エロ本の判断基準の話

2008年04月21日 | Weblog
今日、車で息子(小2)と家に帰る途中にコンビニに立ち寄った。
息子を車に残し、店で買い物を済まし車に戻ると、待っていた息子が買った物が入ったビニール袋を漁りはじめた。
そして、その中から本日発売の「週刊ヤングマガジン」を取り出して、こう言った。
「お父さん、またエロ本買ってんじゃん
ちょ、ちょと待て息子よ。これは毎週月曜日に日本全国の普通の男性諸君が普通に読んでいる、ごく普通のマンガ雑誌なんだよ
これは断じてエロ本ではな~い
そもそも、この様な間違った情報を植え付けたのは、俺の母親(息子のおばあちゃん)である。
おふくろは、雑誌の表紙が水着の女性であれば「そんなイヤラシイもの読んで」と無条件でエロ本と決めつける
だいたい親の前で堂々とエロ本を読む奴がいるかい?
そんな情報を刷り込まれ、洗脳された息子が呪文のように車内で叫ぶ
「お父さんはエロ本が好きお父さんはエロ本が好き
「アホかぁ、お父さんはオッパイは好きだけどエロ本は一冊も持ってない
「ウソつけ家に一杯あるじゃんか
「ウルサイお父さんはオッパイは好きだけど家にあるのは全部普通のマンガだよ
こんな出口の無い会話が家までつづく。
家に着くと、息子は納得のいかない表情を浮かべながら家の中に入って行った。
つづいて俺も車から降りると、お隣さんがマイカーを洗っていた。
俺はお隣さんと挨拶をかわし、昨日のジャイアンツの不甲斐無い負け方について熱く語り合っていた。
すると、息子が一冊の雑誌を持って家の中から出てきた。
息子は、俺とお隣さんに歩み寄り「これエロ本じゃあねえのかよ
と、これでどうだと言わんばかりに雑誌をガッバっと開いて見せた。
そこには「衝撃裸身」と書かれた女性のヌードが載っていた。
さっきまで熱くジャイアンツを語っていた俺の隣のお隣さんが凍りついている
息子よ、ちょっと待ってくれ。ちょっとタイム。タイム
大人の世界ではねぇ、ご近所付合ってのがすごく大事なんだよ。
お父さん、この場をどう取り繕っていいか分からないよ
お父さんエロエロに見られちゃうじゃん
お隣さんは、ここまでの話の流れを分かってないんだよ
お前はエロエロの親を持つ息子だと思われてもいいのかい?
その雑誌はねぇ「FLASH」という写真誌なんだよ
芸能界のスチャンダルやゴシップとか色々書いてあるんだぞ。すごいだろ
だからそのヌードは、雑誌の中に付いている袋とじのオマケ(ミシン目どうり切ってあるけど)なんだよ。
お前の好きなポケモンパンに付いてくるポケモンシールと一緒なんだよ。
そうさ大人用のオマケなのさ
俺は黙って、笑顔でお隣さんに頭を下げ、息子の肩を抱き家の中に入った。
そしてこれ以上騒ぎがデカクなって嫁の耳に入り、嫁の刀狩りならぬ雑誌狩りにあうのを恐れて、俺は家のなかで貝になった。
でも俺の心は叫んでいた。
「俺は冤罪だぁ
息子よ、今はお父さんはもうなにも言わないよ。いつか男のお前にも分かる日が来るから









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