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Practice Makes Progress

~ナースえいや三十にして立つ~
アメリカでCNA→ICU RN→NP

当ブログをご覧になられている方へ

更新日:2022年01月19日

Practice Makes Progress ~ナースえいや 三十にして立つ~」へようこそ(^^)
現在のコンテンツはナースプラクティショナー(NP)としての勤務やアメリカ日常生活・子育てに関する事などが中心となっています。
・ えいやの自己紹介はこちらへどうぞ。
・ アメリカ看護留学、アメリカでRNになりたい方(アメリカ市民・永住者を除く)は初めにこちらをご参照ください。
・ FNPプログラム、ナーシング・プログラム、看護師(RN)、看護助手(CNA)として働いていた時の様子に関しては右サイドバーにある各カテゴリーよりご覧ください。
・ アメリカの移民ビザ&グリーンカード情報をご覧になりたい方は初めにこちらをご覧ください。
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アメリカでRNになりたい方へ②

2013-06-16 13:26:19 | 【アメリカ】RN(看護師)
前回(アメリカでRNになりたい方へ)の続きです。


 ① Nursing programへの入学が困難

アメリカでRNとして働く為に
アメリカの大学の看護学部へ入学(留学)を希望する方がいらっしゃいますが
日本人を含む外国人留学生にとって看護学部への入学は年々厳しくなっています

まず、看護学部への入学が厳しい理由ですが、昨今の不況により
RNという安定した職を希望するアメリカ人が急増している事です
アメリカ人でも職に就く事が困難な状況ですので
外国人を看護学部に入学させるよりも、
アメリカ人を看護学部に入学させて職に就かせたいという事が挙げられます。
また、⑤就労ビザ取得が困難において後述しますが
移民局の方針により外国人RNが就労ビザを取得するのが大変難しい状況です。
この点も、看護学部への入学困難な現況に影を落としていると考えられます。

さて、どれだけ看護学部入学が困難かと言いますと
各州・各大学によって方針が異なるので一概には言えませんが、
留学生の看護学部入学を一切受け付けていない大学というのも出てきています
また「外国人留学生お断り」としていない看護学部でも、
留学生には特別な「条件」を付けている大学も多く存在するようです。
例えば、えいやが通った看護学部では
外国人留学生の締め出しはありませんでしたが
K-12(幼稚園から高校)教育を英語圏で受けなかった生徒には
TOEFL (iBT)120点満点中100点の取得を義務付けていました
(詳しくはTOEFL iBTを参照)
この100点というのは
アメリカでもトップクラスの大学院入学に必要とされている点数です。
この一例は留学生だけを制限するものではありませんが、
日本人留学生が看護学部に入りたい場合、1つの壁になる事は間違いないです

余談ですが、えいやが留学生だった頃(2000年初頭)は
外国人RN用のグリーンカード発給枠があったので
看護学部に入る留学生は結構いたんですよね~~~
2007年以降、移民局がこのグリーンカード申請を受け付けなくなった影響か
えいやのクラスには全く留学生がいませんでした。
えいやを含む外国出身者は
すでに帰化してアメリカ国民となっているか永住権保持者だったので
看護への道を選ぶ留学生は大幅に減っているのだと実感した記憶があります。
まぁ、たまたま留学生がいなかっただけの可能性もありますが


次回(アメリカでRNになりたい方へ③)へ続く。


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アメリカでRNになりたい方へ

2013-06-11 14:32:15 | 【アメリカ】RN(看護師)
アメリカでRNとして働きたい日本人の方から問い合わせをいただく事があります
日本で看護師として働いている方だったり、
日本での看護経験はないけどアメリカでRNになる為に留学したい方など
バックグラウンドは様々ですが、一貫して言えるのは
アメリカで合法的に滞在しRNとして合法的に就労したいという点
この場合、すでにアメリカ永住権を保持してアメリカに住んでいる方は該当しません。
アメリカ国民や永住者であれば、えいやが通った道のりと同じく
「Nursing programへ入学 → NCLEX-RNに合格 
 → RNライセンスを取得 →就職先を見つける」これだけの事です。

さて、アメリカ市民権や永住権を持たない日本人が
アメリカでRNとして働ける機会ですが
まず結論から言うと大変厳しいです。
2013年6月現在ほぼ無いと思ってください

ここで「ほぼ無い」ってどういう事っちゅーねんと思ったあなた。
そうです、ほぼ無いって事は、100%無いって事ではないんですね。
合法滞在・就労資格が無い外国人でも
アメリカでRNとして働けるチャンスは実はあります
例えば、NAFTA(北米自由貿易協定)締結国であるカナダ・メキシコの看護師は
TNビザを申請すればアメリカで就労可能。
同じく、AUSFTA(米豪自由貿易協定)を結んでいるオーストラリアの看護師も
E3ビザ(永住権のEB3枠ではない)を申請してアメリカで働く事が可能です。
じゃあ日本は?と言うと、日本とアメリカは特別な協定を締結していないので、
アメリカRNを目指している日本人がアメリカで就労出来る機会は
残念ながら無いに等しいです

日本人を含む一般的な外国人がアメリカでRNとして働くのにぶつかる壁は
大きく分けて5つあります
 ① Nursing programへの入学が困難
 ② NCLEX-RNを受験するのにSSNが必要
 ③ 州へのRNライセンス登録するのにもSSNが必要
 ④ 就職先医療機関の確保が困難
 ⑤ 就労ビザ取得が困難

次回からはこれらの点を詳しく説明していきたいと思います。

(注意事項)
えいやはRNライセンスやビザ取得の専門家ではありません。
当シリーズの記事は
一般的な現状(2013年6月現在)をお伝えする為に執筆されたものであり
全てが正しいとは限りませんので
あくまでも参考程度に留めていただきたく存じます。
また、間違い等がありましたらご指摘いただけると幸いです。

こちらをご覧になって更なる質問事項等がありましたら、
メッセージのみでお受けしますので、
左サイドバーにある「メッセージを送る」から送信してくだされば
可能な限り迅速に返信させていただきます。


次回(アメリカでRNになりたい方へ②)へ続く。


人気ブログランキングへ←海外で働くのは多くの面において壁があります

ハジけるのもそこそこに

2013-06-03 15:50:09 | 【アメリカ】RN(看護師)
アメリカ国内外から多くの観光客が訪れるラスベガス
えいやの病院にも様々な観光客が運ばれてきますが
ラスベガスならではの珍患者(?)をご紹介いたします

うちのフロアでは脳疾患を主に扱っているんですが
その内の1つにアルコールや違法ドラッグの離脱症状も含まれるんですね
ラスベガスは言わずと知れたパーティー都市なので
アルコールを飲み過ぎて病院に運ばれる観光客は結構います
軽度の急性アルコール中毒であれば
ERで処置→落ち着いたら退院という流れになりますが
アルコールの離脱症状が長時間に及ぶ場合なんかは
ERからうちのフロアへと入院手続きが取られます
あ、でも生命を脅かすようなケースはまずICU送りです。
うちのフロアに来るのは、あくまでも生命の危機にはないけど
離脱症状で家に帰すには危険な患者さんね。

入院日数は大体3日で
元々のラスベガス滞在予定日数をオーバーする人がほとんど
ま、そうよね。
遊びにくるつもりが予定外で入院する羽目になるんだもの。

離脱症状患者のケアはと言うと
アルコール中毒者はビタミン系が不足しているので
バナナ・バッグと呼ばれるビタミンやら何やら入った物が
ERもしくはうちのフロアで1-2バッグ(1-2L)ほど点滴されます。
この点滴、バナナは入ってません
黄色い液体なのでバナナ・バッグだそうです
あとは毎日ビタミン剤も処方されますね。

アルコールのデトックスにはChlordiazepoxide (Librium)という薬が主流なので
 1日目は50mgを6時間毎(1日合計200mg)
 2日目は50mgを8時間毎(1日合計150mg)
 3日目は25mgを8時間毎(1日合計75mg)
といった具合で定期的に処方するけど
Cold TurkeyはNGなので量は徐々に減らしていきます。
また、これで足りなければ必要に応じて
25mgを6時間毎に処方出来るようにもなってます。

離脱症状がLibriumだけで抑えられない場合は
定型化された離脱症状の薬一覧があるので症状に合わせて薬をあげる事も可能。
一般的な症状の一例としてはこんな(↓)感じ。
 高血圧 → Clonidine (Catapres)
 発熱 → Acetaminophen (Tylenol)
 吐き気や嘔吐 → Ondansetron (Zofran)
 下痢 → Loperamide (Imodium)
 不安や興奮 → Lorazepam (Ativan)
 手足の筋肉の震え → Methocarbamol (Robaxin)
 不眠 → Zolpidem (Ambien)
 痙攣・発作 → Lorazepam (Ativan)

おっと、観光客の話をするつもりが
アルコール離脱症状の治療法の話に脱線しちゃいました
ま~、旅行中にハメをはずしてアルコールで入院なんて
全くもって回避可能だし
本当にお金と時間の無駄なので皆さん気をつけましょう
ハジけるのもそこそこに

人気ブログランキングへ←アルコールは男性が多い

独り立ちから2ヶ月

2013-04-12 00:00:00 | 【アメリカ】RN(看護師)
新米RNとして独り立ちしてから2ヶ月経ちました
最初の2週間はRapidやら打ちのめされるやら最悪だったけど
その後はバイタル・サインやアセスメントを徹底して行い
大事が発生する事なく順調に成長出来ていると感じています
最初は周りの同僚ナースに助けてもらいっぱなしだったけど
今では自分の力で全てをManage出来るようになってきたし
他のナースを助けられる余裕も出てきています

でも、やっぱり夜勤の9人担当は結構キツイです
Demandingな患者が誰1人いなく、Pain medも2人×2-3回、
入院や退院手続き無し、急変無し、安定している患者だったら
9人担当でも比較的余裕をもってシフトを終わらせられるけど
(それでも四六時中動き回ってるけど
実際はそういう訳にはいかないんですよね~~~

何だかんだ、Attentionが必要な患者、シフト開始直後から退院手続きだったり、
入院手続きが1晩で3件(2件までなら比較的大丈夫だけど3件はキツイ)、
患者が転倒(その後の手続きが大変なんです)などなど
水分補給もトイレに行くのも忘れるくらい飛び回っている事がほとんど
ストレス半端ないです

本当は1人1人の患者さんの検査テスト結果、医師の経過記録、
他のナースのアセスメントなどを読み込んで
その患者さんの状態をしっかりと把握したいのですが
忙しいと当面の問題に追われて、それ(↑)も掻い摘んでしか出来ず、
シフト・チェンジの時に日勤ナースから
「これはどうなっているの?」と聞かれても答えられない
(=患者の事をあまりわかってない)事もあるんです
この会話を患者さんや家族の方が聞いたら
「このナースに自分・家族の命は預けられない」と思うでしょうが
1:9のPatient ratioだと、どうしても限界がある時がたまにあります
理想的でパーフェクトな職場というのは滅多に巡り合えない事はわかっているけど
現在の状況はあまりにも理想とかけ離れており
下手すると安全な看護を施せない事も有りえるので
いずれはMove onする予定でいます。

今のところはこんな感じ。今日から3連勤頑張ってきます


人気ブログランキングへ←7人担当だと天国のよう

打ちのめされる

2013-02-15 04:24:32 | 【アメリカ】RN(看護師)
先日の夜勤は心身ともにボロボロ
初めての経験が3つ立て続け
しかもシフト交代前に起こったので1時間半オーバーで退勤。
駐車場で車に乗り込むもののチャートし忘れに気付き
再びフロアに戻って素早くチャート

もうね、泣けて泣けて仕方なかったです
ナーシング・スクール時代の親友に電話をかけ
まっちゃんにも電話をかけ
泣きながら支離滅裂な話を聞いてもらいました

新人ナースが通る道だとは分かっているけど
「出来ない」「わからない」「怖い」といった色々な感情で辛いです。
頑張っているからこそ強い自信喪失の念に駆られている気がします。

1日で完璧なナースになれる訳ではないので
毎日頑張っていくしかないですよね~~~
でも、先日は本当に辛かったです

今夜から2日連続で勤務に入ります。
急変はもちろん、IMCやICUへ移動させなければいけない患者さんが出ないよう
しっかりアセスメントし、少しの変化にもきっちり対応するよう頑張ります。

まだまだ2週目、頑張れわたし


人気ブログランキングへ←要領は悪いほう

独り立ち

2013-02-12 02:13:11 | 【アメリカ】RN(看護師)
夜勤トレーニング4週間を経て独り立ちデビューしました

夜勤トレーニングは4人から9人担当まで徐々に増やしていったけど
7人以上になるとストレス度も増えるのか
勤務翌日の疲労度がグ~ンとアップした気がします。
9人担当でも入退院手続きがなく、患者さんの容態も安定していれば
新人のえいやでもしっかり管理出来ていると思います。
でも、急変だったりハプニング的な事が起こると
まだまだペースについていけなくてストレス度が急上昇
Overwhelmed(圧倒)されてしまい心身ともに大変です

独り立ち初日は8人担当。
以前にも受け持った事のある容態の安定した患者さんが
日勤時から不安定なった状態で勤務開始。
シフトレポートの際から「このシフト嫌だな~」と思ってたんですが
予感的中、Rapid responseを呼ぶハメに

Rapid responseとは、コードブルーのように心肺停止ではないけれども
迅速な処置が必要な際に病院全体に知らせる館内放送です。
例えば、血中酸素濃度が著しく低下した時や
今回のえいやの患者さんの場合は
機械測定が不能なほどの低血圧(70/40以下)に陥ってました。
Rapid responseを呼ぶとICUのチャージ・ナースを始め
病院各所から色々なスタッフが部屋へ駆けつけて対処してくれます。

これらスタッフから投げかけられる質問に
患者さん担当のナースとして答えなければならずオロオロ
最終的にはIMCへ患者さんをアップグレードする事になったけど
医師に電話したり、家族に電話したり、アップグレード手続きなど
全くもって慣れていない作業をするのは時間がかかるし
ストレスMAXで爆発しそうでした
言わずもがな、この日はチャートが遅れに遅れまくって
1時間オーバーで退勤

2日目はシフト開始直後に暴力沙汰でコードグレー
精神混乱が見られる患者さんが
スタッフに暴力をふるおうとして(未遂)コードグレーを館内放送で伝達。
セキュリティのスタッフが3人かけつけて対処している間
医師に連絡を入れて落ち着かせる薬のオーダーを取り
それを投薬した後は何とか事態が落ち着いたけど
初日のRapid responseと言い、2日目のコードグレーと言い、
新人として「TOO MUCH!」状態だったので
チャージ・ナースや先輩ナースにチョー助けて貰ってました
こういった想定外の事が起きると
とても1人では全てを管理しきれないです

3日目は8人担当で何事も無かったので定時に上がれ
忙しいながらもストレスが少なくて良かったです~~~
毎日がこんなだといいんですけどね~~~


人気ブログランキングへ←早く仕事に慣れたい

Med/Surgナース3人集合

2013-01-25 08:51:15 | 【アメリカ】RN(看護師)
ナーシング・プログラムに通っていた時に
いつも一緒につるんでいたのがエミリー(仮名)とエレナ(仮名)
残念ながら就職先は違う病院になってしまったけれども
3人ともMed/Surgで働いているので色々情報交換してきました。

エレナはえいやも行っていた実習先の病院に就職。
日勤なので受け持ちはMAX6人。
新卒プログラム12週間(羨ましい)のうち9週を終えており
6人受け持ちにも何とか慣れてきたところ。
あと3週間のトレーニングで完全に6人担当に慣れて
独り立ちデビューに備えている最中らしいです。
ちなみに平日3日だけ働けば良いらしく
週末に働かなくて良いというのは何とも羨ましい限り。

エミリーはえいやの病院と姉妹関係にある系列病院に就職。
夜勤で受け持ちはMAX6人(羨ましい
新卒プログラムがスタートしたばかりで
8週間のトレーニング(フロアは実質6週間)を経て独り立ち予定。
フロアでのトレーニングはまだ1週目なので
エミリー自身も把握していない事が多いようだけど
精神科系の患者さんが多く入院してくるフロアのようで
暴れたりする患者さんのマネジメントが大変そうな様子。

えいやは夜勤でMAX9人受け持ち(ありえな~い
脳卒中ユニットだけど、アルコールやドラッグのデトックス、
てんかんや痙攣を起こす患者さんをメインとして
他の内科系(肺炎や腸閉塞)の患者さんも入院してくる病棟です。
新卒プログラムは7週間(うちフロアトレーニング6週間)で
あと2週間弱で独り立ち予定。
アメリカでは給料日が2週間に1回とか月に2回が一般的なのですが
えいやの病棟では1つのPay period(2週間)につき
週末2日はシフトに入らなければいけない事になっています。
なので、毎週土日いずれかの1日働くか
1週末(土日両日)働いて次の週末はお休みにしなければいけません

どこの病院でもフロアも一長一短ですが
やっぱり、えいやの病棟は9人受け持ちなのが一番のネック
それでいてトレーニングが6週間なので
せめてでもエレナのように12週間あるといいな~と心底思いました。
6人受け持ちならトレーニング6週間でもいいけど
受け持ち人数が変わる予定は無いので
トレーニングの週数を上げて貰うのが一番現実的かも。
面接時にマネージャーから
受け持ち人数が7人に変わる予定と聞かされていた件ですが
同僚によるとこれは1年も前から言われている事らしく
未だに何の変化も無いので、あまり期待しない方が良さそうです


人気ブログランキングへ←前途多難

指示が欲しいのだ

2013-01-20 08:43:15 | 【アメリカ】RN(看護師)
昨日の勤務の出来事。

シフトがもうすぐ終わる午前6時。
深夜に新しく入院してきた患者さんの尿検査が必要だったので
寝ている患者さんを起こして尿を出してもらうように指示。
10分後に再度部屋を訪れると

 あ~眩暈がする

と言うのでバイタルサインを計るも
脈拍、血圧、血中酸素濃度など全てにおいて異常なし。
ただ、ものの1分で「星が見える~」とか「部屋が回ってる」など言い出し
目はうつろ、ろれつが回らず、こちらの指示にも従いにくくなり
明らかに意識が混濁していったので
「これはマズイぞ~~~」という事でプリセプターを呼んで
患者さんに付き添って貰っている間、医師に電話連絡

医師に連絡する際はSBARという連絡形式があって
 S=Situation(現在どんな状態なのか)
 B=Background(患者のバックグラウンド)
 A=Assessment(アセスメントの結果)
 R=Recommendation(どんな治療が必要だと思うか)
を伝えるのがアメリカでは一般的です。

えいやもこれに則って、
 S=眩暈を訴えた直後から意識が混濁し始めました
 B=痙攣を起こして梯子から落ちた為、深夜に入院してきた患者です
 A=血圧は122/72、脈拍は79・・・
と言い終えない内に医師から放たれた言葉は


   「何が欲しいんだ



えいや、こう言われて固まっちゃいましてね
「新しく痙攣を起こして入院してきたので、アセスメントの結果から
 また痙攣を起こしているか、これから痙攣を起こす可能性はあると思います。」
と言うのでいっぱいいっぱいでございました
結局、薬などのオーダーは無く「観察し続けろ」の指示だけだったんですが
新卒で経験が全然無いえいやに「何が欲しいんだ」は辛いです~~~


   「指示が欲しくて電話してるんだっっっ(゜Д゜)


って感じでしたけど
後に同僚ナースへ「こう言われた時はどうすればいい?」と聞いてみたところ
「Frequent neuro checkとかMRIとかCTだね」との事。
言われてみると確かにその通りだけど、
やはり経験が無いと咄嗟には思いつかないし
第一、こういった場合にどんなオーダーが出るとか
どんな検査をするのが一般的か分からないので難しいです
ナースは医師の指示に従うだけでなく
自発的に意見を出す事、Critical thinkingが本当に求められるんだな~
と思った出来事でした

ちなみに...この患者さんは元々Neuro check Q4Hだし
その日の午前中にMRI検査に行く予定だったので
結果的に医師から貰えるオーダーは「要観察」以外に無かったのでした
意識の混濁は5分程度で終わり
その後は前の状態に戻ったので良かったですが
こうやって急に様子が変わるとドキドキしちゃいますね~。
また1つ良い(?)経験になりました


人気ブログランキングへ←医師への電話は苦手

夜勤開始

2013-01-16 06:23:21 | 【アメリカ】RN(看護師)
トレーニング3週目から夜勤(19:00~翌07:30)になりました
最初の日は4人→次の日5人→さらに次は6人と
1日ごとに担当人数を増やしていっています

忙しい日勤で3人受け持っていたせいか
夜勤で4人担当というのは結構時間に余裕があって楽でした
特に患者さんの動き(入退院)も無かったので
投薬で回って、シフトアセスメントなどのチャートをするだけ
午前0時の時点で全てのチャートは終わっていたので
朝方(05:00以降)まで暇を持て余してました~

5人担当した時は、1人をICUにアップグレード
その後1人のアドミッションをしたので多少忙しかったです。
アップグレードの患者はシフトに入る直前にERから入院してきた患者で
シフトアセスメント時に過呼吸気味だったのが少し気になってたんです。
医師にBreathing treatmentか何か処方して貰えないか電話しても
Lasix 40mg IV nowのオーダーだけで呼吸器系のオーダーは無し。
しばらくはNasal Cannulaを2Lで様子見してたけど
SpO2が84%まで下がったのでNon-rebreatherに変更
それでも89%から上がらなかったので医師に再度電話連絡入れたところ
ICUへのトランスファー指示が出たので
家族に連絡入れたり、ICUナースへレポートしたり、
その他トランスファーに必要な手続きをして色々勉強になりました

6人担当の時は、5人スタートで後にアドミッションが1人。
この日はどの患者も安定していたんですが
なぜかIVを新たにスタートさせなければいけない患者が2人もいて
RNとして初☆IVスタートでした
点滴の針を刺すのが得意ではなく緊張したけど
無事に一発で入ったので良かったです
手はブルブル震えてたけどね

夜勤は担当人数が多いので仕事量はあるけれども
医師の巡回はほとんど無いし、家族の面会もほとんど無いので
日勤よりも自分のペースで仕事が出来る感じはします。
ただ、人数が増えるごとに余裕が無くなってきているので
9人担当になった時に同じ事が言えるかどうかは疑問です


人気ブログランキングへ←6人で結構大変だと実感

スタッフ不足

2013-01-12 10:21:25 | 【アメリカ】RN(看護師)
ここ1-2週間うちのフロアは満床続きなんですが
どうやら病院全体でもそうらしく
休みの日にチャージナースから電話がかかってきました
病院全体でスタッフが不足しているので
余分にシフトに入ると時給が$15増しですよ~~~
フルタイムのえいやは残業扱いになるので
お給料はさらに1.5倍になりますよ~~~
と何とも嬉しい電話だったんですが
えいや、まだトレーニング中なんですよね~~~

  残 念 

このお給料はとて~も魅力的だけど
まだまだ1人で安全に患者さんをケア出来ないので無理ですね
このチャージナースは聞いた事のない名前で
まだ対面した事のない人だと思われます。
えいやがトレーニング中だと知らなかったようなので
間違って(?)電話してきたみたいですが
スタッフ不足だとこんな事もなるんだな~と勉強になりました。

それと同時にCNAをしていた時にこんな事もあったな~と思い出しちゃいました。
ちょっと似た出来事?


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