”マヨリカハウス”という作品だそうです。19世
紀末のアールヌーヴォーの建築の一つだということです。・・・2014年7月記す)
下の写真はその部分拡大です。
このお花、最初はウォ―ルペインティングかと思ったのですけど。
自宅に帰ってから、画像を細部拡大して見ますと、四角い色タイル(たぶんタイル)
をたくさん組み合わせて張り、図柄を作ってあるのが分かりました。
そのお花のビルに並んで、もう一棟、金色のデコレーションのビルが。
これも画像を拡大して見ますと、詳しくは分からないのですけど、天然石やガ
ラスみたいないろんな素材が貼り付けてありました。(後記:これも、無名の建物
ではなくて、メダイヨ・マンションという名の有名な建築物。金の装飾はコロマン・
モーザーの作。2014年7月記す)
下も、ウィーンにあった建物です。
こちらはウォ―ルペインティングのようです。
嬉しいことに、このブログのテーマの吊り看板が掛かっていました。
吊り看板を見つけたときは、やった!という気分に。 昆虫探しに似ています。
キリスト教会の奉仕レストランなのでしょうか、そんな雰囲気のお店ですね。
吊り看板が出てきたついでに、やはりウィーンの“モーツァルト”というカフェに掛か
っていた看板を。
これも吊り看板の範疇に入れています。
モーツァルトはザルツブルクで生まれ、ウィーンで活躍しましたので、お土産物の
チョコレートやお菓子の包装紙にまでモーツァルトの肖像画が入っていました。
下にBEI DER OPERA とありますのは、オペラハウスの近く、という意味だそ
うです。
このカフェからウィーン国立歌劇場が近いので。
最後に、古いキリスト教会の見えるウィーンの街角です。
もう処暑になりました。 今までのような高気温はないことと思いますけど、夏のお
疲れが出ませんように、みなさん体調にご注意ください。