
伊集院静さんの本は好きで よく読んでいます。
いねむり先生こと、色川武大さんの本も若い頃よく読みました。
確かエッセイか何かで自分はナルコレプシーなのだ、と書かれていて、
その時に初めてナルコレプシーという病気を知りました。
みんなで麻雀をしていても、急にストンと眠ってしまう。
そんな病気があるのだなぁと思った記憶があります。
二年前に新婚の妻を病気で亡くしたサブローは「先生」を紹介される。
妻を亡くして以来、アルコール依存症やギャンブル、
幼少から潜んでいた精神の病が再発し、幻聴や幻覚に悩まされていた彼を、
不思議な安堵感で包み込む先生。
小説家で博奕が好きな先生と先生を取り巻く、先生を愛する人々と交流するうちに
サブローも先生に惹かれていき、一緒に「旅打ち」をするようになります。
地方の温泉場や競馬場で二人が並ぶ風景は、読んでいる者も安心する、
そんな穏やかな体温を感じます。
「サブロー君」といつも礼儀正しく話かける先生。
二人がいつも丁寧な言葉で話をしているのを読んでいると
先生にもサブローと同じ病があり、苦悩の日々をすごしているのが信じられない。
私も一緒に月を見上げながら、眠っている先生を起こさないように風に吹かれていたい、
そんな気持ちになりました。
「その人が
眠むっているところを見かけたら
どうか やさしくしてほしい
その人は ボクらの大切な先生だから」
にほんブログ村
いねむり先生こと、色川武大さんの本も若い頃よく読みました。
確かエッセイか何かで自分はナルコレプシーなのだ、と書かれていて、
その時に初めてナルコレプシーという病気を知りました。
みんなで麻雀をしていても、急にストンと眠ってしまう。
そんな病気があるのだなぁと思った記憶があります。
二年前に新婚の妻を病気で亡くしたサブローは「先生」を紹介される。
妻を亡くして以来、アルコール依存症やギャンブル、
幼少から潜んでいた精神の病が再発し、幻聴や幻覚に悩まされていた彼を、
不思議な安堵感で包み込む先生。
小説家で博奕が好きな先生と先生を取り巻く、先生を愛する人々と交流するうちに
サブローも先生に惹かれていき、一緒に「旅打ち」をするようになります。
地方の温泉場や競馬場で二人が並ぶ風景は、読んでいる者も安心する、
そんな穏やかな体温を感じます。
「サブロー君」といつも礼儀正しく話かける先生。
二人がいつも丁寧な言葉で話をしているのを読んでいると
先生にもサブローと同じ病があり、苦悩の日々をすごしているのが信じられない。
私も一緒に月を見上げながら、眠っている先生を起こさないように風に吹かれていたい、
そんな気持ちになりました。
「その人が
眠むっているところを見かけたら
どうか やさしくしてほしい
その人は ボクらの大切な先生だから」
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神社で居眠りしている先生を見守っている・・
そのあたりです。書評を読んで飛びついた一冊です。
先生の持っている雰囲気とか
他人に対する気配りとかが、心を落ち着かせるんですね、きっと。
色川武大さんが存命中はアウトローなイメージだったので、
なんと可愛らしく素敵な方だったんだろうと思いました。