食糧計画
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26日の昼 パン、マヨネーズ、レタス
30日の昼 パン、ハム、マヨネーズ
これを当時のワンゲルでは「オープンサンド」と言っていました。
オープンサンド
この名前を最初に耳にしたのは1978年の5月でした。
「新歓」、すなわち新入生歓迎合宿の時です。
国鉄で豊後中村駅へ。そこからバスで長者原に向かい、着いたのがちょうど昼頃でした。
昼食は、事前にもらっていた計画書に「オープンサンド」と書いてあったので大いに期待していました。響きのいい「オープンサンド」という言葉に。
1年生が背負わされていたキスリングの中から出てきたのは、巨大な食パン(業務用?40枚くらい入っていた)、フィルムに包まれたままのレタスの玉、ハム、そしてビッグサイズのキューピーマヨネーズ。
その後の光景が衝撃的でした。
レタスは葉を、玉からそれぞれで剥がしてパンにのせるのです。
「えつ、洗わないの?」と呆然とながめていたら
さらに手づかみでハムを加え、チューブからマヨネーズをしぼり出したものがオープンサンドでした。
先輩方はそれを豪快にほおばり、飲み物は…
これまた豪快に水ポリに口を付けて回し飲みするのでした。
あまりにも強烈だった出来事だったのに、いつしか記憶からすっかり消えていました。
先輩から届いた当時の合宿計画書。そこに記されたパンにマヨネーズの昼食を目にしたとき、忘れていたオープンサンドの思い出が鮮やかに蘇りました。
半世紀ぶりに開けたタイムカプセルでした。